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年越しへ

 寒い日が続くようになった四万十地方。
30日朝には山際のトンボ池が凍りついていました。それでも、日中は日差しに幾分温かさが感じられるようになり、4種の赤トンボが日溜りに姿を見せてくれました。キトンボは22日以来、ヒメアカネは交尾のオマケつきでした。トンボのほかでは、オンブバッタがトンボ同様30日も健在でしたが、ツマグロヒョウモンは27日から消息不明です。

   239A0408結氷2018・12・30トンボ王国  239A0430アカネ類日向ぼっこ場所2018・12・30トンボ王国  239A0410アキアカネ♂2018・12・30トンボ王国
    結氷            赤トンボ集合場所     アキアカネ♂

   239A0475キトンボ♂2018・12・30トンボ王国  239A0486ヒメアカネ交尾2018・12・30トンボ王国  239A0465オンブバッタ♀2018
    キトンボ♂         ヒメアカネ交尾      オンブバッタ

 本日31日は午後3時過ぎまで曇天でしたが、それでも太陽が顔をのぞかせると程なく、2~3頭のヒメアカネ♂が日溜りにやってきました。ということで、晴天の可能性が高い2019年元旦には年越し赤トンボ詣でが楽しめそうです。

239A0574農道2018・12・31 239A0573ヒメアカネ♂2018・12・31 239A0565ヤブムラサキ2018・12・31 239A0562シハイスミレ20185・12・31
 中央部農道       ヒメアカネ♂       ヤブムラサキ    シハイスミレ

 30日には、四万十市内やや北部の里山でもヒメアカネとマユタテアカネ、越冬中のホソミイトトンボが見られました。

   239A0440ヒメアカネ生息地2018・12・30四万十市蕨岡上分催合谷  239A0443ヒメアカネ♂2018・12・30四万十市蕨岡上分催合谷  239A0449ホソミイトトンボ越冬型半成熟♀2018・12・30四万十市蕨岡上分催合谷
    四万十市蕨岡       ヒメアカネ♂      ホソミイトトンボ越冬型♀

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それでは皆さん、よいお年を。
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余裕の冬至越え

 最高気温18℃超となった、四万十地方の冬至。お蔭でアキアカネ、ヒメアカネ、マユタテアカネ、キトンボの赤トンボ4種は余裕で冬至越えを果たせました。

   239A0216アキアカネ♂2018・12・22トンボ王国  239A0201マユタテアカネ♂2018・12・22トンボ王国  239A0208キトンボ♂2018・12・22トンボ王国
    アキアカネ♂        マユタテアカネ♂     キトンボ♂

 しかも、ヒメアカネは生殖活動のオマケ付きでした。ちなみに、ヒメアカネの産卵が12月10日を越えて観察されたのは、トンボ王国観察史上初めてのことです。

    239A0142ヒメアカネ交尾2018・12・22トンボ王国  239A0155ヒメアカネ産卵警護2018・12・22トンボ王国  239A0168ヒメアカネ単独産卵2018・12・22トンボ王国
     ヒメアカネ交尾      同 警護産卵      同 単独産卵

   239A0191ツマグロヒョウモン♂2018・12・22トンボ王国  239A0183イシガケチョウ2018・12・22トンボ王国  239A0244キタキチョウ吸蜜フジツツジ2018・12・23トンボ王国
   ツマグロヒョウモン♂    イシガケチョウ    キタキチョウ&フジツツジ

 次はクリスマス越え、そして年越しが待っていますが、人も極端な寒暖差が体調を崩させるように、変温動物のトンボではなおさら体調管理が難しいのではないでしょうか。しかも、すでに老個体ばかりということも気懸りです。なお、本日24日はキトンボを除く3種の健在が確認できました。

   239A0329アキアカネ♂2018・12・24トンボ王国  239A0314ヒメアカネ♂捕食2018・12・24トンボ王国  239A0319マユタテアカネ♂2018・12・24トンボ王国
    アキアカネ♂        ヒメアカネ♂捕食     マユタテアカネ♂

 お蔭と言えば、多くのご支援で設置させて頂いたイノシシ(防獣)柵の効果は抜群で、湿地保護区のリフォーム作業が順調に進んでいます。23日には、湿地保護区3ヶ所目となる本谷奥の作業がほぼ完了しました。これまで、毎冬のイノシシ被害で実施できなかった、トンボの暮らしに役立つ水生植物植栽も行えそうです。

   239A0105本谷奥湿地保護区リフォーム2018・12・20トンボ王国  239A0239本谷奥湿地保護区リフォーム2018・12・23トンボ王国  239A0238本谷奥湿地保護区リフォーム2018・12・23トンボ王国
        湿地保護区整備状況左・整備中20日 中・右西部後23日

   239A0231本谷奥湿地保護区リフォーム2018・12・23トンボ王国  239A0230本谷奥湿地保護区リフォーム2018・12・23トンボ王国  239A0233本谷奥湿地保護区リフォーム2018・12・23トンボ王国
             本谷奥湿地保護区整状況12月23日

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冬至越えへ

 師走も早や半ば。とはいえ、ポカポカ陽気の日が多く(温暖化でしょう)、トンボ王国ではまだ多くの赤トンボが水辺を飛び交っています。特にヒメアカネは、まだ最盛期並みの多さです。19日現在ヒメアカネのほか、アキアカネ、マユタテアカネ、キトンボの健在を確認できたほか、17日にはナツアカネ1♂の生存も確認しています。年越し赤トンボが期待されるところですが、これだけ暖かな日が続くと逆に休暇が取れない赤トンボたちがスタミナ切れを起こしてしまいそうです。先ずは、冬至越えです。

   239A0097アキアカネ♂2018・12・19トンボ王国  239A0099アキアカネ2018・12・19トンボ王国  239A0050ヒメアカネ♂2018・12・19トンボ王国本谷奥湿地保護区
             アキアカネ♂              ヒメアカネ♂

   239A0067マユタテアカネ♂2018・12・19  239A0059キトンボ♂2018・12・19トンボ王国  239A9953ナツアカネ♂2018・12・17トンボ王国
    マユタテアカネ♂     キトンボ♂         ナツアカネ♂

 その他の昆虫も、越冬組と非越冬組が入り混じっていて、まだ賑やかです。

239A9735ウラナミシジミ&オオジシバリ2018・12・14トンボ王国 239A0081ツマグロヒョウモン♂2018・12・19トンボ王国 239A0044テングチョウ2018・12・19トンボ王国本谷奥 239A9960ツチイナゴ2018・12・17トンボ王国
 ウラナミシジミ     ツマグロヒョウモン   テングチョウ      ツチイナゴ

239A9518ニホンイタチ2018・12・10トンボ王国 239A0088カワセミ2018・12・19トンボ王国 239A9989アオサギ2018・12・18トンボ王国 239A9771ノスリ2018・12・14トンボ王国
 ニホンイタチ      カワセミ   アオサギ         ノスリ

 整備作業は、モートンボイトトンボ保護区から本谷奥の湿地保護区に移っています。ここも防獣柵設置のお陰で気持ちよく進行しています。

239A9637本谷奥湿地保護区リフォーム2018・12・12トンボ王国 239A9919本谷奥湿地保護区リフォーム2018・12・16トンボ王国 239A9965本谷奥湿地保護区リフォーム2018・12・18トンボ王国 239A0038本谷奥湿地保護区2018・12・19トンボ王国
 除草後(12日) 土手補修後(16日)土手補修中(18日)土手補修後(19日)

 去る13日、所要で室戸市に行ってきました。近くの田んぼで、アキアカネとヒメアカネが頑張っていました。

   239A9730室戸岬2018・12・13室戸市内より  239A9689アキアカネ連結産卵2018・12・13室戸市  239A9663ヒメアカネ♂捕食2018・12・13室戸市
    室戸岬          アキアカネ連結産卵    ヒメアカネ♂捕食

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今シーズンも閉幕間近

 紅葉の季節が過ぎ、生き物達が冬支度を始めました。

239A8927イロハモミジ紅葉2018・11・29あきついお前庭 239A8815イロハモミジ紅葉2018・11・29あきついお前庭 239A8995イロハモミジ2018・12・トンボ王国あきついおメダカ・ビオトープ 239A8845ドウダンツツジ紅葉2018・11・29トンボ王国
   学遊館前庭と、メダカ・ビオトープのイロハモミジ    ドウダンツツジ

239A9114ノジギク2018・12・2トンボ王国あきついお中庭ビオトープ 239A9118ノジギク2018・12・2トンボ王国あきついお中庭ビオトープ 239A8673ケヤキワタアブラムシ有翅型2018・11・26トンボ王国あきついお中庭ビオトープ 239A8725ケヤキワタアブラムシ有翅型2018・11・26トンボ王国あきついお中庭ビオトープ
   中庭ビオトープのノジギク      ケヤキワタアブラムシ有翅型

   239A9276ベニシジミ&ヨメナ2018・12・7トンボ王国  239A9278オンブバッタ交尾2018・12・7トンボ王国  239A9235ヨコヅナサシガメ終齢幼虫集団2018・12・5トンボ王国  239A9236ヨコヅナサシガメ終齢幼虫集団2018・12・5トンボ王国
   ベニシジミ   オンブバッタ       ヨコヅナサシガメ幼虫越冬態勢

 数日前まで元気に活動していたヒメアカネも、昨日からの冷え込みで動きが鈍くなっています。さらに、冷え込みが厳しくなった今日は、正午過ぎにフジツツジ群落に潜り込んで寝込んでしまいました。ちなみに、午後5時過ぎの気温は8℃になっていました。

239A9202ヒメアカネ連結2018・12・5トンボ王国隣地放棄田 239A9079ヒメアカネ交尾飛翔2018・12・1トンボ王国隣地放棄田 239A9181ヒメアカネ交尾2018・12・5トンボ王国隣地放棄田 239A9213ヒメアカネ単独産卵2018・12・5トンボ王国隣地放棄田
 ヒメアカネ連結     交尾飛翔       交尾     単独産卵

   239A9423ヒメアカネ♂2018・12・9トンボ王国  239A9427ヒメアカネ♂休眠2018・12・9トンボ王国  239A9471ヒメアカネ♂休眠2018・12・9トンボ王国
    ヒメアカネ♂        同 休眠(正午過ぎ) 同 休眠(午後5時過ぎ)

   239A9264アキアカネ♀2018・12・7トンボ王国白ヶ谷モートンイトトンボ保護区  239A9220マユタテアカネ♂2018・12・5トンボ王国  239A9383キトンボ♂2018・12・8トンボ王国
    アキアカネ♀       マユタテアカネ♂      キトンボ♂

 トンボ保護区リフォームは右手湿地保護区から、谷中央部のモートンイトトンボ保護区に。防獣柵のお陰で、今シーズンの湿地保護区は無駄なく作業が進んでいます。

239A9159モートンイトトンボ保護区土手直し2018・12・4トンボ王国白ヶ谷 239A9247モートンイトトンボ保護区土手直し2018・12・7トンボ王国白ヶ谷 239A9408モートンイトトンボ保護区リフォーム2018・12・9トンボ王国白ヶ谷 239A9411モートンイトトンボ保護区リフォーム2018・12・9トンボ王国白ヶ谷
 12月4日の状況    12月7日の状況       12月9日の作業風景

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by 杉村光俊  at 17:47 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑
イベント情報・お知らせ
トンボ王国のホームページはこちらからどうぞ
www.gakuyukan.com/

お知らせ

トンボ王国に憩うレッドリスト生物写真展
期間:~2020年9月30日(水)
場所:四万十川学遊館あきついお・とんぼ館ロビー
内容:トンボ王国で見られる、または記録されている高知県版絶滅危惧生物64種をA-3パネルで紹介。
*本来はゴールデンウイーク期間中の特別展でしたが、同期間は新型コロナウイルス蔓延防止のために臨時休館を余儀なくされたことから、展示期間を延長しています。

その他

毎日イベント・ビーズトンボ携帯ストラップ作り&四万十川の蛇紋岩みがき
内容:ビーズで作るトンボ・アクセサリーの携帯ストラップ版(簡素化したデザインで、所要時間約30分)と、磨くほどに輝きを増す四万十川の蛇紋岩みがき(所要時間約30分)。

『中国・四国のトンボ図鑑』 割引頒布について
トンボと自然を考える会の会員の方を対象に割引頒布を実施させて頂いております。
税込み価格3,675円のところ、あきついお四万十川学遊館・売店コーナーでは税込み価格3,150円でお分けさせて頂きます(ご購入の際には、必ず会員証をご提示下さい)。
また、宅配を希望される方は、税・送料込み3,400円とさせて頂きたく、必要額を本会郵便口座(01630-5-35218)にお振込み下さい。1週間ほどでお届けできます。

「ネーチャーフォト研究会」メンバー募集中
トンボと自然を考える会会員、または四万十川学遊館年間パスポート所有者を対象として、トンボ自然公園内で見られるトンボや花などの撮影案内、作品展示会(年1~2回)、研究会会員の撮影技術向上と親睦を深めることを目的とした勉強会等を行います。
撮影されたい動植物の時期や場所の問い合わせへの対応、撮影時のコツ等を職員がアドバイスさせていただきますので、多くの方々のご参加をお待ちしています。
お問い合わせは、トンボと自然を考える会事務局。

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プロフィール

杉村光俊

Author:杉村光俊
1955年高知県中村市(現四万十市)に生まれる。
1985年(社)トンボと自然を考える会常務理事
日本蜻蛉学会会員
トンボ生態写真家

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