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ミナミヤンマ・シーズン真っ只中

 アジサイ咲くトンボ王国。春のトンボはすっかり姿を消してしまいました。

239A5538アジサイ2018・6・18トンボ王国 239A4803モノサシトンボ♂&アジサイ2018・6・11トンボ王国ロウ 239A4768黄スイレン池2018・6・11トンボ王国 239A5203ハンゲショウ2018・6・15トンボ王国
 アジサイ      モノサイトンボ♂  スイレン池     ハンゲショウ

 今は秋の赤トンボが羽化してくる季節のはずですが、トンボ王国内ではまだ1頭の赤トンボも確認できていません。もっとも、この時期のトンボ撮りはトンボ王国外に出ることが多いこともありますが。

239A4830キイロサナエ♂2018・6・11トンボ王国 239A4833キイロサナエ間歇打水産卵2018・7・11トンボ王国 239A4983キイロサナエ産卵2018・6・12トンボ王国 239A4659ヤマトシジミ交尾2018・6・9トンボ王国
 キイロサナエ♂           同 間歇打水産卵      ヤマトシジミ交尾

239A5603コフキヒメイトトンボ交尾(♂未熟)2018・6・18トンボ王国 239A5624コフキヒメイトトンボ交尾2018・6・18トンボ王国 239A5611コフキヒメイトトンボ♀補殺(クモ)2018・6・18トンボ王国 239A5559アガパンサス2018・6・18トンボ王国
   コフキヒメイトトンボ交尾(左・未熟♂)   同 ♀捕殺(クモ)  アガパンサス

   239A5532ベニトンボ未熟♂2018・6・18トンボ王国  239A4817チョウトンボ奇形未熟♂2018・6・11トンボ王国  239A4832コフキトンボ♀2018・6・11トンボ王国
   ベニトンボ未熟♂捕食  チョウトンボ羽化直後♂   コフキトンボ♀ 

 遅れたといえば、例年4月上~中旬に飛来してくるウスバキトンボが、今月11になってやっと市内の海岸に飛来してきました。10数頭の群れでしたが、全て羽化数日後と思われる未熟個体ばかりだったので、九州など、割と近場からの飛来かもしれません。

   239A4878ウスバキトンボ未熟♂摂食飛翔2018・6・11四万十市大名鹿  239A4881ウスバキトンボ未熟♂摂食飛翔2018・6・11四万十市大名鹿  239A4871ウスバキトンボ未熟♀摂食飛翔2018・6・11四万十市大名鹿
        ウスバキトンボ未熟♂摂食飛翔       同 ♀摂食飛翔

 6月は「トンボ愛好家垂涎の的」とも形容される、ミナミヤンマのシーズンです。トンボ王国外での調査が多いのは、ミナミヤンマの尻を追いかけているためです。もちろん、トンボそのものだけではなく、環境調査も怠っていません。
近年、ミナミヤンマを含め、小型のサナエトンボなど、主に小規模な渓流に生息するトンボ類が激減しています。山間地の水田放棄による、水域の保水機能と浄化機能低下に加え、温暖化に起因する降雨形態の変化、つまり、長期間の渇水で小渓流が長期間沢涸れに見舞われることが、数年間の水中生活を過ごさなければならない、これらの幼虫生存を困難なものとしているのでしょう。もちろん、これらの食餌となる小動物減少も致命的です。
実は、無条翅型ミナミヤンマの産地として知られている日高村渋川トンボ公園では、数年前から突如として激減しました。同地ではムカシトンボを除き、ミヤマカワトンボやヤマサナエなど大半の流水性トンボが減少しており、その原因究明が急がれます。
ところが、その裏側に当たる土佐市の渓流には、今シーズンも多くの個体が乱舞しています。羽化殻も多く、この渓流で生育していることは明らかです。
ただ、これらの個体が裏側、つまり日高村の産地を行き来している可能性も否定できません。
そこで、その確認を行うべく、ネーチャーフォト研究会有志2名のご協力も得て、去る13日と16日の2回、計約110頭の後翅にマーキングを実施しました。
つきましては、日高村でこのような個体を見かけた方は、ぜひ当会までお知らせ下さるようお願い致します。

239A5309ミナミヤンマ無条翅型♂♀摂食群飛2018・6・16土佐市神谷軽 239A5330ミナミヤンマ無条翅型♀摂食飛翔2018・6・16土佐市 239A5311ミナミヤンマ無条翅型マーキング♀摂食飛翔2018・6・16土佐市 239A5338ミナミヤンマ無条翅型♂休止2018・6・16土佐市
無条翅型♂♀摂食群飛  同 ♀          同 マーキング♀  同 ♂休止

239A5217アサヒナカワトンボ無色翅型♂2018・6・15土佐清水市足摺岬 239A5352ヤマサナエ♀摂食群飛2018・6・16土佐市 239A5495ミヤマカワトンボ♀羽化2018・6・18四万十市大用白皇川 239A5223サワガニ2018・6・15土佐清水市足摺岬ロウ
アサヒナカワ無色翅♂ ヤマサナエ♀  ミヤマカワ♀羽化  サワガニ


画像はすべて、クリックすると拡大します。



by 杉村光俊  at 13:52 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑
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イベント情報・お知らせ
トンボ王国のホームページはこちらからどうぞ
www.gakuyukan.com/

催しのご案内

学遊館クラブ フナ釣り

場所:四万十市トンボ自然公園(トンボ王国)
開催日:10月7日(日)午前9;00~12;00時。
内容:トンボ王国のトンボ池で、ミミズをエサにしてギンブナやコイなどを釣ります。
釣竿などの道具は、主催者で用意します。釣れたフナは、お持ち帰りできます。
参加資格:小学生。公益社団法人トンボと自然を考える会の会員か、四万十川学遊館の年間パスポート所有者(いずれも、当日手続きできます)先着20名。サポート役として、ご父兄のご参加も歓迎します。
*要予約(保険等準備の関係)。雨天中止。

ピラルクのエサやり
内容:全長2メートルのアマゾン川産ピラルクへの、スリル満点の給餌体験。
場所:四万十川学遊館あきついお・さかな館。
時間:開館日の午後4時~。
対象:入館者先着10名。
参加費:無料。ただし、「四万十川学遊館あきついお」の入館料が必要)。

毎日イベント・ビーズトンボ携帯ストラップ作り&四万十川の蛇紋岩みがき
内容:ビーズで作るトンボ・アクセサリーの携帯ストラップ版(簡素化したデザインで、所要時間約30分)と、磨くほどに輝きを増す四万十川の蛇紋岩みがき(所要時間約30分)。

『中国・四国のトンボ図鑑』 割引頒布について
トンボと自然を考える会の会員の方を対象に割引頒布を実施させて頂いております。
税込み価格3,675円のところ、あきついお四万十川学遊館・売店コーナーでは税込み価格3,150円でお分けさせて頂きます(ご購入の際には、必ず会員証をご提示下さい)。
また、宅配を希望される方は、税・送料込み3,400円とさせて頂きたく、必要額を本会郵便口座(01630-5-35218)にお振込み下さい。1週間ほどでお届けできます。

第32回全日本トンボフォトコンテスト作品募集のお知らせ
閉め切り
平成30年9月30日(日)消印有効
募集要項
応募点数:1人5点まで(未発表作品に限ります)
題材:トンボの生態(一度採捕して止まらせたものは失格)
生態部門:4切り(ワイド4切りまたはA3サイズ可)
金賞1点(賞金2万円、盾、賞状、賞品としてビーズリアルトンボセット〈特大〉ほか)
銀賞2点(賞金1万円、盾、賞状、賞品としてビーズリアルトンボセット〈中〉ほか)
銅賞5点(賞状、賞品としてビーズリアルトンボセット〈小〉ほか)
努力賞50点(賞品としてフォトコンテスト絵葉書ほか)
力だめし部門:キャビネ (2L またはA4サイズ可)
金賞1点(賞金5千円、盾、賞状、賞品としてビーズリアルトンボセット〈中〉ほか)
銀賞3点(賞品としてビーズトンボ・ギンヤンマ)
努力賞50点(賞品としてフォトコンテスト絵葉書ほか)
トンボ王国特別賞3点(盾、賞状、賞品としてビーズリアルトンボセット〈小〉ほか)
*展示作品58点(生体部門のみ)の中から入場者の人気投票で決定
通信実費として定額為替(切手可)を1人300円同封してください。
上位入賞者については、画像データの提供をお願いします(新聞および本会ホームページ等掲載のため)。 詳細の問い合わせと作品の送付先:〒787-0019
高知県四万十市具同8055-5
トンボ自然公園内
公益社団法人トンボと自然を考える会 「トンボフォトコンテスト」係

「ネーチャーフォト研究会」メンバー募集中
トンボと自然を考える会会員、または四万十川学遊館年間パスポート所有者を対象として、トンボ自然公園内で見られるトンボや花などの撮影案内、作品展示会(年1~2回)、研究会会員の撮影技術向上と親睦を深めることを目的とした勉強会等を行います。
撮影されたい動植物の時期や場所の問い合わせへの対応、撮影時のコツ等を職員がアドバイスさせていただきますので、多くの方々のご参加をお待ちしています。
お問い合わせは、トンボと自然を考える会事務局。

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プロフィール

杉村光俊

Author:杉村光俊
1955年高知県中村市(現四万十市)に生まれる。
1985年(社)トンボと自然を考える会常務理事
日本蜻蛉学会会員
トンボ生態写真家

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