ホソミイト活動開始

 最高気温が20℃に達した23日、トンボ王国内で越冬中のホソミイトトンボ(Aciagrion migratum) 2♂1♀が林縁の陽だまりに姿を見せてくれました。

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ホソミイトトンボ越冬地      ホソミイトトンボ越冬型♂(全て同一個体)

 近所のウメも一気にほころび始め、キヌヤナギはすでに満開、春の花々もポツポツと開花しています。

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  近所のウメ      +ハナアブ       キヌヤナギ  オオイヌノフグリ

 湿地保護区ではイノシシによる被害が止まらず、頭を抱え込むばかりでしたが、24日午後、ついにその中の1頭が業者のワナにかかっていました。まだあどけなさが残る子供で、里山が以前のように健全で、十分なエサさえあればこんな目に遭うこともなかったかもしれません。この不憫なイノシシに輪廻の機会があるのなら、この次はぜひパンダかコアラを狙って欲しいと思います。

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イノシシ荒らし現場 オニヒトデも効果なし 確保されたイノシシ 他人事顔?のモズ

 行き着けの川にもボラの子が群れ、川底にはハゼの仲間が目立つようになってきました。

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    行き着けの川       ボラ幼魚          アベハゼ


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また積雪

 例年なら、春めいた日も多くなる2月中旬。今年はなかなかで、18日朝にはまた、それなりの積雪が見られました。

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積雪の四万十川                    トンボ王国

 雪景色のトンボ王国で活動しているのは野鳥ばかり、咲き揃ったヤブツバキの花びらも霜焼け状態です。そんな中、トンボ王国スタッフのスイレン抜き作業が佳境入りしています。

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    ダイサギ+コサギ     アオサギ          ミサゴ

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 ノスリ              ヤブツバキ          スイレン抜き

 近くの川に、四国では珍しいオオハクチョウが飛来しているとのことで、早速見に行ってきました。ツルの誘致用に整備されているビオトープ池で、優雅にたたずんでいました。

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                    オオハクチョウ

 なお、先月29日から越冬体勢を維持していた、四万十市郊外のホソミイトトンボ♀は今月16日に所在不明となりました。雨模様の一日ではあったものの、気温が上がった15日午後に降り止みをついて、もう少し乾燥した所に場所変えしたのでしょう。


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ホソミイト動かず

 近所の梅がほころび始めたトンボ王国。早々にハナショウブの柵作りを始めました。どうやらその一部が何者かのご馳走と化したらしい、乾燥オニヒトデには頼れそうもないので、転ばぬ先のイノシシ対策というわけです。

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              近所のウメ            ハナショウブの柵作り

 湿地保護区ではアカガエルの孵化も始まりました。

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    ニホンアカガエル     ミズギワカメムシ     キヌヤナギ

 先月29日に発見した越冬体勢のホソミイトトンボ♀は、雨にも雪にも負けず?2月15日現在もそのままのポーズで頑張っています。12日にはかなり気温が上がり、いくつかの個体が陽だまりに姿を見せていましたが、幸い?この♀は動かずにいてくれました。

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ホソミイトトンボ♀12日 同 13日    同 14日       同 15日

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   12日の越冬場所付近  ホソミイトトンボ越冬型♂    同 ♀

 半中半魚の身なので、トンボがいない時期には魚三昧の日々です。というわけで、近くの水辺を覗いてきました。行きつけの磯では、早くもタカノハダイの幼魚が活動を開始、四万十川最下流の支流ではスミウキゴリの幼魚が遡上しているなど、春の息吹も感じられるようになってきていました。

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    黒潮町大方の磯     タカノハダイ        カゴカキダイ

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    津蔵渕川         スミウキゴリ        ヒナハゼ

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                      ゴマハゼ


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by 杉村光俊  at 14:06 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑

不意打ち

 言った舌の根も乾かないうちに、イノシシの狼藉に見舞われてしまいました。被害に遭ったのは右手湿地保護区、ネアカヨシヤンマの増殖を期して水路方式での整備を行ったばかりの場所です。しかも、前日午前中の見回りでは異常なしだったので、それ以降、多分一晩の間の仕業に違いありません。ちょうどその数日前、別箇所のイノシシ被害が地元新聞で紹介されており、効果があるということで一読者から頂いた乾燥オニヒトデを「ここぞ」と思われる場所に吊るしてみました。結果報告は、また後日。

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      イノシシに荒らされた右谷奥の保護区      乾燥オニヒトデ

 ユキヤナギが咲き始めたトンボ王国では、多目的広場の片隅でヨコヅナサシガメの幼虫が集団で冬越ししています。

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    ユキヤナギ               ヨコヅナサシガメ幼虫


 思いついて7日、さかな館に展示するナイル・ティラピアを採りに高知市まで行ってきました。雨上がりの暖かな日となり、到着後10分で片付きました。

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    高知市内の水路   ナイル・ティラピアの群れ   野良ミドリガメ


 翌8日はまた真冬に逆戻り。結構な降雪の中、先月29日に見つけたホソミイトトンボの♀は、6日夜の大雨にも負けず同じ場所で越冬中。別の場所では、シコクトゲオトンボのヤゴも浅い流れの中で寒さに耐えています。

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     風雪に耐えるホソミイトトンボ♀(8日撮影)  シコクトゲオトンボ終齢幼虫


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by 杉村光俊  at 11:03 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑

耐える

 1月一杯でひとまず湿地保護区の補修作業を終え、2月から再びスイレン抜き作業に戻っています。今シーズンはカシ類の実が多いとのことで、イノシシ被害が比較的少ないことが幸いしています。ただ、この先は未知数ですが…

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水面の広がった湿地保護区 仕上げのオオフサモ駆除  再開したスイレン抜き

 2日は結構な寒さとなり、トンボ王国はまたまた、うっすら雪化粧となりました。野鳥も学遊館あきついお前に集まってきています。

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    雪化粧した観察道    雪中のハナミョウガ    メジロ

 先月29日、10年ほど前から通っている近くの里山で、越冬体勢のホソミイトトンボ♀1頭を見つけました。3日現在も全く同じ場所で風雪に耐えていますが、小雪舞う中でも人の気配を感じると体を回転させて足場の反対側に隠れようとします。めったにないチャンスなので、じっくり楽しみたいと思います。

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   ホソミイトトンボ越冬地       ホソミイトトンボ越冬型♀(活動中)

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越冬体制(1月31撮影)  同(2月1日撮影)     同(2月3日撮影)

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イベント情報・お知らせ
トンボ王国のホームページはこちらからどうぞ
www.gakuyukan.com/

催しのご案内

第5回ネーチャーフォト研究会作品発表展示会
内容:自然と生き物大好きメンバー渾身の生物写真64点を、A-3サイズのパネルで紹介。ビーズトンボ額がもらえる人気投票つき。
日時:平成29年4月22日(土)~7月17日(月)。
場所:四万十川学遊館あきついお・多目的ホール。
入場:四万十川学遊館あきついおの入館料が必要。

みんな、こい展
内容:一口にコイといっても、大きさや泳ぎ方、食べ物もまちまち。多様な水環境で独自の進化を遂げた個性的なコイ科の魚10種を6基の中型水槽で特別展示。
日時:平成29年4月22日(土)~5月7日(日)。
場所:四万十川学遊館あきついお・さかな館コミュニティー広場。
入場:四万十川学遊館あきついおの入館料が必要。

メダカすくい・こどもの日バージョン
内容:金魚すくいの「ポイ」を使って、タライで泳ぐトンボ王国産メダカをすくいます。2尾までお持ち帰り頂けます。
場所:四万十川学遊館さかな館・階段下。
入場:四万十川学遊館あきついおの入館料が必要。 小学生以下の有料入館者は1回無料。2回目以降や一般の方についても、1回100円でご体験頂けます。なお、アメリカザリガニのタライもあります。こちらのお持ち帰りは1回1尾となります。
特別ルール:5月5日のみ、すくった数に応じてお菓子などと交換することができます。

第1回学遊館クラブ「フナ釣り」
内容:ミミズ掘りから始まるフナ釣りです。
日時:平成29年5月14日(日)午前10時~12時。
場所:トンボ王国のトンボ池。
対象:小学生。補助役として大人の方の参加を歓迎します。
参加費:無料。ただし参加資格は本会会員か、四万十川学遊館の年間パスポート所有者。

ピラルクのエサやり
内容:全長2メートルのアマゾン川産ピラルクへの、スリル満点の給餌体験。
場所:四万十川学遊館あきついお・さかな館。
時間:開館日の午後4時~。
対象:入館者先着10名。
参加費:無料。ただし、「四万十川学遊館あきついお」の入館料が必要)。

毎日イベント・ビーズトンボ携帯ストラップ作り&四万十川の蛇紋岩みがき
内容:ビーズで作るトンボ・アクセサリーの携帯ストラップ版(簡素化したデザインで、所要時間約30分)と、磨くほどに輝きを増す四万十川の蛇紋岩みがき(所要時間約30分)。

日高村トンボ観察図鑑ができました
 この春、高知県日高村(高知市の西方、車で30分ほど)より、同村内でこれまでに記録されている73種類のトンボを紹介した標記ガイドブックが発行されました。本体A-5版160ページで、解説を本会の杉村光俊常務理事が担当したご縁で、本会でも販売させて頂いております。実寸大での生体標本画像と、和風の体色解説が大きな特徴です。
四万十川学遊館あきついお売店にて税込み1,000円で販売中、送料360円で郵送も承ります。日高村からの預かり部数は300弱、ご購入を希望される方はお早めお求め下さい。

『中国・四国のトンボ図鑑』 割引頒布について
トンボと自然を考える会の会員の方を対象に割引頒布を実施させて頂いております。
税込み価格3,675円のところ、あきついお四万十川学遊館・売店コーナーでは税込み価格3,150円でお分けさせて頂きます(ご購入の際には、必ず会員証をご提示下さい)。
また、宅配を希望される方は、税・送料込み3,400円とさせて頂きたく、必要額を本会郵便口座(01630-5-35218)にお振込み下さい。1週間ほどでお届けできます。

「ネーチャーフォト研究会」メンバー募集中
トンボと自然を考える会会員、または四万十川学遊館年間パスポート所有者を対象として、トンボ自然公園内で見られるトンボや花などの撮影案内、作品展示会(年1~2回)、研究会会員の撮影技術向上と親睦を深めることを目的とした勉強会等を行います。
撮影されたい動植物の時期や場所の問い合わせへの対応、撮影時のコツ等を職員がアドバイスさせていただきますので、多くの方々のご参加をお待ちしています。
お問い合わせは、トンボと自然を考える会事務局。

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プロフィール

杉村光俊

Author:杉村光俊
1955年高知県中村市(現四万十市)に生まれる。
1985年(社)トンボと自然を考える会常務理事
日本蜻蛉学会会員
トンボ生態写真家

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