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一ヶ所一種

 ツワブキの花が見ごろを迎えたトンボ王国。同じく満開のヨシノアザミには、吸蜜のホシホウジャクが集まっています。

  0W9A7407ツワブキ2020・10・27トンボ王国右手湿地保護区 0W9A7668ホシホウジャク吸蜜&ヨシノアザミ2020・10・29トンボ王国 0W9A7610ホシホウジャク吸蜜&ヨシノアザミ2020・10・29トンボ王国
   ツワブキ        ヨシノアザミとホシホウジャク

 また2年前に育ち過ぎた2本のケヤキを伐採した「とんぼ館中庭ビオトープ」では、たっぷりの日差しを浴びて育つようになったフジバカマ群落に南下中のアサギマダラが次々と舞い降りています。

  0W9A6436フジバカマ2020・10・23トンボ王国あきついお中庭ビオトープ 0W9A7229アサギマダラ2020・10・27トンボ王国あきついお中庭ビオトープ 0W9A7248アサギマダラ2020・10・27トンボ王国あきついお中庭ビオトープ
   フジバカマ       舞い降りたアサギマダラ  

 晴天の昼下がりには、湿地保護区を囲う防獣柵で多くの赤トンボがハネを休めています。

  0W9A7389マユタテアカネ♂&ノシメトンボ♀2020・10・27トンボ王国右手湿地保護区 0W9A7379ナツアカネ♂2020・10・27トンボ王国右手湿地保護区 0W9A7064キトンボ♂2020・10・26トンボ王国右手湿地保護区
  マユタテ♂&ノシメ♀  ナツアカネ♂    キトンボ♂

  0W9A6445アキアカネ赤化型♀2020・10・23トンボ王国 0W9A6119アキアカネ♂2020・10・20トンボ王国 0W9A6257ミゾソバ2020・10・21トンボ王国多目的広場
   アキアカネ♀    同 ♂        ミゾソバ

 そろそろ、ヒメアカネやキトンボの産卵を狙わないといけない季節になりました。そこで、スタッフたちは除草作業に精を出しているのですが、防獣柵未設置の場所はすぐにイノシシのエサ場と化してしまいます。湿地保護区の大半を囲ったこともあり、行き場が少なくなった今年のイノシシたちは池の中にある島もグチャグチャに。被害は保護区入り口の博物館近くにまで迫っています。

  0W9A6295除草作業2020・10・21トンボ王国本谷奥湿地保護区 0W9A7059イノシシ荒らし2020・10・28トンボ王国 0W9A7065イノシシ荒らし2020・10・28トンボ王国
   除草作業中         イノシシ荒らしの状況
  
 春先の少雨と、アメリカザリガニの大繁殖で1頭の羽化も確認できなかった四万十川トンボ池のアオイトトンボ。奇跡的?に♂4頭と、ノーマル♀1頭が水辺に戻ってきました。どうにか、来シーズンにつながったようです。

  0W9A7306アオイトトンボ連結産卵2020・10・27四万十市中村四万十町四万十川トンボ池 0W9A7326アオイトトンボ連結潜水産卵2020・10・27四万十市中村四万十町四万十川トンボ池 0W9A7328アオイトトンボ連結潜水産卵2020・10・27四万十市中村四万十町四万十川トンボ池
          アオイトトンボ連結潜水産卵

 周囲の雑木が成長した同所の赤トンボは、リスアカネが優占種になってきた感じです。結局今シーズン、同所でナツアカネの産卵を確認することはできませんでした。かつては一ヶ所の水辺で多くの赤トンボを見ることができた四万十地方ですが、近年は一ヶ所の水辺で一種類でも赤トンボの産卵が確実に見られれば上出来、といった感じになってきました。なお、北風が吹き込んだ翌日、下流のトンボ池でアオビタイトンボの♂が見つかりました。すでに定着が確認されている山口県か、近年ちょくちょく見つかる松山市あたりからの飛来と推察されますが、北風で南方系のトンボがやってくるのも不思議な話です。

  0W9A6523リスアカネ交尾2020・10・23四万十市中村四万十町四万十川トンボ池 0W9A6451四万十川トンボ池2020・10・23四万十市中村四万十町四万十川河川敷 0W9A6106リスアカネ連結産卵2020・10・20四万十市中村四万十町四万十川トンボ池
   リスアカネ交尾        同 連結産卵

  0W9A6506ノシメトンボ連結産卵2020・10・23四万十市中村四万十町四万十川トンボ池 0W9A6053アキアカネ連結産卵2020・10・20四万十市四万十川トンボ池横水溜まり 0W9A6977アオビタイトンボ老熟♂2020・10・25四万十市四万十川トンボ池
  ノシメトンボ連結産卵 アキアカネ連結産卵 アオビタイトンボ♂ 

 次々と防獣柵に囲われる四万十地方の水田地帯、稲刈り後の水田で赤トンボの産卵が撮れる場所も残りわずか。来シーズン、マイコアカネの産卵が撮れる水田は残っているでしょうか…

  0W9A7605マイコアカネ♂2020・10・29四万十市 0W9A7827マイコアカネ交尾2020・10・30四万十市 0W9A7846マイコアカネ連結産卵2020・10・30四万十市
   マイコアカネ♂   同 交尾      同 連結産卵
  
 赤トンボのみならず、健全な山田の激減で近くでの撮影ができなくなったカトリヤンマ。2年振りでの松山市ロケ、今回は地元Iさんのアドバイスで黄昏摂食飛翔も撮れました。

  0W9A5785カトリヤンマ産卵2020・10・19松山市 0W9A5911カトリヤンマ♂摂食飛翔2020・10・19松山市 0W9A5873カトリヤンマ♀摂食飛翔2020・10・19松山市
  カトリヤンマ産卵  同 ♂黄昏摂食飛翔  同 ♀黄昏摂食飛翔
  
 時期になったので、いつもの場所にミヤマアカネの産卵を狙いに出かけました。まだ暑過ぎるのか、さっぱり。赤トンボの個体数自体も激減しているようで、この先が案じられます。

  0W9A8216ミヤマアカネ♂2020・11・1土佐清水市 0W9A8183ミヤマアカネ♂探雌飛翔2020・11・1土佐清水市 0W9A8157ミヤマアカネ産卵2020・11・1土佐清水市
   ミヤマアカネ♂   同 ♂ 探雌飛翔   同 ♀産卵飛翔

 仕方がないので近くの川で魚を撮ってきました。

  0W9A8283ユゴイ2020・11・1土佐清水市 0W9A8295ヌマチチブ2020・11・1土佐清水市 0W9A8303ゴクラクハゼ2020・11・1土佐清水市
   ユゴイ       ヌマチチブ     ゴクラクハゼ

 画像は全て、クリックすると拡大します。



  

by 杉村光俊  at 13:53 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑
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「ネーチャーフォト研究会」メンバー募集中
トンボと自然を考える会会員、または四万十川学遊館年間パスポート所有者を対象として、トンボ自然公園内で見られるトンボや花などの撮影案内、作品展示会(年1~2回)、研究会会員の撮影技術向上と親睦を深めることを目的とした勉強会等を行います。
撮影されたい動植物の時期や場所の問い合わせへの対応、撮影時のコツ等を職員がアドバイスさせていただきますので、多くの方々のご参加をお待ちしています。
お問い合わせは、トンボと自然を考える会事務局。

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プロフィール

杉村光俊

Author:杉村光俊
1955年高知県中村市(現四万十市)に生まれる。
1985年(社)トンボと自然を考える会常務理事
日本蜻蛉学会会員
トンボ生態写真家

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