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年越し目前

 今冬もスイレン抜き作業が本格化しているトンボ王国。イノシシ柵で囲い切ることができたスイレン池方面は土手の補修作業から解放されましたが、まだイノシシ柵未設置のハナショウブ池方面はこれまでにない荒らされ方で、一部湿地はまるでトラクターで耕したようです。

  _W9A0531スイレン抜き前2021・12・29 _W9A0564スイレン抜き途中2021・12・30トンボ王国 _W9A0561イノシシ荒らし2021・12・30トンボ王国
   スイレン抜き途中(左29日・右30日)  イノシシ荒らし

 2年前、スイレン抜きに驚いて逃げ出す魚やザリガニが捕まえ易いことを知った1羽のチュウダイサギ。今冬も姿を見せ、さらに作業人に接近して「ごちそう」三昧の日々を過ごしています。中望遠レンズでも顔アップが撮れる近さです。

  _W9A0341チュウダイサギ2021・12・28 _W9A9920チュウウダイサギ2021・12・21 _W9A9928チュウダイサギ2021・12・21
馴れたチュウダイサギ(左24~105㎜レンズ中・右70~300㎜レンズ)  

 さて、気になる年越しアカネですが、26日から27日にかけての降雪で一気に数少なくなったものの、北風吹き付けた本日「大晦日」にも、いつもの陽だまりでアキアカネ1オス、ヒメアカネ2オス、キトンボ1オスの健在が確認できました。ヒメアカネは2頭とも相当に厳しい状態ですが、何とか年越し程度なら大丈夫そうです。

  _W9A0309雪化粧2021・12・27あきついお _W9A0123ヒメアカネ♂溺死2021・12・25 _W9A9756赤トンボ休憩場所2021・12・31
   27日朝       溺死ヒメアカネ♂  トンボ王国隣地放棄田

  _W9A9766ヒメアカネ♂2021・12・31 _W9A9808キトンボ♂2021・12・31 _W9A9814ヒメアカネ♂&キトンボ♂2021・12・31
 ヒメアカネ♂  キトンボ♂ ヒメアカネ&キトンボ(いずれも31日撮影)

 ただ、マユタテアカネは22日の1オスが最後の確認となっています。また、三原村のコノシメトンボは、22日にも2~3オスが健在でした。24日、シロハラ1羽があきついおロビーのガラス窓に激突、一時失神状態でした。ツミにでも追われたのでしょうか。

  _W9A9986マユタテアカネ♂2021・12・22 _W9A0033コノシメトンボ♂2021・12・22 _W9A0175シロハラ2021・12・24
マユタテアカネ♂ コノシメトンボ♂(共に22日撮影)窓に衝突したシロハラ   

 なお他の昆虫類については、ほぼ成虫越冬性種しか見られなくなりました。

  _W9A9905ハネナガヒシバッタ2021・12・20 _W9A0506アカタテハ2021・12・27 _W9A9743ムラサキシジミ2021・12・31
  ハネナガヒシバッタ  アカタテハ    ムラサキシジミ

 それでは、皆さん良いお年を。

画像はすべて、クリックすると拡大します。








  



by 杉村光俊  at 17:36 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑

トンボ王国とは

正式名称・四万十市トンボ自然公園。高知県四万十市の自然保護団体・社団法人トンボと自然を考える会が中心となり、1985年より市内田黒池田谷に広がる休耕田を整備した世界初のトンボ保護区。現在の広さは約8.7ヘクタールで現在もナショナル・トラストで用地を拡張中。スイレンやハナショウブなど四季の花咲く大小50余りのトンボ池では、3月下旬から12月にかけて60種以上のトンボが飛び交う。
エリア内にはトンボ1000種を含め、約5000種に上る世界の昆虫標本と、アカメを始めとする120種の四万十川の魚を含め300種5000尾に上る世界の淡水・汽水魚を展示・飼育する「あきついお四万十川学遊館」があり、自然保護区としてだけではなく、観光や学童らの環境学習にも活用されている。
テーマ: 高知(土佐) -  ジャンル: 地域情報
by 杉村光俊  at 12:05 |  トンボ王国最新情報 |   |   |  page top ↑

シーズン末期

 サザンカが見頃を迎えたトンボ王国。そんな中、当たり前のように春の花もチラホラ。

  _W9A9674サザンカ2021・12・17 _W9A969フジツツジ2021・12・17 _W9A9688スミレ2021・12・17
   サザンカ      フジツツジ      スミレ

 来シーズンに向け、保護区の整備作業も本格化しています。

  _W9A9316ホテイアオイ除去2021・12・1トンボ王国多目的広場 _W9A9366右手湿地保護区2021・12・13トンボ王国 _W9A9364スイレン抜き2021・12・13
  ホテイアオイ除去   湿地保護区除草    スイレン抜き  

 今年のトンボシーズンも残り僅か、トンボ王国で目につくのはアキアカネ、マユタテアカネ、ヒメアカネ、キトンボ程度。オオアオイトトンボは10日まで健在は確認できていますが、マイコアカネやコノシメトンボなどは12月に入ってからは確認できていません。個体数減少の影響なのでしょう。
 
  _W9A0074アキアカネ連結産卵2021・12・8トンボ王国 _W9A0453アキアカネ♂2021・12・11トンボ王国 _W9A0449アキアカネ♂2021・12・11トンボ王国
  アキアカネ連結産卵         同 ♂休止

  _W9A0382ヒメアカネ♂2021・12・10トンボ王国 _W9A0054ヒメアカネ単独産卵2021・12・8トンボ王国 _W9A9474ヒメアカネ♂休眠2021・12・14トンボ王国
   ヒメアカネ♂     同 単独産卵    同 ♂休眠

  _W9A9617キトンボ♂探雌飛翔2021・11・15トンボ王国 _W9A0042キトンボ交尾&ヒメアカネ♂2021・12・8トンボ王国 _W9A0044キトンボ連結産卵2021・12・8トンボ王国
  キトンボ♂探雌飛翔  同 交尾+ヒメアカネ 同 連結産卵

  _W9A0094マユタテアカネ♂2021・12・9トンボ王国 _W9A0370オオアオイトトンボ♂2021・12・10トンボ王国 _W9A0335ツマグロヒョウモン交尾2021・12・10トンボ王国
  マユタテアカネ♂  オオアオイトトンボ♂ ツマグロヒョウモン交尾

 「あきついお」では版画アート展を開催中。植え込みにメジロが集まってきました。

  _W9A9470コマユミ2021・12・2あきついお _W9A0289版画アート展2021・12・10あきついお _W9A9954メジロ2021・12・7トンボ王国
  あきついお玄関付近  アート展       メジロ  

 トンボ王国では見つけ難くなった赤トンボの消息確認ということで、14日に黒潮町、15日に三原村に行ってみました。結果、黒潮町でアキアカネ、ナツアカネ、ウスバキトンボを、三原村ではコノシメトンボを始め、ナツアカネ、キトンボなど6種の赤トンボの健在を確認、ナツアカネとコノシメトンボは、生殖行動も見られました。

  _W9A9372ウスバキトンボ♂2021・11・13黒潮町 _W9A9446コノシメトンボ♂2021・12・14三原村 _W9A9427ナツアカネ交尾2021・12・14三原村 
   ウスバキトンボ♂  コノシメトンボ♂   ナツアカネ交尾  

 予報では、明日の土曜日は一旦気温が下がるものの、週明けからは再び15℃程度に持ち直すようです。今シーズンのご長寿記録や、いかに?

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by 杉村光俊  at 17:46 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑
イベント情報・お知らせ
トンボ王国のホームページはこちらからどうぞ
www.gakuyukan.com/

催しのお知らせ

〇トンボ王国四季写真展

内容:2022年11月から2023年11月にかけて、トンボ王国内で撮影された動植物や風景などを、A-3サイズ64点で紹介。
期間:2023年12月1日(金)~2024年4月7日(日)
場所:四万十川学遊館あきついお多目的ホール(とんぼ館ロビー)
入場:無料。ただし、四万十川学遊館あきついおの入館料が必要。

飛翔するトンボ写真展

内容:羽化後の初飛行、オスのなわばり飛翔、飛翔産卵など、様々な目的を持って水辺を飛び交うトンボたちの決定的瞬間をA-3サイズの写真64点で紹介。
期間:2023年4月27日(土)~9月1(日)まで
場所:四万十川学遊館あきついお多目的ホール(とんぼ館ロビー)
入場:無料。ただし四万十川学遊館あきついおの入館料が必要

魚釣りゲーム】 内容:制限時間内に紙製魚カードを釣り上げ、その点数で競います。
期間:2024年4月28日(日)と5月4日(土祝)。両日とも11:00~11:30と14:00~14:30の2回開催
場所:四万十川学遊館あきついお・さかな館コミュニティ広場
対象:4歳~小学生
定員:1回先着10名(予約可)賞品と参加賞あり
参加費:無料。ただし、四万十川学遊館あきついお入館料が必要

トンボ王国オリジナル組み合わせパズル
内容:トンボ王国で見られる花・高知県のトンボ・四万十川の魚の3種類のパズルを、それぞれ制限時間内に完成できた数の合計で競います。
期間:2024年5月5日(日祝)。11:00~・11:30~・14:00~・14:30の~4回開催
場所:四万十川学遊館あきついお・とんぼ館多目的室
対象:4歳~小学生
定員:1回先着10名(予約可)賞品と参加賞あり
参加費:無料。ただし、四万十川学遊館あきついお入館料が必要

〇トンボ王国クイズ

内容:展示室を楽しく見学してもらうための3択10問クイズ。春編、夏編、秋編、冬編、があります。
特典:それぞれ全問正解者10名に(多数の場合は抽選)、トンボ王国グッズ詰め合わせをお送りしています。
対象:「四万十川学遊館あきついお」有料入館者。

毎日イベント・ビーズトンボ携帯ストラップ作り&四万十川の蛇紋岩みがき
内容:ビーズで作るトンボ・アクセサリーの携帯ストラップ版(簡素化したデザインで、所要時間約30分)と、磨くほどに輝きを増す四万十川の蛇紋岩みがき(所要時間約30分)。

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プロフィール

杉村光俊

Author:杉村光俊
1955年高知県中村市(現四万十市)に生まれる。
1985年(社)トンボと自然を考える会常務理事
日本蜻蛉学会会員
トンボ生態写真家

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