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記録更新ならず

 2018年のトンボ・シ-ズンが閉幕したようです。1997年にトンボ王国で記録されていた、1月16日のご長寿2位の記録をあっさり塗り替え、19日まで元気な姿を見せていたヒメアカネ1♂。

   239A1163ヒメアカネ生息地2019・1・18トンボ王国隣地廃棄田  239A1120ヒメアカネ♂2019・1・17トンボ王国隣地廃棄田  239A1162ヒメアカネ♂2019・1・18トンボ王国隣地廃棄田ロウ
 ご長寿ヒメアカネ観察場所  ヒメアカネ♂(17日)   同 (18日)

 1991年に記録されていた1月20日という、ヒメアカネのご長寿全国レコード更新も期待していましたが、タイ記録となる20日は雨のち晴れという天気で休場を余儀なくされました。
そして記録更新がかかる翌21日の天気は快晴、トンボ池の随所でメダカの群れが観察されるほどの暖かさでしたが、正午を中心におよそ1時間30分の捜索にも拘わらず、ついにその姿を見出すことはできませんでした。さらに、本日22日も暖かな晴天でしたが、1時間余りの捜索はやはり徒労に終わりました。思えば最後の観察となった19日正午前、前日までの落ち着いた行動からは想像できないくらい気忙しげで、老個体とは思えないほどのスピードでいきなり東方向にダッシュ飛行したかと思えば、突然急上昇して南方向に大きく旋回、さらに西方向に向きを変え急降下、元の場所から50mほど離れた湿地に舞い降りたようにも見えましたが、結局それっきりとなってしまいました。もう2週間以上も出合えていなかっただろう♀を求め、最後の力を振り絞って新天地を目指したのかもしれません。あるいはセキレイなどの野鳥に襲われてしまったのでしょうか。なお、17日まで姿を見せていた若いツマグロヒョウモンの♂も消息不明となりました。

239A1086ツマグロヒョウモン♂2019・1・17トンボ王国隣地廃棄田 239A1185ツチイナゴ2019・1・19トンボ王国右手湿地保護区 239A1217ムラサキシジミ2019・1・21トンボ王国 239A1221ミナミメダカ&モツゴ群れ2019・1・21トンボ王国
ツマグロヒョウモン♂(17)ツチイナゴ(19)ムラサキシジミ(21)ミナミメダカ(21)

 防獣柵設置によって湿地保護区の補修作業が軽減したため、スイレン池の整備作業が順調に進んでいます。22日からは6つ目のスイレン池リフォームに取り掛かっています。ただし、疲労はどんどん蓄積していますが。

   239A1199スイレン抜き2019・1・20トンボ王国  239A1215スイレン抜き2019・1・21トンボ王国  239A1228トンボ池2019・1・22
    20日の作業風景     21日の作業風景    22日の状況
  
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by 杉村光俊  at 17:02 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑

ヒメアカネ頑張る

 恵みの雨が降り、寒さも緩んだ13日、トンボ王国ではヒメアカネの♂2頭がまだ頑張っていました。翌14日は風がやや強めながらも、1♂が水辺を元気に飛び回っていました。ただ、ここまでだと当地方におけるヒメアカネのご長寿記録としては、まだ4番目です。1991年に記録された1月20日を筆頭に、1997年の1月16日、2003年の1月15日を越えられるかどうか、ささやかな期待を抱きつつ2018年のトンボ・シーズンは続きます。なお、13日には越冬中のホソミオツネントンボ1♀も確認できました。これは、2019年のトンボ記録種第1号です。

   239A0985ヒメアカネ♂2019・1・13トンボ王国  239A1008ヒメアカネ♂2019・1・14トンボ王国   239A0960ホソミオツネントンボ♀半成熟2019・1・13トンボ王国
   13日のニメアカネ♂   14日のヒメアカネ♂   ホソミオツネントンボ♀

 湿地保護区では、ニホンヒキガエルとニホンアカガエルの産卵も行われていました。

   239A0956ニホンヒキガエル孵化2019・1・13トンボ王国白ヶ谷  239A0899ニホンアカガエル卵塊2019・1・9トンボ王国右手湿地保護区  239A1000ムラサキツバメ♂2019・1・14トンボ王国本谷奥
孵化が始まったニホンヒキガエル ニホンアカガエルの卵塊 ムラサキツバメ♂
    
 1990年から「とんぼ館中庭ビオトープ」で生長を続けていた4本のケヤキ。冬期の落ち葉量もさることながら、庭や街路の植木は高さの割に根が浅く、地震や台風などで倒れてしまい、建物に被害を与えてしまう危険が高いのだそうです。そこで、「泣いて馬謖を切る」の心境?で、その心得がある須崎市の会員さんにお願いし、バッサリやっていただきました。ただし、根は残しているので、やがて芽吹くであろう「ひこばえ」を形よく育てたいと思います。

   239A0942中庭ビオトープ・ケヤキ伐採2019・1・13トンボ王国あきついお  239A0947中庭ビオトープ・ケヤキ伐採2019・1・13トンボ王国あきついお  239A0955中庭ビオトープ・ケヤキ伐採2019・1・13トンボ王国あきついお
    伐採前           伐採中           伐採後

 整備作業は、館裏アサザ池のアオゴウソ抜きも終え、2個目のスイレン池の抜根作業を終わりかけているところです。

   239A0890館裏アサザ池リフォーム2019・1・9トンボ王国  239A0922館裏アサザ池リフォーム2019・1・9トンボ王国  239A0934スイレン抜き2019・1・11トンボ王国サジタリア池
   館裏アサザ池作業前    同 作業後        スイレン抜根作業

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by 杉村光俊  at 11:23 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑

トンボ王国の年越し赤トンボ

 予報とは裏腹、生憎の曇り空となったトンボ王国の年明け。それでも午後1時30分から約1時間、晴れ間が広がり気温も14℃まで上昇、ヒメアカネ4~5♂とマユタテアカネ1♂が元気な姿を見せてくれました。
翌2日は午前10時30分から12時45分まで広く晴れ間が広がったものの、気温は12℃内外とやや低め。これでは…と思ったものの、アキアカネ1♂(未撮影)と、ヒメアカネは元旦同様4~5♂に加え1♀も健在、この♀と1♂で交尾も撮影させてもらえました。

   239A0673マユタテアカネ♂2019・1・1トンボ王国  239A0700ヒメアカネ交尾2019・1・2トンボ王国  239A0780ヒメアカネ2019・1・4トンボ王国
   マユタテアカネ♂(元旦) ヒメアカネ交尾(2日)  ヒメアカネ♂(4日)

 なお、3日と4日はヒメアカネ2~3♂のみで、5日は晴れ間がなく赤トンボの姿を確認することはできませんでした。一番の問題は、昨年末30日を最後にご長寿記録保持者(2008年に1月27日まで生存)キトンボの姿が見えなくなっていることです。
ということで、もう暫くは赤トンボの尻を追いかける日々が続きそうです。

 一方、現在高知県全域に乾燥注意報が出されているほど、少雨傾向が続いています。そのため、近くの河川はどこも流れが細くなり、一部は瀬切れも起きています。大形の魚たちにとっては受難の日々が続いています。

   239A0767渇水2019・1・4四万十市内川内川川  239A0754コイ2019・1・4四万十市内川内川川  239A0731ナマズ2019・1・4四万十市内川内川川
   四万十市北部の河川    コイ成魚の群れ     ナマズ成魚

 年末年始も休みナシの整備作業。目下、ウチワヤンマ池で増殖し過ぎたコウホネを、年末にリフォームした山際のトンボ池に移動させています。これから館裏アサザ池のアオゴウソを抜き終えたら、いよいよ冬季恒例のスイレン抜きです。

   239A0786ウチワヤンマ池コウホネ間引き20191・4トンボ王国  239A0787ウチワヤンマ池コウホネ間引き20191・4トンボ王国  239A0788コウホネ移動2019・1・5トンボ王国
    ウチワヤンマ池    コウホネ掘り起こし作業   引越し場所


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by 杉村光俊  at 10:16 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑
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お知らせ

毎日イベント・ビーズトンボ携帯ストラップ作り&四万十川の蛇紋岩みがき
内容:ビーズで作るトンボ・アクセサリーの携帯ストラップ版(簡素化したデザインで、所要時間約30分)と、磨くほどに輝きを増す四万十川の蛇紋岩みがき(所要時間約30分)。

『中国・四国のトンボ図鑑』 割引頒布について
トンボと自然を考える会の会員の方を対象に割引頒布を実施させて頂いております。
税込み価格3,675円のところ、あきついお四万十川学遊館・売店コーナーでは税込み価格3,150円でお分けさせて頂きます(ご購入の際には、必ず会員証をご提示下さい)。
また、宅配を希望される方は、税・送料込み3,400円とさせて頂きたく、必要額を本会郵便口座(01630-5-35218)にお振込み下さい。1週間ほどでお届けできます。

「ネーチャーフォト研究会」メンバー募集中
トンボと自然を考える会会員、または四万十川学遊館年間パスポート所有者を対象として、トンボ自然公園内で見られるトンボや花などの撮影案内、作品展示会(年1~2回)、研究会会員の撮影技術向上と親睦を深めることを目的とした勉強会等を行います。
撮影されたい動植物の時期や場所の問い合わせへの対応、撮影時のコツ等を職員がアドバイスさせていただきますので、多くの方々のご参加をお待ちしています。
お問い合わせは、トンボと自然を考える会事務局。

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プロフィール

杉村光俊

Author:杉村光俊
1955年高知県中村市(現四万十市)に生まれる。
1985年(社)トンボと自然を考える会常務理事
日本蜻蛉学会会員
トンボ生態写真家

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