ハナショウブ植え替え

 季節の移ろいは、昨年に比べ1週間ほど遅く感じられます。23日からまた、真冬のような寒い日が続きタベサナエの羽化も26日までストップしていましたが、幾分寒さが緩んだ27日には50頭ほどの羽化が観察できました。掲載の連続写真は「肩慣らし」で22日に撮影したものです。
   _MG_0875タベサナエ♂羽化連.gif   _MG_0890タベサナエ♂羽化連.gif   _MG_0896タベサナエ♂羽化連.gif
   タベサナエ♂羽化(裂開)     (休止)           (脱出)
   _MG_0908タベサナエ♂羽化連.gif  _MG_0939タベサナエ♂羽化連.gif  _MG_0865シオヤトンボ未熟♂2.gif
     (ハネの伸長)        (完了)        シオヤトンボ未熟♂
  
あちこちでサクラの花も目立つようになってきてはいますが、目下の懸念は寒波よりも雨不足で、いくつかのトンボ池が干上がったままになっています。
 _MG_0682セイヨウシャクナゲ2.gif _MG_1149スミレ2011・3・26ト.gif _MG_1077スミレ2011・3・24ト.gif _MG_1212ヤハズエンドウ2011.gif
  セイヨウシャクナゲ   池田川沿いに咲き揃ったスミレ   ヤハズエンドウなど
   _MG_1166ヤマザクラ2011・3・.gif  _MG_1223陽光桜2011・3・26ト.gif  _MG_1227陽光桜2011・3・26ト.gif      
   満開のヤマザクラ      多目的広場        陽光桜            
   _MG_1221アリアケスミレ2011.gif  _MG_1039ヤマガラ.gif  _MG_1283トンボ池2011・3・27.gif
    アリアケスミレ       ヤマガラ      干上がりっぱなしのトンボ池
 
27日は予定通り、ボランティアによるハナショウブ植え替え作業を行いました。総勢約40名で、約100ヶ所に約500株ほど植え替え、時間が余ったので引き続きジャングル状態となっていた小道沿いのシダなどを間引きしてもらいました。昼食は昨年同様、おむすびと野草料理に舌鼓を打って?頂きました。
   _MG_1287ハナショウブ植え替.gif  _MG_1291シダ刈り2011・3・27.gif  _MG_1299野草料理2011・3・27.gif
   ハナショウブ植え替え作業   シダ刈り        野草料理の数々
    
なお、行き着けの渓流におけるムカシトンボは、26日現在まだ陸上生活中でした。
                  _MG_1193ムカシトンボ陸上終.gif
              陸上生活継続中のムカシトンボ幼虫


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by 杉村光俊  at 17:01 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑

トンボ・シーズン開幕

 戻り寒波が緩んだ18日、駐車場前の水路から1頭のタベサナエ♂が飛び立ちました。
翌19日にはタベサナエ1♂に加え、アジアイトトンボとシオヤトンボも羽化、昨年より1週間ほど遅れましたが、2011年のトンボ・シーズン開幕です。
   _MG_0376タベサナエ♂羽化201.gif  _MG_0435タベサナエ♂羽化201.gif   _MG_0530アジアイトトンボ未.gif
       18日に羽化したタベサナエ♂        アジアイトトンボ羽化後♂

 花の方も遅れ気味ですが、多目的広場のアリアケスミレが咲き始め、保護区内では今6種のスミレを見ることができます。シデコブシも満開です。ハクモクレンも満開ですが、先の戻り寒波で花びらの先が茶色くなってしまいました。   
   _MG_0528ヤハズエンドウ+ス.gif  _MG_0544ヒメスミレ+アリア.gif  _MG_0534シデコブシ2011・3・.gif
  スミレとヤハズエンドウ  ヒメスミレ+アリアケスミレ  シデコブシ
   _MG_0483ユキヤナギ2011・3・.gif  _MG_0550カキドオシ2011・3・.gif  _MG_0559モクレン2011・3・19.gif
     ユキヤナギ         カキドオシ      変色したハクモクレン

 オマケに、イノシシ被害が続いており、湿地保護区の畦直しが日課になっています。
この時期になるとイノシシは山暮らしに入ってくれるのですが、長引く寒波と水不足による食料難で、まだ山暮らしができないのかもしれません。羽化前のヤゴたちに被害がなければいいのですが。
   _MG_0481イノシシ荒らし2011.gif  _MG_0482イノシシ荒らし2011.gif  _MG_0348ルリビタキ2011・3・.gif
        掘り返された湿地保護区の畦        久しぶりのルリビタキ

 タベサナエの羽化が始まったので、いつもの場所に越冬トンボを見に行ってみました。やっぱりというか、本格的な春の訪れはもう少し先になるようです。
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      ホソミイトトンボ越冬地    ホソミイトトンボ越冬型♂    ♀


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by 杉村光俊  at 16:42 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑

ムカシトンボ上陸

 普通の暮らしを送っていることに罪悪感すら覚える映像が、次から次へと飛び込んできています。
ただ、いずれ必ず発生する南海大地震を控えている私たちにとって、東北地方の惨状は決して他人事ではありません。
人間界の悲哀や困惑を余所目に、生き物たちは季節の移ろいに歩調を合わせ精一杯生きています。
トンボ王国では、駐車場隅のモクレンがようやく満開、林縁のシハイスミレも咲きそろってきました。

_MG_0044モクレン2011・3・15.gif _MG_9859オランダミミナグサ2.gif _MG_0033シハイスミレ2011・3.gif _MG_9853スミレ2011・3・13ト.gif
   モクレン    オランダミミナグサ   シハイスミレ     スミレ
_MG_9865ヒメスミレ2011・3・.gif _MG_9678オガタマノキ2011・3.gif _MG_9676ヒメウズ2011・3・11.gif _MG_9856オヘビイチゴ2011・3.gif
  ヒメスミレ       オガタマノキ      ヒメウズ   オヘビイチゴ
   _MG_9797キンヒバリ2011・3・.gif  _MG_9750ルリシジミ2011・3・.gif  _MG_9667アカイロマルノミハ.gif
     キンヒバリ        ルリシジミ     アカイロマルノミハムシ(多分)

 渓流では、5?6年間の水中生活を生き抜いたムカシトンボが、目前となった羽化を控え陸上生活に入っています。
   _MG_9912ムカシトンボ上生息.gif  _MG_9905ムカシトンボ上陸終.gif  _MG_9909フキノトウ2010・3・.gif
    ムカシトンボ生息地   ムカシトンボ終齢幼虫   フキノトウ

 リフォーム中のダム湖ビオトープでも、ホソミオツネントンボが春色に身を包み始めていました。
   _MG_9932トンボ池2011・3・14.gif  _MG_9933ホソミオツネントン.gif  _MG_9923ホソミオツネントン.gif
   ダム湖近くのトンボ池   ホソミオツネントンボ♂      ♀

 普段着の自然が人々の心を癒してくれるということもよくある話、押さえ込むのではなく、謙虚に自然と共生していたかつての里山文化をもう一度見直してみてはいかがでしょうか。というよりも、これこそが世界に誇れる屈指の日本文化である、と思えてなりません。経済価値があるものをだけを大事にするのではなく、ヒトが人間らしく生きていくために必要なことに経済価値が認められる社会にしていきたいものです。


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by 杉村光俊  at 16:51 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑

ベニシジミ飛ぶ

 暖かくなったと思っていたら、また冬が舞い戻ったかのようなお天気が続いています。
それでも、トンボ王国では山崖のフジツツジが本格的に開花し始め、モクレンも数日後には満開となりそうです。その他「春の花」も昨年に比べると、ほぼ2週間遅れながら次々と開花しています。
_MG_9631トンボ池2011・3・10.gif _MG_9560フジツツジ2011・3・.gif _MG_9545モクレン2011・3・10.gif _MG_9571ユキワリイチゲ2011.gif
 緑広がるトンボ池    フジツツジ       ハクモクレン   ユキワリイチゲ

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 ユキヤナギ        ヒメハギ           ヤブツバキ

_MG_9554ミモザ2011・3・10ト.gif _MG_9574セントウソウ2011・3.gif _MG_9625タチツボスミレ2011.gif _MG_9616タチツボスミレ2011.gif
  ミモザ         セントウソウ       タチツボスミレ(一部シロバナ)

 ビロードツリアブが7日から、10日にはキリウジガガンボとベニシジミも飛び始めました。
タベサナエの羽化も、もうすぐです。
   _MG_9323ビロードツリアブ201.gif  _MG_9584キリウジガガンボ201.gif  _MG_9602ベニシジミ2011・3・.gif
     ビロードツリアブ     キリウジガガンボ     ベニシジミ

 油断していたら、湿地保護区の畦がイノシシに荒らされていました。まだ山の食料が乏しいのでしょうか。羽化前のトンボが少し犠牲になったかも…
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                  環境保全の厳しい現実


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by 杉村光俊  at 10:25 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑

ふるさと博開幕

 去る3月5日、志国龍馬ふるさと博が開幕しました。トンボ王国でも花絵巻会場としてのオープニング・セレモニーで近所の保育所園児による和太鼓演奏と薬玉割、春の花観察会などの記念イベントが開催されました。花会場とはいえ、この冬の冷え込みで特に目立つ花が見当たらない、やや寂しい幕開けとなりました。今後の展開に乞うご期待、といったところです。
   IMG_9140出し物211・3・5トン.gif  IMG_9144テープ・カット2011.gif  IMG_9148野草観察会2011・3・.gif
     和太鼓演奏       テープカット        春の花観察会

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3月1日に開花?したスイレン ナズナ    開花したキヌヤナギ    アセビ

 四万十川でも今月12・13両日に開催される「菜の花まつり」を前に整備作業が進められています。様子見に行って愕然としました。リスアカネやエゾトンボなど、木陰の多い水辺を好むトンボたちの好生息地となっていた小池の周りまできれいさっぱり片付けられていたばかりか、秋になると金平糖のような薄ピンクの花を咲かせる水際のミゾソバ群落は新設された散策道?の下敷きになっていました。近くにはキジやタヌキなどの隠れ家もあったようですが、放浪の旅を余儀なくされたようです。一帯は自然再生事業対象地だったはずですが、帰化植物でもあるセイヨウアブラナ群落創出がこれに当たるのでしょうか? かくいう私は、本事業などの計画について検討する「四万十川エコ・リバー研究会」のメンバーでもあり、まったく立場がありません。穴があったらなんとやら…です。
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     菜の花会場         昨秋の小池      一変した小池周辺
               (すでにミゾソバは刈られている)

これに先立つ3月2日、恒例の川干しに合わせ県中央部の水路に希少?淡水魚を求め出かけてきました。年を追って環境が悪化していくのは何処も同じで、ここも川底に泥が厚く体積しており、カマツカやタナゴ類など砂礫質を好む種類は減少一途です。なぜかスッポンだけは遭遇率が高くなっています。
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    水を抜かれた水路               カマツカ 
   _MG_8931シマドジョウ2011・3.gif  _MG_8934トウヨシノボリ2011.gif  _MG_8939スッポン2011・3・2.gif
    シマドジョウ        トウヨシノボリ       スッポン

黒潮町の川では、アユやスミウキゴリの遡上が始まっていました。
       _MG_9187アユ2011・3・5黒潮.gif   _MG_9182スミウキゴリ2011・3.gif
           アユ            スミウキゴリ

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by 杉村光俊  at 11:41 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑
イベント情報・お知らせ
トンボ王国のホームページはこちらからどうぞ
www.gakuyukan.com/

催しのご案内

第31回全日本トンボフォトコンテスト作品募集のお知らせ
閉め切り
平成29年9月30日(土)消印有効
募集要項
応募点数:1人5点まで(未発表作品に限ります)
生態部門:4切り(ワイド4切りまたはA3サイズ可)
金賞1点(賞金2万円、盾、賞状、賞品としてビーズリアルトンボセット〈特大〉ほか)
銀賞2点(賞金1万円、盾、賞状、賞品としてビーズリアルトンボセット〈中〉ほか)
銅賞5点(賞状、賞品としてビーズリアルトンボセット〈小〉ほか)
努力賞50点(賞品としてフォトコンテスト絵葉書ほか)
力だめし部門:キャビネ (2L またはA4サイズ可)
金賞1点(賞金5千円、盾、賞状、賞品としてビーズリアルトンボセット〈中〉ほか)
銀賞3点(賞品としてビーズトンボ・ギンヤンマ)
努力賞50点(賞品としてフォトコンテスト絵葉書ほか)
トンボ王国特別賞3点(盾、賞状、賞品としてビーズリアルトンボセット〈小〉ほか)
*展示作品58点(生体部門のみ)の中から入場者の人気投票で決定
通信実費として定額為替(切手可)を1人300円同封してください。
上位入賞者については、画像データの提供をお願いします(新聞掲載のため)。 詳細の問い合わせと作品の送付先:〒787-0019
高知県四万十市具同8055-5
トンボ自然公園内
公益社団法人トンボと自然を考える会 「トンボフォトコンテスト」係

ピラルクのエサやり
内容:全長2メートルのアマゾン川産ピラルクへの、スリル満点の給餌体験。
場所:四万十川学遊館あきついお・さかな館。
時間:開館日の午後4時~。
対象:入館者先着10名。
参加費:無料。ただし、「四万十川学遊館あきついお」の入館料が必要)。

毎日イベント・ビーズトンボ携帯ストラップ作り&四万十川の蛇紋岩みがき
内容:ビーズで作るトンボ・アクセサリーの携帯ストラップ版(簡素化したデザインで、所要時間約30分)と、磨くほどに輝きを増す四万十川の蛇紋岩みがき(所要時間約30分)。

日高村トンボ観察図鑑ができました
 この春、高知県日高村(高知市の西方、車で30分ほど)より、同村内でこれまでに記録されている73種類のトンボを紹介した標記ガイドブックが発行されました。本体A-5版160ページで、解説を本会の杉村光俊常務理事が担当したご縁で、本会でも販売させて頂いております。実寸大での生体標本画像と、和風の体色解説が大きな特徴です。
四万十川学遊館あきついお売店にて税込み1,000円で販売中、送料360円で郵送も承ります。日高村からの預かり部数は300弱、ご購入を希望される方はお早めお求め下さい。

『中国・四国のトンボ図鑑』 割引頒布について
トンボと自然を考える会の会員の方を対象に割引頒布を実施させて頂いております。
税込み価格3,675円のところ、あきついお四万十川学遊館・売店コーナーでは税込み価格3,150円でお分けさせて頂きます(ご購入の際には、必ず会員証をご提示下さい)。
また、宅配を希望される方は、税・送料込み3,400円とさせて頂きたく、必要額を本会郵便口座(01630-5-35218)にお振込み下さい。1週間ほどでお届けできます。

「ネーチャーフォト研究会」メンバー募集中
トンボと自然を考える会会員、または四万十川学遊館年間パスポート所有者を対象として、トンボ自然公園内で見られるトンボや花などの撮影案内、作品展示会(年1~2回)、研究会会員の撮影技術向上と親睦を深めることを目的とした勉強会等を行います。
撮影されたい動植物の時期や場所の問い合わせへの対応、撮影時のコツ等を職員がアドバイスさせていただきますので、多くの方々のご参加をお待ちしています。
お問い合わせは、トンボと自然を考える会事務局。

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プロフィール

杉村光俊

Author:杉村光俊
1955年高知県中村市(現四万十市)に生まれる。
1985年(社)トンボと自然を考える会常務理事
日本蜻蛉学会会員
トンボ生態写真家

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