夏はどこに?

 梅雨末期のようなお天気が続いています。気がかりなトンボ王国のヤンマ群飛ですが、やはりネアカヨシヤンマの個体数が伸び悩んでおり、現時点で2桁出たかどうか、といった感じで、やはり今春の異常渇水が響いているようです。ただ、最近になって未熟♀個体が顔出ししてくれていることもあり、結論はもう少し先になりそうです。
ハネビロエゾトンボが活動を始め、林縁のアカネが早くも色付き始めました。ここにきてウチワヤンマ産卵を今年初めて撮影することができました。しかも、2カップルが同時にやってきてあせりました。交尾の♀と産卵を撮影した♀は別個体です。アメイロトンボも時々姿を見せてくれています。

_MG_2586ネアカヨシヤンマ黄.gif _MG_2578ネアカヨシヤンマ黄.gif _MG_2733ハネビロエゾトンボ.gif _MG_2725ヒメアカネ未熟♂201.gif
ネアカヨシヤンマ♀摂食飛翔 同 ♂ ハネビロエゾトンボ♂  ヒメアカネ半成熟♂

_MG_2180ウチワヤンマ交尾201.gif _MG_2199ウチワヤンマ交尾飛.gif _MG_2211ウチワヤンマ産卵201.gif _MG_2145チャワンバス2011・7.gif
 ウチワヤンマ交尾    同 産卵場所探し    同 産卵      チャワンバス

_MG_2732キチョウ+シロネ201.gif _MG_2454アメイロトンボ♂201.gif _MG_2543ギンヤンマ♂2011・7.gif _MG_2555.gif
シロネ+キチョウ アメイロトンボ♂  ギンヤンマ♂     コシアキトンボ♂争い 

_MG_2136ベニトンボ交尾2011.gif _MG_2139ベニトンボ交尾2011.gif _MG_2245ベニイトトンボ♂羽.gif _MG_2250ベニイトトンボ♂+デ.gif
とんぼ館のベニイトトンボ  交尾          ♂羽化        ♂なわばり

 23日、恒例で天狗高原に行ってきました。アキアカネの数が、昨年に比べ幾分増加しているように感じました。曇り勝ちのお天気ながら、お目当てのミヤマサナエも少数見つけることができました。平地では末期となっているシコクトゲトンボですが、まだ未熟個体が残っていることは「さすが」というべきでしょうか。

_MG_2300ミヤマサナエ飛来地2.gif _MG_2327アキアカネ未熟♂201.gif _MG_2379アキアカネ未熟♀201.gif _MG_2397アキアカネ+ウシ2011.gif
 観察地景色   アキアカネ未熟♂   同 未熟♀     同 未熟♂と放牧牛

   _MG_2323ミヤマサナエ未熟♀2.gif  _MG_2423シコクトゲオトンボ.gif  _MG_2440シコクトゲオトンボ.gif
   ミヤマサナエ未熟♀    シコクトゲオトンボ♂    同 未熟♀

 31日は親子トンボ捕り大会ですが、まだ募集ワクは埋まっていません。ユーミン作曲「守ってあげたい」の中にに、「遠い夏、息を殺しトンボを採った。もう一度あんな気持ちで夢を追いかけてね。」という一節があります。これから色々な夢を追いかけてもらいたい子供たちにとって、トンボ採りは必須の体験ではないかと思うのですが…


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by 杉村光俊  at 10:57 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑

台風一過

 去る19日は久々の台風らしい台風の接近となり、トンボ王国はほどほどの水浸しとなりました。チャワンバスやサワギキョウなど、一部植物のつぼみが折れたりしましたが、お蔭様で大事には至りませんでした。

   _MG_1708増水(台6)2011・7.gif  _MG_1722増水(台6)2011・7.gif  _MG_1764台風6号通過後農道20.gif
  台風通過中のトンボ王国  川も道路も一体化    通過後の農道

 青空が広がった21日、多くのトンボが水辺に戻ってきました。20日に開幕した「花のある昆虫写真展」に思いがけず?いくつかの出品を余儀なくされてしまったので、次の機会を目指し花絡みの撮影に挑戦してみました。花絡みにはなりませんでしたが、ふと目にに止まったタイワンウチワヤンマ♂が食べていたのは、トンボ王国ではめったに見られないオナガサナエでした。

_MG_1978チョウトンボ♂+黄色.gif _MG_2023チョウトンボ♂+ヒメ.gif _MG_1964syoujyoutonnbo2011.gif _MG_2095タイワンウチワヤン.gif
チョウトンボ♂とスイレン+ヒメコウホネ ショウジョウトンボ♂ タイワンウチワヤンマ♂

 コオニユリに続きカノコユリが咲き始めました。

_MG_1468カノコユリ2011・7・.gif _MG_1938カノコユリ2011・7・.gif _MG_1456スイレン池2011・7・.gif _MG_1943モンキアゲハ+スイレ.gif
          カノコユリ      スイレン池        モンキアゲハ

 台風通過の前後、強風を避けてのことか、とんぼ館中庭ビオトープに色々なトンボがやってきました。オオイトトンボの産卵は意外でした。

   _MG_1263ショウジョウトンボ.gif  _MG_1270オオシオカラトンボ.gif  _MG_1814.gif
 ショウジョウトンボ♂羽化 オオシオカラトンボ産卵警護 オオイトトンボ連結産卵

 夕方のヤンマ群飛はまだ、いま一つといった感じですが、今後に期待したいと思います。

   _MG_1489エゾトンボ♂2011・7.gif  _MG_1102コシアキトンボ♂パ.gif  _MG_1310ヤンマ群飛2011・7・.gif
    エゾトンボ♂        コシアキトンボ♂     マルタンヤンマほか


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by 杉村光俊  at 16:34 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑

黄昏飛翔・異変

 去る7月1日に草刈作業をしてきた四万十川トンボ池。成虫越冬種ホソミオツネントンボの羽化が最盛期を迎えています。その中に、マルタンヤンマの羽化殻がポツポツ。今春の寒波と渇水の影響がまだ続いているようです。

IMG_7794草刈2011・7・1四万.gif _MG_7826ホソミオツネントン.gif _MG_7813アジアイトトンボ産.gif _MG_7788マルタンヤンマ羽化.gif
四万十川トンボ池  ホソミオツネン♂羽化 アジアイト産卵 マルタンヤンマ羽化殻

 ヤブカンゾウの花が見ごろとなったトンボ王国では、まだヨツボシトンボががんばっています。ヤンマの黄昏飛翔も始まりましたが、これまでに確認できたのは10数頭のマルタンヤンマ♀と少数のヤブヤンマ、それと10頭に届かないギンヤンマのみ。何と、ネアカヨシヤンマがまだ1頭も確認できていません。かつて経験したことのない、とんでもない事態となっています。四万十トンボ池のマルタンヤンマのように、羽化が遅れているだけならいいのですが、今後の動向が案じられます。
_MG_8413ヤブカンゾウ2011・7.gif _MG_8841ヨツボシトンボ♂2011・7.gif _MG_8948ヒメアカネ未熟♂201.gif _MG_8690ヒメアカネ未熟♀201.gif
ヤブカンゾウ ヨツボシトンボ老熟♂  ヒメアカネ未熟♂    同 未熟♀

   _MG_8939ヤマサナエ老熟♂201.gif  _MG_8888コフキトンボ♀摂食.gif  _MG_9071マルタンヤンマ♀201.gif
    ヤマサナエ老熟♂   コフキトンボ♀摂食飛翔   マルタンヤンマ♀

 そんな中、梅雨明けが近いのかアメイロトンボがやってきました。

   _MG_8226アメイロトンボ♂201.gif  _MG_8581アメイロトンボ産卵2.gif  _MG_8955シオヤアブ交尾2011.gif
  アメイロトンボ♂探雌飛翔    同 産卵        シオヤアブ交尾

 先週末、ミナミヤンマ撮りで名古屋からTさんが来られ、日高村と足摺岬の産地をご案内してきました。「情けは人のためならず」で、日高村では近年では珍しいほどの群飛を、足摺では産卵シーンにまで出合うことができました。ついでに立ち寄った足摺のシコクトゲオ・ポイントで、立派なマムシに遭遇してしまいました。

_MG_8181ミナミヤンマ無条翅.gif _MG_8074ミナミヤンマ無条翅.gif _MG_7978ミナミヤンマ無条翅.gif _MG_8164ミナミヤンマ無条翅.gif
日高村渋川 ミナミヤンマ摂食群飛  無条翅型♀摂食飛翔  同 休止

   _MG_9034ミナミヤンマ♂パト2.gif  _MG_8508ミナミヤンマ濃条翅.gif  _MG_8496ミナミヤンマ産卵201.gif
 ミナミヤンマ♂なわばり飛翔  産卵にやってきた♀    産卵

   _MG_8545オオシオカラトンボ.gif  _MG_8814ウスバキトンボ群飛2.gif  _MG_8569マムシ2011・7・3足.gif
  オオシオカラトンボ産卵  群れ始めたウスバキトンボ   マムシ


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by 杉村光俊  at 11:09 |  トンボ王国最新情報 |  comment (1)  |   |  page top ↑

ミナミヤンマ最盛

 梅雨明けを思わせるような青空が広がったかと思えば、また梅雨空に戻る日々です。
トンボ館中庭ビオトープで、ベニイトトインボの産卵が見られるようになりました。
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  トンボ王国    中庭ビオトープ マンカラ・ウボンほか ベニイトトンボ産卵

 日高村でもミナミヤンマが群れるようになり、高知県内各産地のミナミヤンマが出揃った感じです。猛暑となった29日、まだ若さが目立つ日高村のミナミヤンマたちは次々と木陰に逃げ込んでいました。

_MG_7178ミナミヤンマ無条翅.gif  _MG_7262ミナミヤンマ♂休止2.gif _MG_7278コヤマトンボ♂休止2.gif _MG_7154シコクトゲオトンボ.gif
ミナミヤンマ無条翅型未熟♀  同 ♂     コヤマトンボ♂ シコクトゲオトンボ♀ 

 近くに大きな調整池ができた本産地にはオオヤマトンボやウチワヤンマといった、池沼性種も多く見られるようになっています。そのとばっちりで、羽化直後のオジロサナエが可愛そうなことに…。

_MG_7193オオヤマトンボ♀休.gif _MG_7140ウチワヤンマ未熟♂2.gif _MG_7210ウチワヤンマ♀捕食.gif _MG_7146オオシオカラトンボ.gif
オオヤマトンボ♀  ウチワヤンマ未熟♂  同 ♀捕食  オオシオカラトンボ未熟♂

 一足(二足?)早く羽化を終えている足摺岬のミナミヤンマは、多くの♂が水辺でのパトロールに余念ありません。オニヤンマの姿も見かけるようになってきましたが、シオヤトンボの♂も長寿記録更新中です。

_MG_7647ミナミヤンマ♂なわ.gif _MG_6823オニヤンマ未熟♀捕.gif  _MG_6985オオシオカラトンボ.gif _MG_6981シオヤトンボ♂2011.gif
ミナミヤンマ♂なわばり飛翔 オニヤンマ未熟♀ オオシオカラトンボ交尾 シオヤトンボ♂

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by 杉村光俊  at 17:18 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑
イベント情報・お知らせ
トンボ王国のホームページはこちらからどうぞ
www.gakuyukan.com/

催しのご案内

ピラルクのエサやり
内容:全長2メートルのアマゾン川産ピラルクへの、スリル満点の給餌体験。
場所:四万十川学遊館あきついお・さかな館。
時間:開館日の午後4時~。
対象:入館者先着10名。
参加費:無料。ただし、「四万十川学遊館あきついお」の入館料が必要)。

毎日イベント・ビーズトンボ携帯ストラップ作り&四万十川の蛇紋岩みがき
内容:ビーズで作るトンボ・アクセサリーの携帯ストラップ版(簡素化したデザインで、所要時間約30分)と、磨くほどに輝きを増す四万十川の蛇紋岩みがき(所要時間約30分)。

『中国・四国のトンボ図鑑』 割引頒布について
トンボと自然を考える会の会員の方を対象に割引頒布を実施させて頂いております。
税込み価格3,675円のところ、あきついお四万十川学遊館・売店コーナーでは税込み価格3,150円でお分けさせて頂きます(ご購入の際には、必ず会員証をご提示下さい)。
また、宅配を希望される方は、税・送料込み3,400円とさせて頂きたく、必要額を本会郵便口座(01630-5-35218)にお振込み下さい。1週間ほどでお届けできます。

「ネーチャーフォト研究会」メンバー募集中
トンボと自然を考える会会員、または四万十川学遊館年間パスポート所有者を対象として、トンボ自然公園内で見られるトンボや花などの撮影案内、作品展示会(年1~2回)、研究会会員の撮影技術向上と親睦を深めることを目的とした勉強会等を行います。
撮影されたい動植物の時期や場所の問い合わせへの対応、撮影時のコツ等を職員がアドバイスさせていただきますので、多くの方々のご参加をお待ちしています。
お問い合わせは、トンボと自然を考える会事務局。

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プロフィール

Author:杉村光俊
1955年高知県中村市(現四万十市)に生まれる。
1985年(社)トンボと自然を考える会常務理事
日本蜻蛉学会会員
トンボ生態写真家

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