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トンボ王国のトンボ78種に

 ハナショウブが見ごろを迎えたトンボ王国。去る5月25日正午前、保護区中央を流れる池田川で探雌飛翔するグンバイトンボ♂1頭を発見、短時間静止したところを数カット撮影した後、正確な記録とするため採集させて頂きました。既知のトンボ王国に一番近い生息地は四万十市旧西土佐村内の四万十川で、車で1時間ほど離れた場所になります。増水等でここからトンボ王国近くの下流まで押し流された幼虫がうまく羽化して飛来した、と考えるのが自然かもしれません。今回の発見は単なる偶産記録…と思っていたところ、6月1日に同じ場所でまた1♂を見つけました。ひょっとすると、すでに池田川で増殖しているのかもしれません。真偽のほどは今後の調査次第ですが、何はともあれ2013年のシコクトゲオトンボ以来、トンボ王国としては78種目の新記録ということになり、1フィールド記録種80がさらに近付いてきました。

   239A2362ハナショウブ2019・6・1トンボ王国  239A2294グンバイトンボ♂探雌飛翔2019・6・1トンボ王国  239A2304グンバイトンボ♂2019・6・1トンボ王国
  ハナショウブ咲くトンボ王国     グンバイトンボ6月2日撮影

 その池田川では多くのトンボ類がパトロールに産卵にと、忙し気に飛び交っています。

239A0897コヤマトンボ産卵2019・5・21トンボ王国 239A1277セスジイトトンボ♂2019・5・24トンボ王国 239A1949ベニイトトンボ♂&コウホネ2019・5・29トンボ王国 239A2372ベニイトトンボ2ペア連結産卵2019・6・1トンボ王国
コヤマトンボ産卵飛翔  セスジイトトンボ♂    ベニイトトンボ♂&連結産卵

239A2284キイトトンボ連結産卵2019・6・1トンボ王国ロウ 239A1952コフキヒメイトトンボ産卵2019・5・29トンボ王国 239A2338ハグロトンボ未成熟♀2019・6・1トンボ王国 239A2352オオシオカラトンボ♂&シオヤトンボ2019・6・1トンボ王国
キイト連結産卵 コフキヒメイト産卵 ハグロ羽化直後♀ オオシオカラ&シオヤ♂

   239A1937キイロサナエ♂2019・5・29トンボ王国  239A1013アオモンイトトンボ同色型♀産卵2019・5・22トンボ王国  239A2313タベサナエ産卵2019・6・1トンボ王国
    キイロサナエ♂     アオモンイト同色♀産卵   タベサナエ産卵

その他、周辺のトンボたちです。

239A2422チョウトンボ未成熟♀2019・6・2 239A0851シオヤトンボ交尾2019・5・21トンボ王国 239A2325サラサヤンマ♂なわばり飛翔2019・6・1トンボ王国 239A2162ニホンカナヘビ2019・5・31トンボ王国
 チョウトンボ未成熟♀ シオヤトンボ交尾  サラサヤンマ♂ ニホンカナヘビ

 新しいガイドブック製作のため、日高村でアオヤンマの産卵を探していますが、広すぎてなかなかです。

   239A1138アオヤンマ♂捕食(シオカラトンボ羽化直後♂) 2019・5・23日高村小鹿児日下川調整池  239A2100アオヤンマ交尾2019・5・30日高村小鹿児  239A2091アキアカネ未成熟♀2019・5・30日高村小鹿児
  アオヤンマ♂捕食(シオカラ♂)  同 交尾      アキアカネ未成熟♀

 6月はトンボ愛好家待望のミナミヤンマ・シーズン。ところが、温暖化に伴う気象変化と中山間地の荒廃が深刻化している当地方の渓流は荒れ放題。お陰で、ミナミヤンマどころか、ヤマサナエすら減少の一途。濃条翅♀の主産地足摺岬も、いついなくなってもおかしくないほどの減りようです。特に、10年ほど前には1日20個ほどの羽化殻を見つけられた西側の渓流は今シーズン、ただの1個も見つけられませんでした。

239A2211ミナミヤンマ♂羽化2019・6・1土佐清水市足摺半島 239A1839ミナミヤンマ♂羽化2019・5・29土佐清水市足摺半島 239A1904ミナミヤンマ♂処女飛行2019・5・29足摺岬 239A2273ミナミヤンマ淡条翅型未熟♀休止2019・6・1土佐清水市足摺半島
     ミナミヤンマ♂羽化~処女飛行            同 淡条翅型♀休止

 トンボ王国周辺の水辺では、シコクトゲオやコヤマトンボなどがよく目につきます。

   239A1221シコクトゲオトンボ♂2019・5・24四万十市大名鹿道端  239A1807コヤマトンボ♂なわばりり飛翔2019・5・28四万十市具同中組相ノ沢  239A1316アオサナエ産卵2019・5・24四万十市口鴨川
    シコクトゲオトンボ♂   コヤマトンボ♂       アオサナエ産卵

 5月下旬某日、晴れの日を狙って広島県尾道市方面に遠征、久しぶりにムカシヤンマの産卵が撮影できました。ただ、アオハダトンボはまだ未成熟でした。

   239A1476ムカシヤンマ産卵2019・5尾道市  239A1442クロスジギンヤンマ♂探雌飛翔2019・5尾道市  239A1520ハッチョウトンボ♂2019・5尾道市
    ムカシヤンマ産卵    クロスジギンヤンマ♂   ハッチョウトンボ♂

   239A1566アオハダトンボ半成熟♂2016・5広島県世羅町  239A1547アオハダトンボ半成熟♀2016・5広島県 世羅町  239A1596ニホンカワトンボ橙色翅型♂2016・5広島県世羅町
  アオハダトンボ半成熟♂   同 半成熟♀    ニホンカワトンボ橙色翅♂

画像はすべて、クリックすると拡大します。





by 杉村光俊  at 17:55 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑
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毎日イベント・ビーズトンボ携帯ストラップ作り&四万十川の蛇紋岩みがき
内容:ビーズで作るトンボ・アクセサリーの携帯ストラップ版(簡素化したデザインで、所要時間約30分)と、磨くほどに輝きを増す四万十川の蛇紋岩みがき(所要時間約30分)。

『中国・四国のトンボ図鑑』 割引頒布について
トンボと自然を考える会の会員の方を対象に割引頒布を実施させて頂いております。
税込み価格3,675円のところ、あきついお四万十川学遊館・売店コーナーでは税込み価格3,150円でお分けさせて頂きます(ご購入の際には、必ず会員証をご提示下さい)。
また、宅配を希望される方は、税・送料込み3,400円とさせて頂きたく、必要額を本会郵便口座(01630-5-35218)にお振込み下さい。1週間ほどでお届けできます。

「ネーチャーフォト研究会」メンバー募集中
トンボと自然を考える会会員、または四万十川学遊館年間パスポート所有者を対象として、トンボ自然公園内で見られるトンボや花などの撮影案内、作品展示会(年1~2回)、研究会会員の撮影技術向上と親睦を深めることを目的とした勉強会等を行います。
撮影されたい動植物の時期や場所の問い合わせへの対応、撮影時のコツ等を職員がアドバイスさせていただきますので、多くの方々のご参加をお待ちしています。
お問い合わせは、トンボと自然を考える会事務局。

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プロフィール

杉村光俊

Author:杉村光俊
1955年高知県中村市(現四万十市)に生まれる。
1985年(社)トンボと自然を考える会常務理事
日本蜻蛉学会会員
トンボ生態写真家

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