閉幕宣言

 結局、今月11日が2016年のトンボシーズン最終日となってしまいました。この日、ヒメアカナ2オスの生存が確認できたものの、12日からは曇り勝ちの日が続くようになり、15日にはついに小雪がチラつき始めるなど「もはや、これまでか…」という感じです。

   _Q4A1221降雪2017・1・23トンボ王国   _Q4A1219降雪2017・1・23トンボ王国   _Q4A1228雪解け2017・1・23トンボ王国
            1月23日朝の降雪            当日午後

 となれば、次は「春のたより」さがし…といきたいところですが、寒さは募るばかり。動いているのは野鳥ばかりで、昆虫の姿が見当たりません。17日には成虫越冬中のムラサキシジミが昇天していました。寒暖の差が大き過ぎたのかもしれません。

_Q4A1163ダイサギ2017・1・22トンボ王国 _Q4A1058メジロ採餌2017・1・17トンボ王国あきついお前庭 _Q4A0968メジロ採餌2017・1・16トンボ王国あきついお前庭 _Q4A1068ムラサキシジミ越冬失敗2017・1・17トンボ王国
 ダイサギ         エサに釣られたメジロ    越冬失敗のムラサキシジミ

 そんな中でもトンボ池リフォーム作業は続いています。
   
   _Q4A0893パンダ池スイレン抜き2017・1・12トンボ王国  _Q4A0908パンダ池スイレン抜き2017・1・13トンボ王国  _Q4A0913パンダ池スイレン抜き2017・1・13トンボ王国
               12~13日のスイレン抜き状況

   _Q4A1151白スイレン池リフォーム2017・1・20トンボ王国  _Q4A1303第5スイレン池リフォーム2017・1・25トンボ王国  _Q4A1305第5スイレン池リフォーム2017・1・25トンボ王国
               21~25日のスイレン抜き状況

 途中、イノシシによって数日置きに破壊される、湿地保護区の土手直しを余儀なくされるのが辛いところです。

   _Q4A0952イノシシ荒らし2017・1・16トンボ王国  _Q4A0953イノシシ荒らし2017・1・16トンボ王国  _Q4A0957イノシシ荒らし補修2017・1・16トンボ王国
       湿地保護区で繰り広げられるイタチ(イノシシ?)ごっこ
   
 この寒さで、咲き続けていた春の花も後退してしまいましたが、アセビの花が本格的?に咲き始めたようです。なお、明日から暖かさが少し戻ってくるようです。

   _Q4A1299ミツマタ2017・1・25トンボ王国  _Q4A1308アセビ2017・1・25トンボ王国  _Q4A1314アセビ2017・1・25トンボ王国
    ミツマタ               ほころび始めたアセビの蕾

画像はすべて、クリックすると拡大します。




by 杉村光俊  at 10:47 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑

ヒメアカネ10日越え

 穏やかな天候に恵まれ、年越しに成功したトンボ王国のヒメアカネ。
降雨となった7日以降、いつもの場所に姿を見せなくなり、そろそろシーズン閉幕宣言を、と考えていた11日午後、谷中央の水田周辺でオス2頭が元気に飛び回っていることを確認、2016年の閉幕宣言はもう少し先になりそうです。ちなみに、当地でのヒメアカネご長寿記録は、1991年に記録された1月20日です。

_Q4A0873ヒメアカネ♂確認地2017・1・11トンボ王国 _Q4A0869ヒメアカネ♂2017・1・11トンボ王国 _Q4A0863ヒメアカネ♂2017・1・11トンボ王国 _Q4A0712ツマグロキチョウ2017・1・9トンボ王国
 谷中央部付近    ヒメアカネ♂(11日・同一個体) オマケのツマグロキチョウ

 年末から取り掛かっていた、多目的広場西隣のトンボ池リフォームが9日、やっと終了しました。人手不足で2年間手付かずだったため、スイレンのみならずヒメガマとマコモもしっかり根付いており、予想以上に手こずりました。スイレン抜きを主体として、春までに要整備のトンボ池がまだ10個以上も控えている中、あちこちで春の花が咲き、ニホンヒキガエルの孵化が始まるなど、何か、追い立てられているようです。

_Q4A0881スイレン池リフォーム終了2017・1・11トンボ王国 _Q4A0739ニホンヒキガエル孵化2017・1・10トンボ王国白ヶ谷 _Q4A0883シロバナタンポポ2017・1・11トンボ王国 _Q4A0877ホトケノザ2017・1・11トンボ王国
リフォーム後のトンボ池 ニホンヒキガエル孵化 シロバナタンポポ ホトケノザ

 もう一つ気にかかる、宿毛市のアオタテハモドキのご長寿記録。オオイヌノフグリが満開となって、もう春が来てしまったかのような果樹園の片隅で、5日にオス1頭、10日にもメス2頭が元気に飛び回っていました。複数のチョウ専門家のご意見では、高知県での越冬はまず考えられないとのこと。そういえば、10日にも非成虫越冬のベニシジミが2頭見られましたし、まだ本格的な冬が来ていないから生き残っているだけのことなのでしょう。ただ、スミレやホトケノザがそこそこ咲き揃った土手横をサッと通り過ぎたのは、早生まれのルリシジミだったような気もして、ひょっとしたら「番狂わせ」の可能性も…

_Q4A0728オオイヌノフグリ2017・1・10宿毛市 _Q4A0597アオタテハモドキ♂(左)2017・1・5宿毛市 _Q4A0591アオタテハモドキ♂(左)2017・1・5宿毛市 _Q4A0718アオタテハモドキ青色♀吸蜜&オオイヌモフグリ2017・1・10
 オオイヌノフグリ     アオタテハモドキ♂(5日)  同 青色♀吸蜜(10日)

 ちっとも寒くならないので、市内のホソミイトトンボも冬篭りする必要がないようです。

_Q4A0501ホソミイトトンボ越冬型越冬地2017・1・3四万十市上分催合谷 _Q4A0494ホソミイトトンボ越冬型♂♀越冬中2017・1・3四万十市上分催合谷 _Q4A0497ホソミイトトンボ越冬型♂越冬中2017・1・3四万十市上分催合谷 _Q4A0491ホソミイトトンボ越冬型♀越冬中2017・1・3四万十市上分催合谷
 集会所横の林縁   ホソミイトトンボ越冬型♂・♀ 同 ♂   同 ♀

画像はすべて、クリックすると拡大します。





by 杉村光俊  at 16:31 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑

めでたく年越し

 年末年始、穏やかな天候に恵まれた四万十地方。トンボ王国のヒメアカネ♂数頭は無事、新年を迎えることができました。元日と2日も4♂が健在です。日向の気温は両日とも17℃に達し、元日午後には越冬中のクビキリギスやツマグロキチョウなども日溜りに顔を出していました。ただ、大晦日まで元気に飛び回っていた、キトンボの姿が新年になって確認できておらず、その安否が気遣われます。なお、アキアカネとマユタテアカネは年越しに失敗した模様です。

_Q4A0388ヒメアカネ生息地2017・1・1トンボ王国 _Q4A0477ヒメアカネ♂2017・1・2トンボ王国 _Q4A0293キトンボ♂2016・12・31トンボ王国 _Q4A0308キトンボ♂2016・12・31トンボ王国
年越しアカネ観察地  ヒメアカネ♂(2日) 消息不明のキトンボ♂(昨年大晦日)

_Q4A0239ムラサキシジミ2016・12・30トンボ王国 _Q4A0436ツマグロキチョウ2017・1・1トンボ王国 _Q4A0404クビキリギス2017・1・1トンボ王国 _Q4A0402フジツツジ2017・1・1トンボ王国
 ムラサキシジミ     ツマグロキチョウ    クビキリギス     フジツツジ

 一方、大方の予想に反し?宿毛市のアオタテハモドキも新年を迎えました。それも元旦3♂2♀、2日3♂1♀という、場所と時期的に考えて異例の多さではないでしょうか。このまま、暖冬が続けば越冬も期待できそうですが、ここではまだツマグロヒョウモンやベニシジミなど、非成虫越冬性のチョウも生き残っているので、まだ本格的な冬が訪れていないだけのことかもしれません。

_Q4A0466アオタテハモドキ♂2017・1・2宿毛市 _Q4A0453アオタテハモドキ♂2017・1・2宿毛市 _Q4A0338アオタテハモドキ青色♀吸蜜&オオイヌノフグリ2017・1・1宿毛市 _Q4A0365アオタテハモドキ青色♀2017・1・1宿毛市
   アオタテハモドキ♂     同 ♀吸蜜(オオイヌノフグリ&ヤマラッキョウ) 

 保護区整備は、年末より多目的広場西隣の白スイレン池のリフォームに取り掛かっています。が、イノシシの悪さで土手の補修を余儀なくされる、湿地保護区の見回りにも手を取られており、進捗状況は今ひとつです。

   _Q4A0323スイレン池リフォーム2016・12・31トンボ王国  _Q4A0398イノシシ荒らし2017・1・1トンボ王国  _Q4A0442イノシシ荒らし修繕2017・1・1トンボ王国
    スイレン抜き          イノシシ荒らし修繕前&修繕後

 「四万十川学遊館あきついお」に、四万十川の記録魚を紹介する大形パネルがお目見えしました。

   _Q4A0330魚パネル2016・12・31アあきついお  _Q4A0331魚パネル2016・12・31アあきついお  _Q4A0332魚パネル2016・12・31アあきついお
   メダカすくい会場  四万十川の魚図鑑パネル記録種&飼育中リスト・パネル

画像はすべて、クリックすると拡大します。
by 杉村光俊  at 17:22 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑
イベント情報・お知らせ
トンボ王国のホームページはこちらからどうぞ
www.gakuyukan.com/

催しのご案内

第5回ネーチャーフォト研究会作品発表展示会
内容:自然と生き物大好きメンバー渾身の生物写真64点を、A-3サイズのパネルで紹介。ビーズトンボ額がもらえる人気投票つき。
日時:平成29年4月22日(土)~7月17日(月)。
場所:四万十川学遊館あきついお・多目的ホール。
入場:四万十川学遊館あきついおの入館料が必要。

みんな、こい展
内容:一口にコイといっても、大きさや泳ぎ方、食べ物もまちまち。多様な水環境で独自の進化を遂げた個性的なコイ科の魚10種を6基の中型水槽で特別展示。
日時:平成29年4月22日(土)~5月7日(日)。
場所:四万十川学遊館あきついお・さかな館コミュニティー広場。
入場:四万十川学遊館あきついおの入館料が必要。

メダカすくい・こどもの日バージョン
内容:金魚すくいの「ポイ」を使って、タライで泳ぐトンボ王国産メダカをすくいます。2尾までお持ち帰り頂けます。
場所:四万十川学遊館さかな館・階段下。
入場:四万十川学遊館あきついおの入館料が必要。 小学生以下の有料入館者は1回無料。2回目以降や一般の方についても、1回100円でご体験頂けます。なお、アメリカザリガニのタライもあります。こちらのお持ち帰りは1回1尾となります。
特別ルール:5月5日のみ、すくった数に応じてお菓子などと交換することができます。

第1回学遊館クラブ「フナ釣り」
内容:ミミズ掘りから始まるフナ釣りです。
日時:平成29年5月14日(日)午前10時~12時。
場所:トンボ王国のトンボ池。
対象:小学生。補助役として大人の方の参加を歓迎します。
参加費:無料。ただし参加資格は本会会員か、四万十川学遊館の年間パスポート所有者。

ピラルクのエサやり
内容:全長2メートルのアマゾン川産ピラルクへの、スリル満点の給餌体験。
場所:四万十川学遊館あきついお・さかな館。
時間:開館日の午後4時~。
対象:入館者先着10名。
参加費:無料。ただし、「四万十川学遊館あきついお」の入館料が必要)。

毎日イベント・ビーズトンボ携帯ストラップ作り&四万十川の蛇紋岩みがき
内容:ビーズで作るトンボ・アクセサリーの携帯ストラップ版(簡素化したデザインで、所要時間約30分)と、磨くほどに輝きを増す四万十川の蛇紋岩みがき(所要時間約30分)。

日高村トンボ観察図鑑ができました
 この春、高知県日高村(高知市の西方、車で30分ほど)より、同村内でこれまでに記録されている73種類のトンボを紹介した標記ガイドブックが発行されました。本体A-5版160ページで、解説を本会の杉村光俊常務理事が担当したご縁で、本会でも販売させて頂いております。実寸大での生体標本画像と、和風の体色解説が大きな特徴です。
四万十川学遊館あきついお売店にて税込み1,000円で販売中、送料360円で郵送も承ります。日高村からの預かり部数は300弱、ご購入を希望される方はお早めお求め下さい。

『中国・四国のトンボ図鑑』 割引頒布について
トンボと自然を考える会の会員の方を対象に割引頒布を実施させて頂いております。
税込み価格3,675円のところ、あきついお四万十川学遊館・売店コーナーでは税込み価格3,150円でお分けさせて頂きます(ご購入の際には、必ず会員証をご提示下さい)。
また、宅配を希望される方は、税・送料込み3,400円とさせて頂きたく、必要額を本会郵便口座(01630-5-35218)にお振込み下さい。1週間ほどでお届けできます。

「ネーチャーフォト研究会」メンバー募集中
トンボと自然を考える会会員、または四万十川学遊館年間パスポート所有者を対象として、トンボ自然公園内で見られるトンボや花などの撮影案内、作品展示会(年1~2回)、研究会会員の撮影技術向上と親睦を深めることを目的とした勉強会等を行います。
撮影されたい動植物の時期や場所の問い合わせへの対応、撮影時のコツ等を職員がアドバイスさせていただきますので、多くの方々のご参加をお待ちしています。
お問い合わせは、トンボと自然を考える会事務局。

カテゴリー
検索フォーム
リンク
このブログをリンクに追加する
プロフィール

杉村光俊

Author:杉村光俊
1955年高知県中村市(現四万十市)に生まれる。
1985年(社)トンボと自然を考える会常務理事
日本蜻蛉学会会員
トンボ生態写真家

最近の記事
月別アーカイブ
最近のコメント
RSSフィード