異常に少ない赤トンボ

 異常な長雨に見舞われた10月中旬。最後は台風のオマケが付きました。超大型とかで身構えていたものの、幸い、直撃を免れた四万十地方は大事には至りませんでした。むしろ、雨に乗じてやってくるイノシシ被害の方にウンザリさせられています。とは言え、次の台風が迫っていますが…

   239A4877ベニトンボ♂2017・10・14トンボ王国  239A5496台風一過2017・10・23トンボ王国  239A5498イノシシ荒らし2017・10・23トンボ王国
   曇天下のベニトンボ♂  台風一過のトンボ王国   イノシシ荒らし

 トンボ王国秋の風物詩、ミゾソバの花期は今回の長雨の間に終わってしまい、マイコアカネとの共演シーンは今年もモノにはできませんでした。久しぶりに青空が戻ってきた24日、湿地保護区では待ちかねていたかのように、ヒメアカネが飛び交っていました。

239A5396ホシホウジャク&ミゾソバ2017・10・19トンボ王国 239A5389チャバネセセリ&ミゾソバ2017・10・19トンボ王国 239A5412コフキヒメイトトンボ&ミゾソバ2017・10・19トンボ王国 239A5761アカアシハラナガツチバチ2017・10・24トンボ王国(右)
ミゾソバ&ホシホウジャク・チャバネセセリ・コフキヒメイトトンボ ツワブキ

   239A5549右手湿地保護区2017・10・23トンボ王国  239A5551ヒメアカネ交尾2017・10・23トンボ王国(右-左)  239A5562ヒメアカネ交尾飛翔2017・10・23トンボ王国(右-左)
    右手湿地保護区           ヒメアカネ交尾&飛翔

 一方、例年赤トンボの舞踏会場となる四万十川のトンボ池は、結局盛り上がらないまま終焉を迎えてしまいそうです。どうやら、当地方で冬から夏前まで続いた異常少雨が影響したようです。増水したトンボ池では、アキアカネがポツリポツリと飛来、リスアカネやコノシメトンボなどが思い出したように産卵しています。アオイトトンボは細々と産卵を続けています。26日、何を勘違いしたのか、越冬型のホソミイトトンボ成熟♂1頭が水辺をパトロールしていました。

   239A5548四万十川トンボ池2017・10・23四万十市中村四万十町  239A4842タコノアシ2017・10・14四万十市中村四万十町四万十川トンボ池  239A5315アオイトトンボ連結産卵2017・10・17四万十市中村四万十町四万十川トンボ池
    四万十川トンボ池    色づいたタコノアシ   アオイトトンボ連結産卵

239A5517アキアカネ連結産卵2017・10・23四万十市中村四万十町四万十川トンボ池 239A5942リスアカネ連結産卵2017・10・26四万十市中村四万十町四万十川トンボ池 239A5350リスアカネ単独産卵2017・10・17四万十市中村四万十町四万十川トンボ池 239A5351リスアカネ遊離性静止産卵2017・10・17四万十市中村四万十町四万十川トンボ池
アキアカネ連結産卵  リスアカネ連結産卵 同 単独産卵 同 遊離性産卵

   239A5926ホソミイトトンボ越冬型♂2017・10・26四万十市中村四万十町四万十川トンボ池  239A5923ホソミイトトンボ越冬型♂2017・10・26四万十市中村四万十町四万十川トンボ池  239A5715メスグロヒョウモン♀&ヨメナ2017・10・24四万十市中村四万十町四万十川河川敷
      季節はずれのホソミイトトンボ越冬型♂     メスグロヒョウモン♀ 

 台風が通過した23日、「いい北風」が吹いていたので、アカトンボがよく集まる黒潮町の海浜を歩いてきました。おびただしいウスバキトンボの群れに交ってアキやナツなどが計2~30といったところ。ベニトンボもいました。

239A5615ウスバキトンボ摂食群飛2017・10・23黒潮町大方入野 239A5599ギンヤンマ♂捕食(ウスバキトンボ)2017・10・23黒潮町大方入野 239A5630ナツアカネ♂2017・10・23黒潮町大方入野 239A5591ベニトンボ♀2017・10・23黒潮町大方入野
 ウスバキトンボ群飛  ギンヤンマ♂捕食 ナツアカネ♂  ベニトンボ♀

 長雨ですっかり後手に回ってしまった松山市のオオキトンボ。完璧晴れマークの出た25日、満を持して?出かけました。朝方の冷え込みが強く、かつ台風がもたらした大雨で「行きつけの池」の水位は異様な高さ。しかも気温が上がり始めた11時頃から上空は厚い雲に覆われてしまいました。何とか産卵シーンを接写撮影したものの、爽やかな秋の雰囲気はありません。残り少ない今シーズン、リベンジは叶うのでしょうか?

239A5852オオキトンボ連結産卵2017・10・25愛媛県松山市 239A5820オオキトンボ連結産卵2017・10・25愛媛県松山市 239A5863オオキトンボ連結産卵2017・10・25愛媛県松山市 239A5885オオキトンボ♀産卵後移動飛翔2017・10・25愛媛県松山市
オオキトンボ連結飛翔 連結打泥産卵 打水産卵       産卵後♀

画像はすべて、クリックすると拡大します。


by 杉村光俊  at 10:12 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑
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イベント情報・お知らせ
トンボ王国のホームページはこちらからどうぞ
www.gakuyukan.com/

催しのご案内

第31回全日本トンボフォトコンテスト入賞作品展のご案内

期間:平成29年11月1日(水)~11月30日(木) 場所:四万十川遊館あきついお多目的ホール(とんぼ館ロビー) 入場:無料(ただし四万十川遊館あきついお入場料が必要) 今回で31回を数える、トンボだけの全国公募写真展。去る10月19日開催の審査会で選ばれた58点を掲示。
審査員のみならず、より多くの人たちから高い評価を得た作品についても表彰させて頂きたいと考え、当初よりご見学の皆さんに人気投票をお願いし、得票数の高い作品3点にトンボ王国特別賞をお贈りしています。ご協力のほど、よろしくお願い致します。
なお、投票の御礼として、トンボ王国オリジナルグッズが当るスピードくじをご用意させて頂いておりますので、こちらの方もお忘れなく。

ピラルクのエサやり
内容:全長2メートルのアマゾン川産ピラルクへの、スリル満点の給餌体験。
場所:四万十川学遊館あきついお・さかな館。
時間:開館日の午後4時~。
対象:入館者先着10名。
参加費:無料。ただし、「四万十川学遊館あきついお」の入館料が必要)。

毎日イベント・ビーズトンボ携帯ストラップ作り&四万十川の蛇紋岩みがき
内容:ビーズで作るトンボ・アクセサリーの携帯ストラップ版(簡素化したデザインで、所要時間約30分)と、磨くほどに輝きを増す四万十川の蛇紋岩みがき(所要時間約30分)。

日高村トンボ観察図鑑ができました
 この春、高知県日高村(高知市の西方、車で30分ほど)より、同村内でこれまでに記録されている73種類のトンボを紹介した標記ガイドブックが発行されました。本体A-5版160ページで、解説を本会の杉村光俊常務理事が担当したご縁で、本会でも販売させて頂いております。実寸大での生体標本画像と、和風の体色解説が大きな特徴です。
四万十川学遊館あきついお売店にて税込み1,000円で販売中、送料360円で郵送も承ります。日高村からの預かり部数は300弱、ご購入を希望される方はお早めお求め下さい。

『中国・四国のトンボ図鑑』 割引頒布について
トンボと自然を考える会の会員の方を対象に割引頒布を実施させて頂いております。
税込み価格3,675円のところ、あきついお四万十川学遊館・売店コーナーでは税込み価格3,150円でお分けさせて頂きます(ご購入の際には、必ず会員証をご提示下さい)。
また、宅配を希望される方は、税・送料込み3,400円とさせて頂きたく、必要額を本会郵便口座(01630-5-35218)にお振込み下さい。1週間ほどでお届けできます。

「ネーチャーフォト研究会」メンバー募集中
トンボと自然を考える会会員、または四万十川学遊館年間パスポート所有者を対象として、トンボ自然公園内で見られるトンボや花などの撮影案内、作品展示会(年1~2回)、研究会会員の撮影技術向上と親睦を深めることを目的とした勉強会等を行います。
撮影されたい動植物の時期や場所の問い合わせへの対応、撮影時のコツ等を職員がアドバイスさせていただきますので、多くの方々のご参加をお待ちしています。
お問い合わせは、トンボと自然を考える会事務局。

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プロフィール

杉村光俊

Author:杉村光俊
1955年高知県中村市(現四万十市)に生まれる。
1985年(社)トンボと自然を考える会常務理事
日本蜻蛉学会会員
トンボ生態写真家

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