ひとまず「冬至」越え

 暦の上では真冬入りしているはずですが、トンボ王国は春爛漫の風情。冬至となった22日も穏やかな晴天で、日中の気温は軽く17℃を超えていました。

_Q4A0517カキツバタ2015・12・18トンボ王国 _Q4A0693フジツツジ2015・12・22トンボ王国 _Q4A0686ベニシジミ&オオジシバリ2015・12・22トンボ王国 _Q4A0680コナラ2015・12・22トンボ王国
 カキツバタ  フジツツジ ベニシジミ&オオジシバリ やっと色づいたコナラの葉

暖冬の中、連日の水辺勤務で赤トンボたちは急速に体力を消耗させており、冬至当日にヒメコウホネ池周辺で確認できたのはヒメアカネ2♂、マユタテアカネ1♂、キトンボ1♂のみ、クリスマス越えはまだしも、「年越し赤トンボ詣で」は、さらに暗雲が垂れ込めてきた感じです。

   _Q4A0697マユタテアカネ♂2015・12・22トンボ王国  _Q4A0705ヒメアカネ♂2015・12・22トンボ王国  _Q4A0545キトンボ♂2015・12・18トンボ王国
    マユタテアカネ♂     ヒメアカネ♂      キトンボ♂(18日撮影分)

 去る12月18日、冬休みの催し「ヤゴの名前当て」クイズ用に、シコクトゲオトンボのヤゴを採集するため出向いた四万十市内の渓流では、早くもサツマイナモリの花が咲きそろっていて驚きました。クリスマスに、1~2輪開花ということはありましたが・・・

_Q4A0554シコクトゲオトンボ生息地2015・12・18四万十市森沢 _Q4A0552シコクトゲオトンボ終齡幼虫2015・12・18四万十市森沢 _Q4A0565サツマイナモリ2015・12・18四万十市森沢 _Q4A0568サツマイナモリ2015・12・18四万十市森沢
 四万十市森沢  シコクトゲオトンボ終齢幼虫       サツマイナモリ

 6年前から、日高村の広報誌に月1回のペースで同村内に記録があるトンボの紹介をさせてもらっています。これまでに記録されているのは、昨年秋に見つかったオオキトンボを含め71種類。このままでは、2月号で連載が終わってしまうことになります。何となく「尻切れトンボ」のような気がするので、年度末の連載終了を目指し、72種目のトンボを探すことに。ターゲットは、シーズン中にしかるべき水辺に出向いていなかったクロサナエと、ヒメクロサナエ。そして去る19日、ミナミヤンマの生息地「渋川トンボ公園」で複数のクロサナエと共に、ここ2年間消息不明となっていたムカシトンボのヤゴも確認することができたのでした。めでたし、めでたし。

    _Q4A0596渓流性トンボ生息地2015・12・19日高村渋川  _Q4A0586クロサナエ幼虫2015・12・19日高村渋川  _Q4A0592ムカシトンボ終齡-1齡幼虫2015・12・19日高村渋川
  渋川トンボ公園の渓流   クロサナエ終齢幼虫 ムカシトンボ終齢-1齢幼虫  
 
 21日は、須崎市のF原氏をリーダーに、香川のT木氏、島根のK山氏も参加しての伐採作業。当日一番の目的は「トンボ王国発祥の池」の日照確保。整備当初はオオヤマトンボやタイワンウチワヤンマも活動していた明るい水辺は、今やキトンボも嫌がるほどの陰鬱な環境に。2年前まで密生していたカキツバタも、日照不足などが原因でほとんど枯れてしまいました。この日の作業で、大な影を落としていたコナラの大木3本が間引きされ、水辺は再び明るさを取り戻すことができました。ついでに、学遊館の雨樋で根を張っていたススキの株も撤去して頂きました。感謝、感謝。

_Q4A0600伐採作業2015・12・19トンボ王国 _Q4A0617伐採作業2015・12・19トンボ王国 _Q4A0643雨樋清掃2015・12・19トンボ王国あきついお _Q4A0650雨樋清掃2015・12・20トンボ王国あきついお---コピー
           伐採作業              ススキの除去

一方、右手湿地保護区は引き続きイノシシの猛攻にさらされています。直しても直しても、翌日か翌々には柵を乗り越えて、同じ所ばかり掘り返されるのでウンザリです。早急に、次の手を考えなければなりません。

_Q4A0520イノシシ荒し2015・12・18トンボ王国 _Q4A0651イノシシ荒し2015・12・21トンボ王国 _Q4A0655イノシシ荒し2015・12・21トンボ王国 _Q4A0698イノシシ荒し補修2015・12・22トンボ王国
18日の被害状況            21日の被害状況    22日の補修状況

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by 杉村光俊  at 10:56 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑
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イベント情報・お知らせ
トンボ王国のホームページはこちらからどうぞ
www.gakuyukan.com/

催しのご案内

第31回全日本トンボフォトコンテスト作品募集のお知らせ
閉め切り
平成29年9月30日(土)消印有効
募集要項
応募点数:1人5点まで(未発表作品に限ります)
生態部門:4切り(ワイド4切りまたはA3サイズ可)
金賞1点(賞金2万円、盾、賞状、賞品としてビーズリアルトンボセット〈特大〉ほか)
銀賞2点(賞金1万円、盾、賞状、賞品としてビーズリアルトンボセット〈中〉ほか)
銅賞5点(賞状、賞品としてビーズリアルトンボセット〈小〉ほか)
努力賞50点(賞品としてフォトコンテスト絵葉書ほか)
力だめし部門:キャビネ (2L またはA4サイズ可)
金賞1点(賞金5千円、盾、賞状、賞品としてビーズリアルトンボセット〈中〉ほか)
銀賞3点(賞品としてビーズトンボ・ギンヤンマ)
努力賞50点(賞品としてフォトコンテスト絵葉書ほか)
トンボ王国特別賞3点(盾、賞状、賞品としてビーズリアルトンボセット〈小〉ほか)
*展示作品58点(生体部門のみ)の中から入場者の人気投票で決定
通信実費として定額為替(切手可)を1人300円同封してください。
上位入賞者については、画像データの提供をお願いします(新聞掲載のため)。 詳細の問い合わせと作品の送付先:〒787-0019
高知県四万十市具同8055-5
トンボ自然公園内
公益社団法人トンボと自然を考える会 「トンボフォトコンテスト」係

ピラルクのエサやり
内容:全長2メートルのアマゾン川産ピラルクへの、スリル満点の給餌体験。
場所:四万十川学遊館あきついお・さかな館。
時間:開館日の午後4時~。
対象:入館者先着10名。
参加費:無料。ただし、「四万十川学遊館あきついお」の入館料が必要)。

毎日イベント・ビーズトンボ携帯ストラップ作り&四万十川の蛇紋岩みがき
内容:ビーズで作るトンボ・アクセサリーの携帯ストラップ版(簡素化したデザインで、所要時間約30分)と、磨くほどに輝きを増す四万十川の蛇紋岩みがき(所要時間約30分)。

日高村トンボ観察図鑑ができました
 この春、高知県日高村(高知市の西方、車で30分ほど)より、同村内でこれまでに記録されている73種類のトンボを紹介した標記ガイドブックが発行されました。本体A-5版160ページで、解説を本会の杉村光俊常務理事が担当したご縁で、本会でも販売させて頂いております。実寸大での生体標本画像と、和風の体色解説が大きな特徴です。
四万十川学遊館あきついお売店にて税込み1,000円で販売中、送料360円で郵送も承ります。日高村からの預かり部数は300弱、ご購入を希望される方はお早めお求め下さい。

『中国・四国のトンボ図鑑』 割引頒布について
トンボと自然を考える会の会員の方を対象に割引頒布を実施させて頂いております。
税込み価格3,675円のところ、あきついお四万十川学遊館・売店コーナーでは税込み価格3,150円でお分けさせて頂きます(ご購入の際には、必ず会員証をご提示下さい)。
また、宅配を希望される方は、税・送料込み3,400円とさせて頂きたく、必要額を本会郵便口座(01630-5-35218)にお振込み下さい。1週間ほどでお届けできます。

「ネーチャーフォト研究会」メンバー募集中
トンボと自然を考える会会員、または四万十川学遊館年間パスポート所有者を対象として、トンボ自然公園内で見られるトンボや花などの撮影案内、作品展示会(年1~2回)、研究会会員の撮影技術向上と親睦を深めることを目的とした勉強会等を行います。
撮影されたい動植物の時期や場所の問い合わせへの対応、撮影時のコツ等を職員がアドバイスさせていただきますので、多くの方々のご参加をお待ちしています。
お問い合わせは、トンボと自然を考える会事務局。

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プロフィール

杉村光俊

Author:杉村光俊
1955年高知県中村市(現四万十市)に生まれる。
1985年(社)トンボと自然を考える会常務理事
日本蜻蛉学会会員
トンボ生態写真家

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