何となく秋

 9月半ば、10日間ほど秋雨前線が停滞、大陸からの高気圧がこれを南下させた途端、平地の水辺は赤トンボでごった返す…今年もそんな劇的な、かつ当たり前だった秋は訪れなかったようです。15日に台風18号の影響による降雨が見られて以降、概ね晴天続きの四万十地方。水辺には少しずつ赤トンボたちが戻ってきています。27日、トンボ王国にも多数のアキアカネが姿を見せました。タカネトンボも所定の水辺で活動を始めています。なお、本日9月28日は本格的雨天となっていますが、明日には回復するようです。

   _Q4A7756ヒメキンミズヒキ201  _Q4A7752ヒツジグサ2013・9・  _Q4A8435ヒメジソ2013・9・27
    湿地保護区         ヒツジグサ         ヒメジソ

   _Q4A8442アキアカネ交尾2013  _Q4A7970タカネトンボ♂探雌  _Q4A8244エゾトンボ♂2013・9
    アキアカネ交尾       タカネトンボ♂       エゾトンボ♂

   _Q4A7768ベニトンボ♂2013・9  _Q4A8282ウスバキトンボ終齢  _Q4A8451ウスバキトンボ羽化
    ベニトンボ♂        ウスバキトンボ幼虫     同 羽化後♂

   _Q4A7965マユタテアカネ♂探  _Q4A7762オオアオイトトンボ  _Q4A7865アオモンイトトンボ
    マユタテアカネ♂     オオアオイトトンボ♂    アオモンイトトンボ♂

 まだ夏の名残が残る四万十川トンボ池でも、いくつかの赤トンボが生殖活動を始めたので、大急ぎで草刈を行いました。
   _Q4A8456四万十川トンボ池201  _Q4A8458除草2013・9・27四万  _Q4A8490除草2013・9・27四万
   四万十町トンボ池除草後  鍋島トンボ池除草前    同 除草後

   _Q4A8219ネキトンボ♂2013・9  _Q4A7975ネキトンボ♂2013・9  _Q4A7745ノシメトンボ連結産
              ネキトンボ♂             ノシメトンボ連結産卵

_Q4A7749ハネビロトンボ単独 _Q4A8214アジアイトトンボ産 _Q4A8233アオモンイトトンボ _Q4A7737ギンヤンマ連結産卵2
ハネビロトンボ産卵 アジアイトトンボ産卵 アオモンイト交尾 ギンヤンマ連結産卵

   _Q4A8470チョウトンボ♂2013  _Q4A8477チョウトンボ♂2013  ハラビロトンボ老熟♀2013・9
              チョウトンボ♂             ハラビロトンボ♀
   
 魚の方では、数年前から狙っていたオオキンブナが撮れました。クロヨシノボリと共生している清流好きのフナです。
   _Q4A8351オオキンブナ2013・9  _Q4A8377オオキンブナ2013・9  _Q4A7991クロヨシノボリ2013
             オオキンブナ              クロヨシノボリ


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by 杉村光俊  at 18:06 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑

秋の足音

 どこに行ってもヒガンバナが目立つ季節になりました。トンボ王国では、これも帰化ながらホテイアオイも水辺に彩を添えています。秋の中に混じって、なぜか季節はずれのハナショウブも一輪。

   _Q4A7097ヒガンバナ2013・9・  _Q4A7072ホテイアオイ2013・9  _Q4A7074コフキヒメイトトン
    ヒガンバナ         ホテイアオイ        +コフキヒメイト♀

_Q4A7600ツリフネソウ2013・9 _Q4A7597キクモ2013・9・22ト _Q4A7605ツルボ2013・9・22ト _Q4A7515ハナショウブ201
 ツリフネソウ       キクモ           ツルボ        ハナショプブ

 一足早く水辺に戻っているマユタテアカネに続き、マイコアカネやヒメアカネもすっかり色付き臨戦態勢に入っているようです。今夏の猛暑で水底はひび割れるほど乾燥してしまったウチワヤンマ池には突如としてミズワラビが芽吹き、温暖化の申し子ベニトンボの姿も。
_Q4A6572マイコアカネ♂2013 _Q4A6545ノシメトンボ♀2013 _Q4A6551コノシメトンボ♀201 _Q4A7585ベニイトトンボ♂+オ
 マイコアカネ♂      ノシメトンボ♀      コノシメトンボ♀ ベニイトトンボ♂

_Q4A7099ベニトンボ♂2013・9 _Q4A7136ベニトンボ♂2013・9 _Q4A7594ミズワラビ2013・9・ _Q4A7034アメイロトンボ未熟
           ベニトンボ♂     ミズワラビ       アメイロトンボ未熟♂

 目下の問題は、早くもイノシシの悪さが始まっていることで、特に湿地保護区のハス池は蓮根堀りで穴だらけにされてしまいました。

   _Q4A7581イノシシ荒らし2013  _Q4A7602イノシシ荒らし2013  _Q4A7596イノシシ荒らし2013
    湿地保護区のハス池    山際の観察道     トンボ学生服池のボタン

 標高800m超のルリボシ、オオルリボシ生息地では、平地より一足早くナツアカネやオオアオイトトンボが生殖活動を始めています。

   _Q4A6900タカネトンボ産卵201  _Q4A6875ルリボシヤンマ♂探  _Q4A6891ルリボシヤンマ♂探
    タカネトンボ産卵        ルリボシヤンマ♂探雌パトロール

   _Q4A6980ルリボシヤンマ産卵2 _Q4A6943ルリボシヤンマ産卵2  _Q4A6885アナグマ2013・9・18
           ルリボシヤンマ産卵           アナグマ

   _Q4A7298オオルリボシヤンマ  _Q4A7299オオルリボシヤンマ  _Q4A7482オオルリボシヤンマ
  オオルリボシヤンマ生息地 オオルリボシ♂摂食     同 なわばり飛翔

   _Q4A7488オオルリボシヤンマ  _Q4A7442オオルリボシヤンマ  _Q4A7504オオルリボシヤンマ
                  オオルリボシヤンマ産卵

_Q4A7283ナツアカネ連結産卵2 _Q4A7229ナツアカネ連結産卵2 _Q4A7435エゾビタキ2013・9・ _Q4A7510オオアオイトトンボ
         ナツアカネ連結産卵         エゾビタキ   オオアオイト連結

 さらに気温30℃越えの中、四万十川トンボ池でもノシメトンボが多数、産卵を始めました。今年のトンボシーズンもいよいよ終盤戦入りです。

  _Q4A7528ノシメトンボ♂2013  _Q4A7534ノシメトンボ連結産  _Q4A7557ノシメトンボ産卵警  _Q4A7578ノシメトンボ単独産
 ノシメトンボ♂  同 連結産卵     同 産卵警護   同 単独産卵


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by 杉村光俊  at 18:59 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑

お盆と彼岸

 今夏の渇水が影響しているのでしょうか、盆花と呼ばれるミソハギが結構な数で咲き残る中、ヒガンバナが咲き始めました。仏様はさぞ、お困りのことでしょう。

   _Q4A5864ミソハギ2013・9・11  _Q4A5863ヒガンバナ+ミソハギ  _Q4A6459シロバナマンジュシ
    ミソハギ           観察道周辺       ヒガンバナ(白花)
_Q4A6477ミソハギ+マンジュシ _Q4A5870ヤブラン2013・9・11 _Q4A5873ヤブラン2013・9・11 _Q4A6479ツリフネソウ2013・9
 ヒガンバナ+ミソハギ            ヤブラン       ツリフネソウ

 そんなトンボ王国ではやはり、あの大渇水に耐えたアメイロトンボの2化成虫が飛び交っています。実は♂撮影後にも7月28日から8月4日にかけ数回、産卵♀も確認していたのでした。とはいえ、この時期の四万十地方は夏のトンボと秋のトンボの端境期でパッとしません。
   _Q4A6344アメイロトンボ未熟  _Q4A5770アメイロトンボ未熟  _Q4A5795アメイロトンボ未熟
          アメイロトンボ未熟♂摂食          同 未熟♀

_Q4A5288セスジイトトンボ交 _Q4A5810ハグロトンボ♂2013 _Q4A5850オニヤンマ♂探雌飛 _Q4A5828オニヤンマ♂争い201
セスジイトトンボ交尾   ハグロトンボ♂    オニヤンマ探雌パトロール 同 争い

 というわけで、スキを見て楽しめるトンボを求めて東奔西走しています。その中心は、最近公表された愛媛県のオオルリボシヤンマ。およそ30年前に信頼できる研究者が現地調査された際には未発見でしたが、現在はすでにウジャウジャ状態。その後に近隣県(と言っても全て海の向こうですが)から進出してきたとするには一つ解せないことがあります。それは、青色型の♀が未発見ということです。なお、同地は愛媛県でも残り少ない(最後の?)オオイトトンボの確実な生息地でもあります。

_Q4A5487オオルリボシヤンマ _Q4A6308オオルリボシヤンマ _Q4A6297オオルリボシヤンマ _Q4A6277ギンヤンマ♂×オオ
 生息環境        オオルリボシヤンマ♂なわばり飛翔 ギン♂×オオルリボシ♀

_Q4A6316オオルリボシヤンマ _Q4A6247オオルリボシヤンマ _Q4A5507オオイトトンボ♂201 _Q4A5484エゾゼミ♂2013・9・
オオルリボシヤンマ産卵  +♂干渉         オオイトトンボ♂    エゾゼミ♂

 さらに!13日には大阪のY氏及び京都T氏アドバイスの下、香川のT氏をお誘いして琵琶湖に行ってきました。お蔭様で数十年振りにメガネ、オオサカ両サナエとの再会を果たすことができました。

   _Q4A6084メガネサナエ♂探雌  _Q4A6115メガネサナエ♂なわ  _Q4A6150メガネサナエ♂なわ
  メガネサナエ探雌パトロール         同 なわばり休止

_Q4A6137オオサカサナエ♂探 _Q4A6161オオサカサナエ♂な _Q4A6165オオサカサナエ♂な _Q4A6189オオサカサナエ交尾2
オオサカサナエ探雌パトロール      同 なわばり休止         同 交尾


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by 杉村光俊  at 13:36 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑

ちょっと増水

 今夏、異常渇水に悩まされ続けていたトンボ王国。4日、台風から変わった温帯低気圧の通過でトンボ王国としては「ちょっと増水」し、ようやく各トンボ池は満水(一部は冠水状態となりました。今シーズン初めて、コイ成魚の遡上も見られ、複数のベニトンボ♂も姿を見せてくれました。まだひび割れが残るウチワヤンマ池でも、数種のトンボたちが産卵を始めています。ただ、渇水中に湿地保護区のハス(蓮根=レンコン)がイノシシに食害されてしまいました。

   _Q4A4724冠水2013・9・4トン  _Q4A4726冠水2013・9・4トン  _Q4A4752冠水2013・9・4トン
            ちょっと増水で、軽く冠水したトンボ王国

   _Q4A4748コイ遡上2013・9・4  _Q4A5008ベニトンボ♂2013・9  _Q4A5013コフキ産卵警護トン
     コイ追尾          ベニトンボ♂        コフキトンボ産卵警護

 一方、トンボの方はやはり端境期で、夏のトンボは生殖活動の最終段階、秋のトンボはマユタテアカネがぽつぽつ水辺に戻りつつあるといった感じです。

   _Q4A4118オニヤンマ♂2013・8  _Q4A4936オニヤンマ産卵2013  _Q4A4392コフキヒメイトトン
    オニヤンマ♂        同 産卵          コフキヒメイト交尾

   _Q4A4391セスジイトトンボ♂2  _Q4A4955キイトトンボ交尾201  _Q4A4949モノサシトンボ♂013
    セスジイトトンボ♂     キイトイトンボ交尾    モノサシトンボ♂

_Q4A5108マユタテアカネ♂201 _Q4A5118ヒメアカネ♂2013・9 _Q4A5136オオアオイトトンボ _Q4A5131オオアオイトトンボ
 マユタテアカネ♂     ヒメアカネ♂     オオアオイトトンボ半成熟♂ 同 ♀
   
 ヤンマの黄昏飛翔も、午後6時過ぎにギンヤンマと、老いたマルタンヤンマやネアカヨシヤンマが行き来している程度になりました。

   _Q4A5034ギンヤンマ♂黄昏飛  _Q4A5040マルタンヤンマ♂黄  _Q4A5036マルタンヤンマ♀黄
    ギンヤンマ♂       マルタンヤンマ老熟♂    同 ♀

  魚の方も今一つ…

   _Q4A5014マハゼ2013・9・6土  _Q4A4971ソラスズメダイ2013  _Q4A4965コトヒキ2013・9・5
    マハゼ           ソラスズメダイ       コトヒキ


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by 杉村光俊  at 17:17 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑
イベント情報・お知らせ
トンボ王国のホームページはこちらからどうぞ
www.gakuyukan.com/

催しのご案内

第31回全日本トンボフォトコンテスト作品募集のお知らせ
閉め切り
平成29年9月30日(土)消印有効
募集要項
応募点数:1人5点まで(未発表作品に限ります)
生態部門:4切り(ワイド4切りまたはA3サイズ可)
金賞1点(賞金2万円、盾、賞状、賞品としてビーズリアルトンボセット〈特大〉ほか)
銀賞2点(賞金1万円、盾、賞状、賞品としてビーズリアルトンボセット〈中〉ほか)
銅賞5点(賞状、賞品としてビーズリアルトンボセット〈小〉ほか)
努力賞50点(賞品としてフォトコンテスト絵葉書ほか)
力だめし部門:キャビネ (2L またはA4サイズ可)
金賞1点(賞金5千円、盾、賞状、賞品としてビーズリアルトンボセット〈中〉ほか)
銀賞3点(賞品としてビーズトンボ・ギンヤンマ)
努力賞50点(賞品としてフォトコンテスト絵葉書ほか)
トンボ王国特別賞3点(盾、賞状、賞品としてビーズリアルトンボセット〈小〉ほか)
*展示作品58点(生体部門のみ)の中から入場者の人気投票で決定
通信実費として定額為替(切手可)を1人300円同封してください。
上位入賞者については、画像データの提供をお願いします(新聞掲載のため)。 詳細の問い合わせと作品の送付先:〒787-0019
高知県四万十市具同8055-5
トンボ自然公園内
公益社団法人トンボと自然を考える会 「トンボフォトコンテスト」係

ピラルクのエサやり
内容:全長2メートルのアマゾン川産ピラルクへの、スリル満点の給餌体験。
場所:四万十川学遊館あきついお・さかな館。
時間:開館日の午後4時~。
対象:入館者先着10名。
参加費:無料。ただし、「四万十川学遊館あきついお」の入館料が必要)。

毎日イベント・ビーズトンボ携帯ストラップ作り&四万十川の蛇紋岩みがき
内容:ビーズで作るトンボ・アクセサリーの携帯ストラップ版(簡素化したデザインで、所要時間約30分)と、磨くほどに輝きを増す四万十川の蛇紋岩みがき(所要時間約30分)。

日高村トンボ観察図鑑ができました
 この春、高知県日高村(高知市の西方、車で30分ほど)より、同村内でこれまでに記録されている73種類のトンボを紹介した標記ガイドブックが発行されました。本体A-5版160ページで、解説を本会の杉村光俊常務理事が担当したご縁で、本会でも販売させて頂いております。実寸大での生体標本画像と、和風の体色解説が大きな特徴です。
四万十川学遊館あきついお売店にて税込み1,000円で販売中、送料360円で郵送も承ります。日高村からの預かり部数は300弱、ご購入を希望される方はお早めお求め下さい。

『中国・四国のトンボ図鑑』 割引頒布について
トンボと自然を考える会の会員の方を対象に割引頒布を実施させて頂いております。
税込み価格3,675円のところ、あきついお四万十川学遊館・売店コーナーでは税込み価格3,150円でお分けさせて頂きます(ご購入の際には、必ず会員証をご提示下さい)。
また、宅配を希望される方は、税・送料込み3,400円とさせて頂きたく、必要額を本会郵便口座(01630-5-35218)にお振込み下さい。1週間ほどでお届けできます。

「ネーチャーフォト研究会」メンバー募集中
トンボと自然を考える会会員、または四万十川学遊館年間パスポート所有者を対象として、トンボ自然公園内で見られるトンボや花などの撮影案内、作品展示会(年1~2回)、研究会会員の撮影技術向上と親睦を深めることを目的とした勉強会等を行います。
撮影されたい動植物の時期や場所の問い合わせへの対応、撮影時のコツ等を職員がアドバイスさせていただきますので、多くの方々のご参加をお待ちしています。
お問い合わせは、トンボと自然を考える会事務局。

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プロフィール

杉村光俊

Author:杉村光俊
1955年高知県中村市(現四万十市)に生まれる。
1985年(社)トンボと自然を考える会常務理事
日本蜻蛉学会会員
トンボ生態写真家

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