年越しへ

 「年越し赤トンボ」まで、今日を入れて後4日。気になる現況は、アキアカネ♂とマユタテアカネ♂の生存確認が23日まで、同じくキトンボ♂が25日まで、生憎の空模様で観察不能だった26日と27日を挟んで、28日は最高気温10℃前後という肌寒さ?ながら、ヒメアカネ♂が5~6頭見られました。この状況と、今後の天気予報を考慮すれば多分、年越しアカネの確認は難しくなさそうです。ただ逆に、これまでの恵まれた天候のせいで、ご長寿記録の更新は難しいかもしれません。

_Q4A0143ヒメアカネ♂2016・12・28トンボ王国 _Q4A0128ヒメアカネ♂2016・12・28トンボ王国 _Q4A9992キトンボ♂2016・12・24トンボ王国 _Q4A0003キトンボ♂2016・12・24トンボ王国
          ヒメアカネ♂              キトンボ♂

_Q4A9925マユタテアカネ♂2016・12・23トンボ王国 _Q4A9927アキアカネ♂2016・12・23トンボ王国 _Q4A0111渋柿落下2016・12・28トンボ王国右湿地保護区 _Q4A0110渋柿落下2016・12・28トンボ王国右湿地保護区
 マユタテアカネ♂    アキアカネ♂      落下した、湿地保護区のシブ柿

 ご長寿といえば、宿毛市のアオタテハモドキ2♂1♀が25日も健在でした。一帯は土佐ブンタンの果樹園が広がっており、蝋細工のような常緑の葉が陽光を反射させるためか、オオイヌノフグリやスミレといった春の花が咲きまくり、同じ25日にウスバキトンボも見られるなど、他地域に比べると随分暖かく感じられます。ひょっとしたら、こちらも年越しが確認できるかもしれません。

   _Q4A0060アオタテハモドキ生息地2016・12・25宿毛市  _Q4A0049アオタテハモドキ♂2016・12・25宿毛市  _Q4A0059アオタテハモドキ青色♀2016・12・25宿毛市
    ブンタン畑        アオタテハモドキ♂    同 青色♀

 整備作業は、館裏のアサザ池リフォームがほぼ完了、年内に次のスイレン池リフォームに移れそうです。

   _Q4A9812館裏アサザ池2016・12・18トンボ王国  _Q4A0069アサザ池リフォーム2016・12・25トンボ王国  _Q4A0118アサザ池リフォームほぼ完了2016・12・28トンボ王国
    作業前(18日)      作業途中(25日)    ほぼ完了(28日)

 それではこれから、昨日の調査で消息が確認できなかったキトンボ等の捜索に出向きます。

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by 杉村光俊  at 10:35 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑

気になるご長寿記録

 今年も残すところ、10日となりました。そろそろ、気にかかる赤トンボたちのご長寿記録。毎年、冬至、クリスマス、年越しと節目節目の日に観察を続けていますが、今年は20日も冬至の21日もぐずついた空模様で、トンボたちが起きてきません。記録にチャレンジできるのは、すでにアキ、マユタテ、ヒメ、キの寒さに強い4種に絞られてきている感じですが、19日にはこれら全種の生存が確認できていることと、当面は強い寒波の南下もなさそうなので、冬至越えは確実と思います。

   _Q4A9699アキアカネ♂2016・12・13トンボ王国  _Q4A9747マユタテアカネ♂2016・12・16トンボ王国  _Q4A9675ヒメアカネ♂2016・12・13トンボ王国
    アキアカネ♂       マユタテアカネ♂      ヒメアカネ♂

_Q4A9771キトンボ♂&ヒメアカネ2016・12・17トンボ王国 _Q4A9786キトンボ♂2016・12・17トンボ王国 _Q4A9689ダイサギ2016・12・13トンボ王国 _Q4A9745キタキチョウ吸蜜ツワブキ2016・12・16トンボ王国
キトンボ♂&ヒメアカネ♂ キトンボ♂      ダイサギ キタキチョウ&ツワブキ

 一方、冬期恒例のトンボ王国整備作業ですが、すでに右手湿地保護区のリフォームを終え、いよいよスイレン抜きに突入しました。その皮切りは、心ならずも昨年度手つかずに終わった館裏のアサザ池。ここはスイレンとカサスゲが除去大正です。2~3日で完了といきたいところですが…

   _Q4A9849右手湿地保護区2016・12・19トンボ王国  _Q4A9847右手湿地保護区2016・12・19トンボ王国  _Q4A9812館裏アサザ池2016・12・18トンボ王国
            右手湿地保護区            アサザ池

 もう一つ、気にかかるのが宿毛市のアオタテハモドキ。ポカポカ陽気となった19日には1オス1メスの生存が確認できましたが、このところ朝晩の冷え込みが厳しくなってきているので、年越しは難しいかもしれません。もう少し観察を続けたいと思います。

_Q4A9863アオタテハモドキ♂2016・12・19宿毛市 _Q4A9870アオタテハモドキ中間色♀2016・12・19宿毛市 _Q4A9836アオタテハモドキ青色♀吸蜜2016・12・18宿毛市 _Q4A9755スミレ2016・12・16宿毛市
 アオタテハモドキ♂   同 青色♀     同青色♀吸蜜(ヤクシソウ) スミレ

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by 杉村光俊  at 15:29 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑

コケの一念

 12月も早や半ば。赤トンボもめっきりと少なくなったトンボ王国ですが、紅葉は今が見ごろです。まだ本格的な寒波襲来はなく、熱帯スイレンとフジツツジもダラダラと咲き続けています。

   _Q4A8981キトンボ♂2016・12・6トンボ王国  _Q4A9364マユタテアカネ♂2016・12・10トンボ王国  _Q4A9379マユタテアカネ♂2016・12・10トンボ王国
     キトンボ♂               マユタテアカネ♂

   _Q4A9371ヒメアカネ♂2016・12・10トンボ王国  _Q4A9367ヒメアカネ♂2016・12・10トンボ王国  _Q4A9251マイコアカネ♂2016・12・8トンボ王国
              ヒメアカネ♂             マイコアカネ♂

_Q4A9352ドウダンツツジ2016・12・10トンボ王国 _Q4A9104イロハモミジ2016・12・7トンボ王国あきついお _Q4A9107イロハモミジ2016・12・7トンボ王国あきついお _Q4A9313フジツツジ2016・12・9トンボ王国
 ドウダンツツジ            イロハモミジ      フジツツジ

_Q4A9412熱帯スイレン(ブルーズ・アイ)2016・12・11トンボ王国 _Q4A9414熱帯スイレン(ブルーズ・アイ)2016・12・11トンボ王国 _Q4A9112アシブトハナアブ2016・12・7トンボ王国 _Q4A9406ウラナミシジミ吸水2016・12・11トンボ王国
         熱帯スイレン     アシブトハナアブ    ウラナミシジミ 

 そんなことで、まだ宿毛市のアオタテハモドキ詣でも続いており、去る11日、ついに念願の交尾現場に遭遇できました。12月に入っても、晴天の日には軽く二ケタの個体に出合えます。ツマグロヒョウモンやベニシジミなど、非越冬性在来種よりも多いくらいです。もちろん、四国南端近い場所とはいえ、基本的に東南アジアの蝶が12月に交尾するなどということは、どう考えても「温暖化」そのもの。手放しで嬉しがっている場合ではありません。ただ、最近羽化したと思われる新鮮な個体には、ハネが縮れて十分伸び切っていないものが少なくありません。やはり、そろそろ「限界」も近づいてきているようです。

_Q4A9180アオタテハモドキ♂2016・12・7宿毛市 _Q4A9547アオタテハモドキ♂吸蜜&ヤマラッキョウ2016・12・11宿毛市 _Q4A9464アオタテハモドキ交尾2016・12・11宿毛市 _Q4A9458アオタテハモドキ交尾2016・12・11宿毛市
 アオタテハモドキ♂   同 ♂吸蜜          同 交尾

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by 杉村光俊  at 17:06 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑

キトンボ撮りました

 先月12日の発見以来、宿毛市のアオタテハモドキ詣でが終わりません。師走入りしてもなお、元気よく飛び回っています。肝心の交尾シーンには出合えていないものの、晴れ間が広がると軽く2ケタの個体を見つけることができます。5日も15頭以上いました。こうなると、最後まで見届けるほかありません。

   _Q4A8973アオタテハモドキ♂2016・12・5宿毛市  _Q4A8955アオタテハモドキ♂2016・12・5宿毛市  _Q4A8645アオタテハモドキ♂追尾2016・11・29宿毛市
           アオタテハモドキ♂            同 追尾

   _Q4A8950アオタテハモドキ♀吸蜜2016・12・5宿毛市  _Q4A8811アオタテハモドキ青色♀2016・12・2宿毛市  _Q4A8689ノスリ2016・11・29宿毛市
  アオタテハモドキ♀吸蜜   同 青色♀        近くにいたノスリ

 最近はチョウの合間にトンボを探している感じで、オオアオイトトンボの産卵は撮りこぼしたものの、何とかトンボ王国産ヒメアカネとキトンボの産卵だけは押さえることができました。

   _Q4A8718ヒメアカネ交尾2016・12・1トンボ王国  _Q4A8773ヒメアカネ単独産卵2016・12・1トンボ王国  _Q4A8743ヒメアカネ♂産卵警護2016・12・1トンボ王国
    ヒメアカネ交尾      同 単独産卵       同 ♂産卵警護

_Q4A8940キトンボ連結産卵2016・12・5トンボ王国 _Q4A8939キトンボ連結産卵2016・12・5トンボ王国 _Q4A8926ドウダンツツジ2016・12・5トンボ王国 _Q4A8632フジツツジ2016・11・29トンボ王国白ヶ谷
        キトンボ連結産卵          ドウダンツツジ   フジツツジ

 同じ作業を強いられるのは「ご勘弁」ということで、防獣ネットを張り巡らせた湿地保護区。スイレン池周辺の被害は覚悟の上でしたが、やっぱり?防獣ネットも破られてしまいました。もう少し補強しないといけないようです。今度は草刈作業に支障が出てきますが…

   _Q4A8694リフォーム作業2016・11・30トンボ王国白ヶ谷  _Q4A8634イノシシ荒らし2016・11・29トンボ王国ロウ  _Q4A8928イノシシ荒らし2016・12・5トンボ王国
  モートンイトトンボ保護区  スイレン池観察道    右手の湿地保護区

 日高村のトンボ・ガイドもデータ作り進行中、3日には現地もののヤゴ探しでアオサナエやコヤマトンボなどの終齢幼虫を見つけました。まだ、ネキトンボとオオキトンボが飛んでいました。このデータもガイドブックに利用されます。

_Q4A8845オオキトンボ生息地2016・12・3日高村 _Q4A8838オオキトンボ♂2016・12・3日高村 _Q4A8860コヤマトンボ終齢幼虫 _Q4A8886アオサナエ終齢幼虫
オオキトンボ生息地   オオキトンボ♂     コヤマトンボ幼虫アオサナエ幼虫

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by 杉村光俊  at 16:49 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑
イベント情報・お知らせ
トンボ王国のホームページはこちらからどうぞ
www.gakuyukan.com/

催しのご案内

第5回ネーチャーフォト研究会作品発表展示会
内容:自然と生き物大好きメンバー渾身の生物写真64点を、A-3サイズのパネルで紹介。ビーズトンボ額がもらえる人気投票つき。
日時:平成29年4月22日(土)~7月17日(月)。
場所:四万十川学遊館あきついお・多目的ホール。
入場:四万十川学遊館あきついおの入館料が必要。

ピラルクのエサやり
内容:全長2メートルのアマゾン川産ピラルクへの、スリル満点の給餌体験。
場所:四万十川学遊館あきついお・さかな館。
時間:開館日の午後4時~。
対象:入館者先着10名。
参加費:無料。ただし、「四万十川学遊館あきついお」の入館料が必要)。

毎日イベント・ビーズトンボ携帯ストラップ作り&四万十川の蛇紋岩みがき
内容:ビーズで作るトンボ・アクセサリーの携帯ストラップ版(簡素化したデザインで、所要時間約30分)と、磨くほどに輝きを増す四万十川の蛇紋岩みがき(所要時間約30分)。

日高村トンボ観察図鑑ができました
 この春、高知県日高村(高知市の西方、車で30分ほど)より、同村内でこれまでに記録されている73種類のトンボを紹介した標記ガイドブックが発行されました。本体A-5版160ページで、解説を本会の杉村光俊常務理事が担当したご縁で、本会でも販売させて頂いております。実寸大での生体標本画像と、和風の体色解説が大きな特徴です。
四万十川学遊館あきついお売店にて税込み1,000円で販売中、送料360円で郵送も承ります。日高村からの預かり部数は300弱、ご購入を希望される方はお早めお求め下さい。

『中国・四国のトンボ図鑑』 割引頒布について
トンボと自然を考える会の会員の方を対象に割引頒布を実施させて頂いております。
税込み価格3,675円のところ、あきついお四万十川学遊館・売店コーナーでは税込み価格3,150円でお分けさせて頂きます(ご購入の際には、必ず会員証をご提示下さい)。
また、宅配を希望される方は、税・送料込み3,400円とさせて頂きたく、必要額を本会郵便口座(01630-5-35218)にお振込み下さい。1週間ほどでお届けできます。

「ネーチャーフォト研究会」メンバー募集中
トンボと自然を考える会会員、または四万十川学遊館年間パスポート所有者を対象として、トンボ自然公園内で見られるトンボや花などの撮影案内、作品展示会(年1~2回)、研究会会員の撮影技術向上と親睦を深めることを目的とした勉強会等を行います。
撮影されたい動植物の時期や場所の問い合わせへの対応、撮影時のコツ等を職員がアドバイスさせていただきますので、多くの方々のご参加をお待ちしています。
お問い合わせは、トンボと自然を考える会事務局。

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プロフィール

杉村光俊

Author:杉村光俊
1955年高知県中村市(現四万十市)に生まれる。
1985年(社)トンボと自然を考える会常務理事
日本蜻蛉学会会員
トンボ生態写真家

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