春のトンボ最盛

 早くもゴールデンウイーク入り。トンボ王国では1000輪近くのカキツバタが開花、スイレンも例年より10日ほど遅れでピンク、白、黄色と、三色の花が咲き揃うようになりました。

_MG_6455スイレン(ピンク)2.gif _MG_6274白スイレン池2011・4.gif _MG_6731スイレン(黄色)201.gif _MG_6720オンツツジ2011・4・.gif
 スイレン(ピンク)     同 白         同 黄色  オンツツジ咲く小径
_MG_6501カキツバタ(白花)2.gif _MG_6268ヒメコウホネ池2011 _MG_6545タベサナエ♂2011・4.gif _MG_6703シオカラトンボ未熟.gif
カキツバタ(白花)    ヒメコウホネ池  コウホネ+タベサナエ シオカラ未熟♂

 トラフトンボやヨツボシトンボなど、春のトンボも最盛期を迎えたようです。

_MG_6511ヨツボシトンボ♂捕.gif _MG_6257ヨツボシトンボ産卵2.gif _MG_6698トラフトンボ♂なわ.gif _MG_6681トラフトンボ産卵(.gif
     ヨツボシトンボの♂と産卵         トラフトンボの♂と産卵
   _MG_6462オオイトトンボ連結.gif  _MG_6529ハシリグモ・タベサ.gif  _MG_6531ツマグロヒョウモン.gif
   オオイトトンボ連結産卵   トンボ・ハンターやパンジー・ハンターも始動

 四万十川最下流のトンボ池では、セスジイトトンボも姿を見せています。

   _MG_6427鍋島トンボ池2011・4.gif  _MG_6452セスジイトトンボ♂.gif  _MG_6445セスジイトトンボ♀.gif
    鍋島トンボ池      セスジイトトンボ半成熟♂   同 羽化中♀

 末期とは言いながら、行き付けの渓流ではまだ多くのムカシトンボが頑張っています。

   _MG_6317ムカシトンボ♂2011.gif  _MG_6303ムカシトンボ♂なわ.gif _MG_6894ムカシトンボ産卵行.gif
 ムカシトンボ♂なわばり飛翔  同 なわばり争い  シダに産卵を試みる♀

 そのほとりではユキモチソウを、道中では黒ウシの親子や満開のキシツツジを見ることができます。

_MG_6980ユキモチソウ2011・4.gif _MG_6887牧場2011・4・28三原.gif  _MG_6859キシツツジ2011・4・.gif _MG_6879キシツツジ2011・4・.gif
  ユキモチソウ      黒ウシの親子       三原村清水川のキシツツジ


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by 杉村光俊  at 19:10 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑

満水御礼

 深刻な水不足が続いていたトンボ王国周辺。22日夜から23日早朝の降雨で一気に解消されました。
水を得た魚ならぬトンボも、ようやく本格的な活動に入れることでしょう。
スイレンヤカキツバタの花が目立ち始めたトンボ王国ではモートンイトトンボMortonagrion selenionやショウジョウトンボCrocothemis servilia mariannaeが羽化、トラフトンボEpitheca marginataの産卵も始まりました。

_MG_5961トンボ池2011・4・23.gif _MG_5350カキツバタ2011・4・.gif _MG_5332フジ2011・4・.gif _MG_5870シラフジ2011・4・23.gif
 トンボ池          カキツバタ       フジ     シラフジ
_MG_6132コウホネ2011・4・24.gif _MG_5811オンツツジ2011・4・.gif _MG_6136サワオグルマ2011・4.gif _MG_5958シャガ2011・4・23ト.gif
 コウホネ        オンツツジ  サワオグルマ      シャガ
   _MG_5584トラフトンボ産卵201.gif  _MG_5592トラフトンボ産卵201.gif  _MG_5593トラフトンボ産卵201.gif
   トラフトンボ卵塊作り     飛び立ち         卵紐絡め
   _MG_6127モートンイトトンボ.gif  _MG_5829ショウジョウ未熟♂.gif  MG_5776ツヤマルシラホシカ.gif
 モートンイトトンボ羽化後♂ ショウジョウトンボ未熟♂ ツヤマルシラホシカメムシ

行き着けの渓流ではようやくアサヒナカワトンボMnais pruinosaやクロサナエDavidius fujiamaの羽化が始まりましたが、ムカシトンボEpiophlebia superstesは早くもラストスパートといった感じです。なお近くの渓流では、まだ未成熟の個体も多々見受けられます。季節はまだ推定2週間遅れです。

_MG_5715ムカシトンボ生息地2.gif _MG_5617クロサナエ♀羽化201.gif _MG_5620クロサナエ♂羽化201.gif _MG_5628アサヒナカワトンボ.gif
 行き着けの渓流   クロサナエ♀羽化  同左♂羽化 アサヒナカワトンボ♀羽化
_MG_5940ムカシトンボ♂なわ.gif _MG_5921ムカシトンボ♂なわ.gif _MG_5689ムカシトンボ♂なわ.gif _MG_6150ムカシトンボ産卵201.gif
   ムカシトンボ♂なわばり飛翔        同なわばり争い フキ花茎への産卵


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by 杉村光俊  at 17:24 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑

水不足

 四万十市周辺の動植物にとって、深刻な水不足が続いています。特に四万十川河川敷のトンボ池は4月半ばに入ってもなお全くの渇水状態、卵越冬のアカネやアオイトトンボはもはや絶望的かもしれません。トンボ王国でも、水底が一部露出したトンボ池でミツガシワやカキツバタが咲き始めているものの、何となく勢いが感じられません。

_MG_4832四万十町トンボ池201.gif _MG_4814トンボ池2011・4・14.gif _MG_4815ミツガシワ2011・4・.gif _MG_4821ミツガシワ2011・4・.gif
四万十川トンボ誘致池  学遊館裏のトンボ池          ミツガシワ
_MG_4576池田川2011・4・13ト.gif _MG_4809ゲンゲ+ニホンミツ.gif _MG_4801カキツバタ2011・4・.gif _MG_4803カキツバタ(白花)20.gif _MG_4688サワオグルマ2011・4.gif
オヘビイチゴ咲く土手 ゲンゲ+ニホンミツバチ     カキツバタ  サワオグルマ

 そんな中でも、トンボたちは命をつなぐ活動に余念がありません。干上がりかかった湿地ではシオヤトンボ(Orthetrum japonicum japonicum)が繁殖の最盛期を迎えています。
   _MG_4784シオヤトンボ交尾201.gif   _MG_4757シオヤトンボ産卵201.gif  _MG_4761シオヤトンボ♂産卵.gif
    シオヤトンボ交尾       飛水産卵         ♂産卵警護
   _MG_4517タベサナエ♂2011・4.gif  _MG_5014ツマグロヒョウモン.gif  _MG_4434ウンモンスズメ2011.gif
     タベサナエ♂      ツマグロヒョウモン     ウンモンスズメ   

行き着けの渓流ではムカシトンボ(Epiophlebia superstes)も繁殖の最盛期となり、ようやくヒメクロサナエ(Lanthus fujiacus)の羽化も始まりました。
_MG_5181ムカシトンボ♂なわ.gif _MG_5134ムカシトンボ移精201.gif _MG_5153ムカシトンボ交尾201.gif _MG_5039ムカシトンボ産卵(.gif
ムカシトンボ♂なわばり飛翔 移精    交尾         産卵(ジャゴケ)
   _MG_5085ムカシトンボ産卵(.gif  _MG_5187ムカシトンボ産卵痕.gif  _MG_5236ヒメクロサナエ羽化.gif
  珍しいフキの葉への産卵   同左・産卵痕      ヒメクロサナエ羽化直後♂


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by 杉村光俊  at 12:08 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑

スイレン開花

 トンボ池の水面を覆うヤマザクラの花びら。その傍らではスイレンの花が咲き、季節はほぼ10日遅れで春から初夏の気配に。成熟したシオヤトンボやタベサナエが水辺を飛び交う中、オオイトトンボやシオカラトンボが次々と羽化しています。
 _MG_4168トンボ池2011・4・11.gif _MG_4354スイレン(薄ピンク).gif _MG_4356スイレン(薄ピンク).gif _MG_4132ウマノアシガタ2011.gif
   トンボ誘致池         スイレン(薄ピンク)    ウマノアシガタ
_MG_4312フジツツジ2011・4・.gif _MG_3422フジツツジ2011・45.gif _MG_3646シャガ2011・4・9ト.gif _MG_4116ノアザミ2011・4・11.gif
          フジツツジ              シャガ        ノアザミ
_MG_3980トラフトンボ♂羽化.gif _MG_3984オオイトトンボ♂羽.gif _MG_3370オオイトトンボ♀羽.gif _MG_3665シオカラトンボ♀羽.gif
トラフトンボ♂処女飛行     オオイトトンボ♂羽化     シオカラトンボ♀羽化
   _MG_4114ツバメシジミ2011・4.gif  _MG_4307ツマキチョウ♂2011.gif  _MG_4223ヒメクロオトシブミ2.gif
    ツバメシジミ         ツマキチョウ       ヒメクロオトシブミ

隣村の、ダム湖に隣接して作られているトンボ池ではホソミオツネントンボが産卵期を迎え、四万十市周辺の渓流ではムカシトンボの姿がよく見られるようになってきました。行き着けの渓流では、早くも産卵が始まっています。
_MG_3526蛍湖ビオトープ2011.gif _MG_3617ホソミオツネントン.gif _MG_3538ホソミオツネントン.gif _MG_3590ホソミオツネントン.gif
ダム湖近くのトンボ池 ホソミオツネントンボ移精   連結産卵      産卵干渉

_MG_4005ムカシトンボ生息地2.gif _MG_4032ムカシトンボ♂羽化2.gif _MG_4340ムカシトンボ生息地2.gif _MG_4174ムカシトンボ♀休止2.gif
四万十市内の渓流 ムカシトンボ♂羽化 行き着けの渓流  ムカシトンボ♀捕食


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by 杉村光俊  at 17:07 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑

トラフトンボ登場

 サクラの花が散り始めました。この季節としては記憶がないほどの渇水状態の中、トラフトンボ(Epitheca marginata)の羽化が始まりました。昨年は異常低温で激減状態となり、今年の発生数が気がかりでしたが、初日の1日だけで羽化と羽化殻合わせ2ケタ確認できたので、先ずは一安心といったところです。
 _MG_2623ソメイヨシノほか201.gif _MG_2647ソメイヨシノほか201.gif _MG_2790ウマノアシガタ2011.gif _MG_2990ヒトリシズカ2011・4.gif
           ソメイヨシノ         ウマノアシガタ  ヒトリシズカ
_MG_2795ヒメハギ2011・4・4.gif _MG_2797サワオグルマ2011・4.gif _MG_2895アケビ2011・4・4ト.gif _MG_2446フジツツジ+ニホン.gif
 ヒメハギ       サワオグルマ   アケビ        フジツツジ
       
   _MG_3079トラフトンボ♂羽化2.gif  _MG_310トラフトンボ♂羽化20.gif  _MG_3124トラフトンボ♂羽化2.gif
  トラフトンボ♂羽化 ①裂開   ②休止          ③脱出 
   _MG_3144トラフトンボ♂羽化2.gif  _MG_3204トラフトンボ♂羽化2.gif  _MG_3217トラフトンボ♂羽化2.gif
    翅(ハネ)の伸長     腹部の伸長        完了

これに先立ち、3年前から職場?にしている愛媛県某所のため池にオツネントンボ(Sympecma paedisca)を見にいってきました。やっぱり、サクラもトンボも1週間ほど早過ぎたようです。
_MG_2486オツネントンボ生息.gif _MG_2489オツネントンボ♂201.gif _MG_2548オツネントンボ連結.gif _MG_2522オツネントンボ連結.gif
愛媛県鬼北町のため池  オツネントンボ♂             連結産卵

行き着けの磯では、いつもなら3月上旬に現れるタカノハダイの幼魚が、やっと姿を見せてくれました。
   _MG_2816磯2011・4・4黒潮町.gif  _MG_2848タカノハダイ2011・4.gif  _MG_2810カゴカキダイ2011・4.gif
    黒潮町の磯        タカノハダイ      少し成長したカゴカキダイ

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by 杉村光俊  at 18:46 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑

生きた化石、出現

 トンボ王国の桜が4?5分咲きになりました。

   _MG_2250池田川2011・3・31ト.gif  _MG_2265ソメイヨシノ2011・3.gif  _MG_2271ヤマザクラ2011・3・.gif
                春らしくなってきたトンボ王国
   _MG_2254セイヨウシャクナゲ2.gif  _MG_2283アオキ2011・3・31ト.gif  _MG_2276ヤマモモ2011・3・31.gif
    セイヨウシャクナゲ      アオキ         ヤマモモ

こうなると気になるのが「生きた化石・ムカシトンボ(Epiophlebia superstes)」の羽化。
行き着けの渓流で、3月28日から4日連続で見ることができました。
_MG_1567ムカシトンボ羽化場.gif _MG_1594ムカシトンボ♂羽化2.gif _MG_1590ムカシトンボ♂羽化2.gif _MG_2211ムカシトンボ♀羽化A.gif
  行き着けの渓流        ムカシトンボ♂羽化       ♀羽化

これを探す時、心の片隅に「見つかりませんように…」との思いもよぎります。開始直前のヤゴを見つけてしまったら、最低でも5時間は足止めをくらってしまうからです。幸か不幸か、今シーズンは1度に4個体も見つけてしまい、デジカメとビデオの掛け持ちで大忙しでした。とは言うものの、私にとってヤゴ状態からの連続撮影は実に25年振り、正に「光陰矢の如し」。うかうかしてはいられません。
   _MG_1946ムカシトンボ♀羽化.gif  _MG_1950ムカシトンボ♀羽化.gif  _MG_1974ムカシトンボ♀羽化.gif
ムカシトンボ♀羽化連続 定位     裂開         肢の引き抜き
   _MG_2010ムカシトンボ♀羽化.gif  _MG_2019ムカシトンボ♀羽化.gif  _MG_2030ムカシトンボ♀羽化.gif
      休止           脱出            翅の伸長1
   _MG_2047ムカシトンボ♀羽化.gif  _MG_2120ムカシトンボ♀羽化.gif  _MG_2151ムカシトンボ♀羽化.gif
     翅の伸長2         水分排泄         完了 

なお、成虫越冬トンボはまだ山の中で、ホソミイトトンボの方はまだ枯れ草色の個体が見られるほど遅れています。
            _MG_2300ホソミイトトンボ越.gif   _MG_2316ホソミオツネントン.gif
           ホソミイトトンボ越冬型♀   ホソミオツネントンボ♂


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by 杉村光俊  at 16:48 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑
イベント情報・お知らせ
トンボ王国のホームページはこちらからどうぞ
www.gakuyukan.com/

催しのご案内

第5回ネーチャーフォト研究会作品発表展示会
内容:自然と生き物大好きメンバー渾身の生物写真64点を、A-3サイズのパネルで紹介。ビーズトンボ額がもらえる人気投票つき。
日時:平成29年4月22日(土)~7月17日(月)。
場所:四万十川学遊館あきついお・多目的ホール。
入場:四万十川学遊館あきついおの入館料が必要。

ピラルクのエサやり
内容:全長2メートルのアマゾン川産ピラルクへの、スリル満点の給餌体験。
場所:四万十川学遊館あきついお・さかな館。
時間:開館日の午後4時~。
対象:入館者先着10名。
参加費:無料。ただし、「四万十川学遊館あきついお」の入館料が必要)。

毎日イベント・ビーズトンボ携帯ストラップ作り&四万十川の蛇紋岩みがき
内容:ビーズで作るトンボ・アクセサリーの携帯ストラップ版(簡素化したデザインで、所要時間約30分)と、磨くほどに輝きを増す四万十川の蛇紋岩みがき(所要時間約30分)。

日高村トンボ観察図鑑ができました
 この春、高知県日高村(高知市の西方、車で30分ほど)より、同村内でこれまでに記録されている73種類のトンボを紹介した標記ガイドブックが発行されました。本体A-5版160ページで、解説を本会の杉村光俊常務理事が担当したご縁で、本会でも販売させて頂いております。実寸大での生体標本画像と、和風の体色解説が大きな特徴です。
四万十川学遊館あきついお売店にて税込み1,000円で販売中、送料360円で郵送も承ります。日高村からの預かり部数は300弱、ご購入を希望される方はお早めお求め下さい。

『中国・四国のトンボ図鑑』 割引頒布について
トンボと自然を考える会の会員の方を対象に割引頒布を実施させて頂いております。
税込み価格3,675円のところ、あきついお四万十川学遊館・売店コーナーでは税込み価格3,150円でお分けさせて頂きます(ご購入の際には、必ず会員証をご提示下さい)。
また、宅配を希望される方は、税・送料込み3,400円とさせて頂きたく、必要額を本会郵便口座(01630-5-35218)にお振込み下さい。1週間ほどでお届けできます。

「ネーチャーフォト研究会」メンバー募集中
トンボと自然を考える会会員、または四万十川学遊館年間パスポート所有者を対象として、トンボ自然公園内で見られるトンボや花などの撮影案内、作品展示会(年1~2回)、研究会会員の撮影技術向上と親睦を深めることを目的とした勉強会等を行います。
撮影されたい動植物の時期や場所の問い合わせへの対応、撮影時のコツ等を職員がアドバイスさせていただきますので、多くの方々のご参加をお待ちしています。
お問い合わせは、トンボと自然を考える会事務局。

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プロフィール

杉村光俊

Author:杉村光俊
1955年高知県中村市(現四万十市)に生まれる。
1985年(社)トンボと自然を考える会常務理事
日本蜻蛉学会会員
トンボ生態写真家

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