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産卵狙いで右往左往

 晩秋の花が咲き、トンボシーズン閉幕が近付いたトンボ王国。とはいえ、春の花も咲きまくりです。

 239A1069イチモンジセセリ♂♀&ツワブキ2019・11・8トンボ王国  239A1771リュウノウギク2019・11・13トンボ王国  239A1944スミレ2019・11・14トンボ王国
   ツワブキ      リュウノウギク    スミレ

 朝夕の冷え込みだけは、ようやく「この季節」らしくなって日向ぼっこの赤トンボも見られるようになってきましたが、日中の日差しはまだまだ衰え知らず、「温暖化」の進行を感じずにはいられません。これもさることながら、トンボ王国当面の課題はイノシシ対策。とりわけ、今シーズンの狼藉は目に余るものがあります。防獣柵を設置した湿地保護区で食料調達が叶わなくなったためと思われますが、こうなると下流のスイレン池エリアやハナショウブエリアも同様の対策を講じる必要があります。審美的には難ありですが、エコトーンでもある岸辺環境をここまで荒らされてしまうと、肝心のトンボ保護もおぼつかなくなってしまいます。

 239A1930アキアカネ♂2019・11・14トンボ王国右手湿地保護区  239A1735イノシシ荒らし2019・11・13トンボ王国  239A1747イノシシ荒らし2019・11・13トンボ王国
  アキアカネ♂           イノシシ荒らし

 話をトンボに戻しましょう。除草作業が終わった湿地保護区では、アキアカネやヒメアカネたちが産卵に勤しんでいます。

 239A1667ヒメアカネほか生息地2019・11・13トンボ王国右手湿地保護区  239A2104アキアカネ連結産卵2019・11・14トンボ王国  239A2115ヒメアカネ単独産卵2019・11・14トンボ王国
  湿地保護区     アキアカネ連結産卵  ヒメアカネ単独産卵
 
 毎秋、赤トンボの産卵スタジオとして利用している2ヶ所の四万十川トンボ池。今シーズンは猛暑のためか濁りと水面を覆っているヒシの枯れ具合が今一つでほとんど機能していません。辛うじて、近くの排水路にアキアカネがやって来る程度ですが、こんな環境で命がつなげられるのでしょうか?

 239A1476アキアカネ2ペア連結産卵2019・11・12四万十市中村四万十町四万十川河川敷排水路  239A1535アキアカネ連結産卵2019・11・12四万十市中村四万十町四万十川河川敷排水路  239A1497アキアカネ連結産卵2019・11・12四万十市中村四万十町四万十川河川敷排水路
          排水路で連結産卵するアキアカネ

 仕方なく1ヶ所1種を覚悟して心当たりの水辺を回っているのですが、このところの少雨で産卵場所の田んぼが乾いていたり、どこかのトンボ保護区同様、いつの間にか「防獣柵」が張り巡らされていたり。結局、ミヤマアカネは四万十町の学校ビオトープで、オオキトンボは日高村で、タイリクアカネは広島県でと、まるでトンボ撮り難民のようです。

 239A0554マイコアカネ連結産卵2019・11・4四万十市  239A0075ミヤマアカネ交尾2019・11・1四万十町  239A0121ミヤマアカネ連結産卵2019・11・1四万十町
 マイコアカネ連結産卵  ミヤマアカネ交尾   同 連結産卵

 239A9827オオキトンボ♂探雌飛翔2019・10・30日高村  239A9823オオキトンボ単独産卵2019・10・30日高村  239A9861オオキトンボ♂産卵警護飛翔2019・10・30日高村
オオキトンボ♂探雌飛翔   同 単独産卵     同 警護産卵

 239A1157キトンボ♂探雌飛翔2019・11・9広島県  239A1155タイリクアカネ♂探雌飛翔2019・11・9広島県  239A1163タイリクアカネ連結産卵2019・11・9広島県
 キトンボ♂探雌飛翔 タイリクアカネ♂探雌飛翔  同 連結産卵

 そんなことで、ついでに撮れるトンボも脈絡がありません。それでも、撮影できるだけマシですが。残り少ない今シーズン、もうひと踏ん張りです。

 239A0666ベニトンボ警護産卵2019・11・5土佐市  239A0354コバネアオイトトンボ連結産卵2019・11・2広島県    239A0300アオイトトンボ三連結産卵2019・11・2広島県
ベニトンボ警護産卵 コバネアオイト連結産卵 アオイトトンボ3連結

 239A0135ナベヅル2019・11・1四万十市  239A0376ヌートリア2019・11・2広島県  239A0961ミサゴ2019・11・8トンボ王国
  ナベヅル       ヌートリア       ミサゴ

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by 杉村光俊  at 17:40 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑
イベント情報・お知らせ
トンボ王国のホームページはこちらからどうぞ
www.gakuyukan.com/

お知らせ

トンボ王国に憩うレッドリスト生物写真展
期間:~2020年9月30日(水)
場所:四万十川学遊館あきついお・とんぼ館ロビー
内容:トンボ王国で見られる、または記録されている高知県版絶滅危惧生物64種をA-3パネルで紹介。
*本来はゴールデンウイーク期間中の特別展でしたが、同期間は新型コロナウイルス蔓延防止のために臨時休館を余儀なくされたことから、展示期間を延長しています。

その他

毎日イベント・ビーズトンボ携帯ストラップ作り&四万十川の蛇紋岩みがき
内容:ビーズで作るトンボ・アクセサリーの携帯ストラップ版(簡素化したデザインで、所要時間約30分)と、磨くほどに輝きを増す四万十川の蛇紋岩みがき(所要時間約30分)。

『中国・四国のトンボ図鑑』 割引頒布について
トンボと自然を考える会の会員の方を対象に割引頒布を実施させて頂いております。
税込み価格3,675円のところ、あきついお四万十川学遊館・売店コーナーでは税込み価格3,150円でお分けさせて頂きます(ご購入の際には、必ず会員証をご提示下さい)。
また、宅配を希望される方は、税・送料込み3,400円とさせて頂きたく、必要額を本会郵便口座(01630-5-35218)にお振込み下さい。1週間ほどでお届けできます。

「ネーチャーフォト研究会」メンバー募集中
トンボと自然を考える会会員、または四万十川学遊館年間パスポート所有者を対象として、トンボ自然公園内で見られるトンボや花などの撮影案内、作品展示会(年1~2回)、研究会会員の撮影技術向上と親睦を深めることを目的とした勉強会等を行います。
撮影されたい動植物の時期や場所の問い合わせへの対応、撮影時のコツ等を職員がアドバイスさせていただきますので、多くの方々のご参加をお待ちしています。
お問い合わせは、トンボと自然を考える会事務局。

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プロフィール

杉村光俊

Author:杉村光俊
1955年高知県中村市(現四万十市)に生まれる。
1985年(社)トンボと自然を考える会常務理事
日本蜻蛉学会会員
トンボ生態写真家

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