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早くも開幕

 早くもフジツツやハクモクレンの花が見頃を迎えたトンボ王国。

  239A8203ハクモクレン2020・2・26トンボ王国 239A7877ニホンミツバチ&セイヨウアブラナ2020・2・19トンボ王国 239A8112フジツツジ2020・2・24トンボ王国
  ハクモクレン セイヨウアブラナ&ニホンミツバチ フジツツジ  

 越冬中の昆虫も活動を再開、ビロードツリアブも飛び始めました。

  239A8084ホソミイトトンボ越冬型♀2020・2・24トンボ王国本谷奥 239A8333ルリタテハ2020・2・27トンボ王国右手湿地保護区 239A8323ビロードツリアブ2020・2・27トンボ王国右手湿地保護区
 ホソミイトトンボ越冬型♀ ルリタテハ    ビロードツリアブ

 事前のヤゴ調査で予想していた通り、当地での観察史上初めて2月にトンボの羽化が見られました。先ず、2月26日午後12時30分頃、タベサナエ1オスの処女飛行を確認、翌27日の午前11時過ぎにはシオヤトンボ2メスが水辺から飛び立ちました。タベサナエはこれまでの羽化最早レコード、2015年に記録された3月8日を10日(うるう年を考慮すれば11日)、シオヤトンボは昨年の3月3日を5日(同じく6日)更新したことになります。
半世紀ほど前なら、クリスマス辺りで赤トンボがいなくなり、タベサナエが早くても3月中旬から羽化してくるというのが常識だったので、オフ・シーズンはざっと2ヶ月半はあったわけです。ところが、誰もが「温暖化の進行」を感じずにはいられなかった今冬、マユタテアカネが1月23日まで頑張っていたので、オフ・シーズは1ヶ月少々という短さとなりました。これから、春のトンボの羽化開始は2月下旬から3月上旬となっていくのでしょうか、それとも氷河時代の生き残りとも言われる春のトンボたちは暑さに耐えられなくなって姿を消してしまうのでしょうか。トンボ好きからすればオフ・シーズンが短くなることは結構なことですが、将来を思うと決して手放しで喜べない記録更新です。

  239A8312シオヤトンボほか羽化場所2020・2・27トンボ王国・駐車場前水路 239A8192タベサナエ羽化殻2020・2・26トンボ王国駐車場前水路 239A8300シオヤトンボ♀羽化2020・2・27トンボ王国・駐車場前水路
   駐車場前水路    タベサナエ羽化殻  シオヤトンボ♀羽化

 トンボ・シーズンが長くなったことと、人手不足が重なって整備作業が遅れに遅れています。明日から3月というのに、手つかずのスイレン池がまだ4個残っています。無論、観察道の補修も2月8日のボランティア作業の日からストップしたままです。12月から1月にかけ、館裏トンボ池のカサスゲ抜きに手を取られたことと、スイレン池の周囲3分の1ほどにイノシシ柵を設置したという事情もありますが…

  239A7814スイレン抜き2020・2・18トンボ王国 239A7974スイレン抜き・2020・2・22トンボ王国 239A8414スイレン抜き2020・2・28トンボ王国ドン深池
      スイレン抜き作業左より2月18日・22日・28日

 スイレン抜き作業に驚いて飛び出してくる魚を捕まえることを覚えた1羽のダイサギ。最近は帰化のアメリカザリガニの駆除も手伝ってくれるようになりました。ザリガニの入ったバケツを見せると、すぐに食事を始めます。というより、ザリガニ集めの時から近くで見ています。まるで、今日のメニューを確認しているようです。

  239A7825ダイサギ2020・2・18トンボ王国  239A7792アメリカザリガニ2020・2・18トンボ王国産  239A7808ダイサギ餌付け2020・2・18トンボ王国
   見つめるダイサギ   集めたザリガニ    まるで動物園?  

 去る23日、新しいガイドブックに載せるため、ムカシヤンマのヤゴ探しで広島県にいってきました。冬ごもり中のアマガエルも起こしてしまいました。

  239A8002ムカシヤンマ生息地2020・2・20広島県尾道市  239A7989ムカシヤンマ終齢幼虫2020・2・20広島県尾道市  239A7997ニホンアマガエル越冬中個体2020・2・20広島県尾道市
   とある林道     ムカシヤンマ終齢幼虫  ニホンアマガエルル


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by 杉村光俊  at 11:45 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑

開幕近し?

 これまで経験したことがない暖冬が続いています(今日の風は少し冷たいですが…)。トンボ王国では、もう春の花が咲きまくりです。

  239A7743セイヨウアブラナ2020・2・17トンボ王国 239A7745ホトケノザ2020・2・17トンボ王国 239A7748シロバナタンポポ2020・2・17トンボ王国
   セイヨウアブラナ  ホトケノザ     シロバナタンポポ

  239A7750スギナ2020・2・17トンボ王国 239A7784フジツツジ2020・2・17トンボ王国 239A7788アセビ2020・2・17トンボ王国
   スギナ(ツクシ)  フジツツジ     アセビ

 お陰で、スイレン抜き作業は寒さ知らず。ただ働き方改革とかで、ただでさえ少ない作業メンバーがさらに減少、毎日1・2名しか出られないため、はかどりは今一つです。記録写真に作業する人が写ってないのはそのためです。そんな中、去る2月8日には近所および四万十市職員など20名ほどの方々がボランティア作業に駆けつけて下さり、大助かりでした。

  239A7377スイレン抜きボランティア2020・2・8トンボ王国 239A7698スイレン抜き2020・2・15トンボ王国 239A7774スイレン抜き2020・2・17トンボ王国
  ボランティア作業風景 2月15日の状況   2月17日の状況
 
 シーズン開幕に向け、羽化時期を予測するためのヤゴ調査をしています。案の定、異様な温かさの影響大で、四万十町の学校ビオトープでは早くもマユタテアカネの終齢幼虫が見られ、トンボ王国のシオヤトンボはすっかり翅芽が膨らんでいて、ひょっとしたら2月中に羽化するのでは、と思える勢いです。
  
  239A7419トンボ学習2020・2・10四万十町東又小学校ビオトープ 239A7422マユタテアカネ終齢幼虫2020・2・10四万十町東又小学校ビオトープ水路産 239A7645シオヤトンボ終齢幼虫A2020・2・14トンボ王国産19㎜
   ビオトープ池  マユタテアカネ幼虫 トンボ王国産シオヤトンボ
 
 来年度、佐川町の小学校で環境学習のお手伝いをすることになるかもしれないということで、近くの川を探ってみました。ムカシトンボやアカザなど、清流の生きものの中になぜかウシガエルが1頭…

  239A7601ムカシトンボ生息地2020・2・13佐川町 239A7218ムカシトンボn-1・ヤマサナエn・アサヒナカワトンボn-2・オジロサナエn-2幼虫2020・2・6佐川町産 239A7226アカザ・カワヨシノボリ・ウシガエル2020・2・6佐川町産
   調査場所      ムカシトンボほか  アカザほか
  
 年々減少しているミナミヤンマのヤゴ探しは、骨折りです。足摺岬も黒潮町も数少なく終齢を見つけられず、土佐市の産地でやっと出合えました。足摺岬はオオキンカメムシだけ多産でした。

  239A7632ミナミヤンマ終齢幼虫・コヤマトンボ終齢-1齢幼虫・オジロサナエ終齢-1齢幼虫・ダビドサナエ終齢-2齢幼虫2020・2・13土佐市産 239A7551遊歩道2020・2・11土佐清水市足摺岬 239A7516オオキンカメムシ集団越冬中2020・2・11土佐清水市足摺岬
土佐市産ミナミヤンマほか 足摺岬の遊歩道   オオキンカメムシ

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by 杉村光俊  at 17:23 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑

春近し

 結局、先月23日を最後にトンボ王国のマユタテアカネは姿を消してしまいました。後数日は持ちそうな元気さでしたが、24日から雨空となり、オマケに27日は台風のような強風と豪雨に見舞われ、これで万事休すだったようです。

 そこで、頭のチャンネルを赤トンボから越冬トンボに切り替え、未だまともにお目にかかったことがない越冬中のオツネントンボを求め、すでに今年数回の観察実績をお持ちのIさんのガイドで愛媛県に行ってきました。複数のアクシデントがあり現地到着は午後2時前になっていましたが、ポイントは日当たり良好で汗ばむほどの暖かさ、複数のオツネントンボが日向ぼっこをしていました。驚いたのは、同じポイントにいたホソミオツネントンボで、1頭のオスはもう青く色付き始めていました。暖冬、恐るべし…

  239A7123オツネントンボほか越冬場所2020・2・2愛媛県 239A7124オツネントンボ越冬中♂2020・2・2愛媛県 239A7101ホソミオツネントンボ越冬中♂(ほぼ成熟)2020・2・2愛媛県
   観察ポイント    オツネントンボ♂ ホソミオツネントンボ♂

 人手不足の中、トンボ王国の整備作業も「それなり」に進んでいます。スイレン抜きはイノシシ被害を受けた土手修復しつつなので、大変です。そのイノシシ対策の柵は、スイレン池の大半を囲いました。

  239A7002スイレン抜き2020・1・31トンボ王国 239A7160イノシシ荒らし2020・2・3 239A7179イノシシ柵2020・2・3
  スイレン抜き作業中  作業前エリア    イノシシ柵設置中

 飛ぶものの大半は野鳥ですが、1羽のダイサギは全く人怖じせず、バケツの中に入れてあるアカメ用のフナをすぐに持っていってしまいます。

  239A7141メジロ2020・2・3 239A6961ダイサギ餌付け2020・1・28トンボ王国 239A6962ダイサギ餌付け2020・1・28トンボ王国
   メジロ           ダイサギ・その瞬間

 早春の花も見頃を迎えつつあります。

  239A6997フジツツジ2020・1・31トンボ王国 239A7009ユキワリイチゲ2020・2・1トンボ王国 239A7169コウハクウメ2020・2・3
   フジツツジ     ユキワリイチゲ   紅白ウメ

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by 杉村光俊  at 17:07 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑
イベント情報・お知らせ
トンボ王国のホームページはこちらからどうぞ
www.gakuyukan.com/

お知らせ

トンボ王国に憩うレッドリスト生物写真展
期間:~2020年9月30日(水)
場所:四万十川学遊館あきついお・とんぼ館ロビー
内容:トンボ王国で見られる、または記録されている高知県版絶滅危惧生物64種をA-3パネルで紹介。
*本来はゴールデンウイーク期間中の特別展でしたが、同期間は新型コロナウイルス蔓延防止のために臨時休館を余儀なくされたことから、展示期間を延長しています。

その他

毎日イベント・ビーズトンボ携帯ストラップ作り&四万十川の蛇紋岩みがき
内容:ビーズで作るトンボ・アクセサリーの携帯ストラップ版(簡素化したデザインで、所要時間約30分)と、磨くほどに輝きを増す四万十川の蛇紋岩みがき(所要時間約30分)。

『中国・四国のトンボ図鑑』 割引頒布について
トンボと自然を考える会の会員の方を対象に割引頒布を実施させて頂いております。
税込み価格3,675円のところ、あきついお四万十川学遊館・売店コーナーでは税込み価格3,150円でお分けさせて頂きます(ご購入の際には、必ず会員証をご提示下さい)。
また、宅配を希望される方は、税・送料込み3,400円とさせて頂きたく、必要額を本会郵便口座(01630-5-35218)にお振込み下さい。1週間ほどでお届けできます。

「ネーチャーフォト研究会」メンバー募集中
トンボと自然を考える会会員、または四万十川学遊館年間パスポート所有者を対象として、トンボ自然公園内で見られるトンボや花などの撮影案内、作品展示会(年1~2回)、研究会会員の撮影技術向上と親睦を深めることを目的とした勉強会等を行います。
撮影されたい動植物の時期や場所の問い合わせへの対応、撮影時のコツ等を職員がアドバイスさせていただきますので、多くの方々のご参加をお待ちしています。
お問い合わせは、トンボと自然を考える会事務局。

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プロフィール

杉村光俊

Author:杉村光俊
1955年高知県中村市(現四万十市)に生まれる。
1985年(社)トンボと自然を考える会常務理事
日本蜻蛉学会会員
トンボ生態写真家

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