春秋同居

季節が逆行しているかのような気候のせいで、花も虫もとまどっているようです。
トンボ王国の観察道沿いでは、過去20数年間見たことがない風景が広がっています。
最も不自然なのは、10月が開花期のミゾソバが満開近いほど花を咲いていること。ピンクの絨毯の中に、初夏の花カキツバタが青紫の花をそこここで咲かせており、一種異様な雰囲気です。さらに、5月中旬から咲き始めるはずのキショウブまで次々開花していて、まさに国境も季節もない、スーパーの青果売り場のよう…。
  _MG_5230トンボ池2010・4・24   _MG_5426ミゾソバ2010・4・25.gif   _MG_5424ミゾソバ+カキツバ.gif
   トンボ誘致池         ミゾソバ           +カキツバタ
_MG_5140ゲンゲ+オオジシバリ.gif _MG_4522ヒメコウホネ2010・4.gif _MG_4523キショウブ2010・4・.gif _MG_5129ギンリョウソウ2010.gif
ゲンゲ+ミゾソバほか    ヒメコウホネ    キショウブ   ギンリョウソウ

トンボの出現も遅れ気味…と油断していたら、オオイトトンボやトラフトンボなど春のトンボが水辺に戻ってきていたばかりか、サラサヤンマとオオヤマトンボの羽化も始まっていて大慌てです。
  _MG_5335シオヤトンボ交尾201.gif   _MG_4767シオヤトンボ産卵201.gif   _MG_5341タベサナエ♂捕食201.gif
   シオヤトンボ交尾       産卵            タベサナエ♂捕食
  _MG_5658トラフトンボ♂2010.gif   _MG_5267ヨツボシトンボ♂201.gif   _MG_5271ヨツボシトンボ♂201.gif
   トラフトンボ♂                ヨツボシトンボ♂
  _MG_5461オオイトトンボ♂201.gif   _MG_5705サラサヤンマ♀羽化2.gif   _MG_5694オオヤマトンボ♂羽.gif
   オオイトトンボ♂      サラサヤンマ♀羽化    オオヤマトンボ♂羽化

26日には、またまたウィルTUTAYA労働組合の皆さんがハナショウブの透き苅りボランティアに駆けつけて下さいました。
  _MG_5662ボランティア2010・4.gif   _MG_5288ウマノアシガタ+ベニ.gif   _MG_5239モズ2010・4・24トン.gif
   ボランティア作業      オマケのベニシジミ     同じくモズ

行き着けとなっている渓流のムカシトンボは、寒さと増水とで♂がほとんど水辺に降りて来ないまま幕切れとなりそうです。その代わり、産卵だけはよく見られました。中流域ではヤマサナエとアオサナエの羽化も始まっています。
_MG_5372渓流2010・4・24三原 _MG_5369ムカシトンボ♂探雌.gif _MG_5521ムカシトンボ2♀産卵.gif _MG_5366アサヒナカワトンボ.gif
 渓流  ムカシトンボ♂探雌飛翔 産卵(ジャゴケ) アサヒナカワトンボ橙色翅型
  _MG_5556スミナガシ2010・4・.gif   _MG_5560スミナガシ・ワイド2.gif   _MG_5442アオサナエ♀羽化201.gif
            スミナガシ                 アオサナエ♀羽化


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by 杉村光俊  at 18:05 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑

   山、笑う

新緑がまぶしい季節となりました。激しい寒暖差に翻弄されつつも、トンボ王国ではカキツバタが見頃を迎えつつあります。湿地保護区では、シオヤトンボ成熟♂が目立ってきました。
 _MG_3897トンボ池2010・4・17.gif _MG_3932トンボ池2010・4・17.gif _MG_3887カキツバタ2010・4・.gif _MG_3880カキツバタ2010・4・.gif
           トンボ誘致池               カキツバタ
    _MG_3924湿地保護区2010・4・.gif _MG_3916シオヤトンボ♂2010.gif _MG_3918シオヤトンボ♂2010.gif
     湿地保護区              シオヤトンボ♂
    _MG_3906ツバメシジミ+ウマ.gif _MG_3909ツバメシジミ+ウマ.gif _MG_3929アサヒナカワトンボ.gif
         ウマノアシガタ+ツバメシジミ    アサヒナカワトンボ未熟♀

あちこちの清流沿いにキシツツジが咲き、四万十川のトンボ池ではようやく成虫越冬トンボの生殖活動が本格化してきました。
            _MG_4159キシツツジ2010・4・.gif  _MG_4152キシツツジ2010・4・.gif
               四万十市大用のキシツツジ
            _MG_4196ホソミイトトンボ越.gif  _MG_4201ホソミイトトンボ越.gif
               四万十川トンボ池のホソミイトトンボ 

行き着けの渓流で、やっと水辺をパトロールするムカシトンボ♂に出合えました。道中、エナガの幼鳥も見つけました。
     _MG_4232渓流2010・4・18三原.gif _MG_4205ムカシトンボ♂縄張.gif IMG_3935エナガ幼鳥2010・4・.gif
        行き着けの渓流とムカシトンボ♂       エナガ幼鳥


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by 杉村光俊  at 18:58 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑

ムカシトンボ産卵始まる

4月も半ばというのに、ちっとも暖かくなりません。にも関わらず、トンボ王国ではコウホネが早や満開、スイレンの花も咲き始めました。雑木林ではフジツツジに代わり、オンツツジが見頃を迎えています。観察道がきれいになったので、厄介者のマコモがよく目立ちます。という訳で、ゴールデン・ウィークを間近に控えた目下の作業はマコモ退治です。

  _MG_3609観察道2010・4・14ト.gif   _MG_3647ミドリガメ2010・4・.gif   _MG_3268マコモ抜き2010・4・.gif
   最近のトンボ王国      ミドリガメの子ども     マコモ抜き
_MG_3178白スイレン2010・4・.gif _MG_3181コウホネ群落2010・4.gif _MG_3610オンツツジ2010・4・.gif _MG_3277オンツツジ2010・4・.gif
 スイレン         コウホネ             オンツツジ

トンボの羽化も滞り気味となり、変な気候のせいでうまく成長できないサワオグルマ咲く谷奥の湿地保護区では、シオヤトンボが集団で日向ぼっこしています。何だかんだ言いながら、他の昆虫も少しずつ増えてきました。

_MG_3275湿地保護区2010・4・.gif _MG_3628シオヤトンボ集団休.gif _MG_3299シオヤトンボ未熟♂.gif _MG_3306シオヤトンボ未熟♂2.gif
 湿地保護区     シオヤトンボ   未熟♂♀       未熟♂
_MG_3630サワオグルマ2010・4.gif _MG_3290シジミ2010・4・13ト.gif _MG_3643イチモンジセセリ201.gif _MG_3712ナガメ2010・4・14ト.gif
サワオグルマ  サツマシジミ    イチモンジセセリ     ナガメ
       _MG_3331アオモンイトトンボ.gif     _MG_3340クロイトトンボ未熟.gif
    アオモンイトトンボ未熟♀(捕食)   クロイトトンボ未熟♂ 

寒さと増水とが重なり♂のホバリングが全く見られない、行き着けのムカシトンボ・スタジオ。「オスのいぬ間の産卵」とばかり、沢山の♀がフキやジャゴケに集まっていました。

_MG_3704渓流2010・4・14三原.gif _MG_3462ムカシトンボ産卵(.gif _MG_3671ムカシトンボ産卵(.gif _MG_3524ムカシトンボ産卵終.gif
ムカシトンボ・スタジオ      ムカシトンボ産卵(フキ)         終了
  _MG_3424ムカシトンボ産卵(.gif   _MG_3554ムカシトンボ産卵(.gif   _MG_3545ムカシトンボ産卵(.gif
                 ムカシトンボ産卵(ジャゴケ)


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by 杉村光俊  at 14:40 |  トンボ王国最新情報 |  comment (1)  |   |  page top ↑

春、ゆっくリ

暖かくなるかと思えば、また肌寒い日に逆戻り。トンボも花も足踏み状態が続いています。6日は桜が残っているうちにと、愛媛県鬼北町まで足を伸ばしオツネントンボを撮影してきました。ホソミオツネントンボもたくさん見られました。
  _MG_2711オツネントンボ移精2.gif _MG_2718オツネントンボ交尾2.gif _MG_2636オツネントンボ連結.gif
 鬼北町の溜池 オツネントンボ移精  交尾         連結産卵
_MG_2697オツネントンボ連結.gif _MG_2652オツネントンボ連結.gif _MG_2671オツネントンボ連結.gif _MG_2732ホソミオツネントン.gif
      オツネントンボ連結産卵              ホソミオツネントンボ

行き着けの渓流ではヒメクロサナエに続き、クロサナエの羽化が始まりました。
ムカシトンボは成熟個体がポツポツと水辺に戻ってきています。
_MG_2477渓流2010・4・4三原.gif _MG_2500クロサナエ♀羽化201.gif _MG_2492クロサナエ♂羽化201.gif _MG_2476アサヒナカワトンボ.gif
 行きつけの渓流   クロサナエ羽化中♀ 羽化後♂ アサヒナカワトンボ♂羽化

トンボ王国ではようやくクロイトトンボの羽化が始まり、カキツバタの花も目立ってきました。
_MG_2834観察道2010・4・8ト.gif _MG_2759クロイトトンボ未熟.gif _MG_2845タベサナエ未熟♀捕.gif _MG_2591カキツバタ(白花)2.gif
 トンボ王国       クロイトトンボ羽化後♀ タベサナエ未熟♀ 白カキツバタ

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by 杉村光俊  at 10:06 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑

花冷え続く

3月半ばに咲き始めた桜が、まだ楽しめます。「寒の戻り」どころか、春が引き返してしまったような肌寒い日々が続いています。これを「秋」と勘違いしたミゾソバが、コンペイトウのような花を咲かせました。本当は、10月が開花期です。かと思えば、例年より1ヶ月も早くシャガが見頃を迎え、ギンリョウソウも顔を出しました。
    _MG_2069ミゾソバ2010・3・31.gif _MG_2401シャガ2010・4・3ト.gif _MG_2404ギンリョウソウ2010.gif
       ミゾソバ         シャガ        ギンリョウソウ

不順極まりないお天気ながら、待ちきれないトンボたちがポツリポツリと羽化しています。4月3日は久しぶりの快晴となり、湿地保護区のヨツボシトンボ羽化連続撮影に挑戦しました。
    _MG_2200ヨツボシトンボ♂羽.gif _MG_2220ヨツボシトンボ♂羽.gif _MG_2252ヨツボシトンボ♂羽.gif
        定位           裂開           休止
    _MG_2255ヨツボシトンボ♂羽.gif _MG_2270ヨツボシトンボ♂羽.gif _MG_2300ヨツボシトンボ♂羽.gif
        脱出         翅の伸長        翅の伸長完了
    _MG_2324ヨツボシトンボ♂羽.gif _MG_2338ヨツボシトンボ♂羽.gif _MG_2343ヨツボシトンボ♂羽.gif
      腹部の伸長      腹部の伸長完了     羽化終了

ここでは、シオヤトンボの♂が縄張りを作り始めています。
    _MG_2357湿地保護区2010・4・.gif _MG_2163サワオグルマ2010・4.gif _MG_2359シオヤトンボ2010・4.gif
     湿地保護区       サワオグルマ      シオヤトンボ♂ 

アブラコウモリも飛び始めました。が、まだ「夜行性」ではないようです。
        _MG_2409アブラコウモリ2010.gif   _MG_2421アブラコウモリ2010.gif
           アブラコモリ


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by 杉村光俊  at 17:43 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑
イベント情報・お知らせ
トンボ王国のホームページはこちらからどうぞ
www.gakuyukan.com/

催しのご案内

第31回全日本トンボフォトコンテスト作品募集のお知らせ
閉め切り
平成29年9月30日(土)消印有効
募集要項
応募点数:1人5点まで(未発表作品に限ります)
生態部門:4切り(ワイド4切りまたはA3サイズ可)
金賞1点(賞金2万円、盾、賞状、賞品としてビーズリアルトンボセット〈特大〉ほか)
銀賞2点(賞金1万円、盾、賞状、賞品としてビーズリアルトンボセット〈中〉ほか)
銅賞5点(賞状、賞品としてビーズリアルトンボセット〈小〉ほか)
努力賞50点(賞品としてフォトコンテスト絵葉書ほか)
力だめし部門:キャビネ (2L またはA4サイズ可)
金賞1点(賞金5千円、盾、賞状、賞品としてビーズリアルトンボセット〈中〉ほか)
銀賞3点(賞品としてビーズトンボ・ギンヤンマ)
努力賞50点(賞品としてフォトコンテスト絵葉書ほか)
トンボ王国特別賞3点(盾、賞状、賞品としてビーズリアルトンボセット〈小〉ほか)
*展示作品58点(生体部門のみ)の中から入場者の人気投票で決定
通信実費として定額為替(切手可)を1人300円同封してください。
上位入賞者については、画像データの提供をお願いします(新聞掲載のため)。 詳細の問い合わせと作品の送付先:〒787-0019
高知県四万十市具同8055-5
トンボ自然公園内
公益社団法人トンボと自然を考える会 「トンボフォトコンテスト」係

ピラルクのエサやり
内容:全長2メートルのアマゾン川産ピラルクへの、スリル満点の給餌体験。
場所:四万十川学遊館あきついお・さかな館。
時間:開館日の午後4時~。
対象:入館者先着10名。
参加費:無料。ただし、「四万十川学遊館あきついお」の入館料が必要)。

毎日イベント・ビーズトンボ携帯ストラップ作り&四万十川の蛇紋岩みがき
内容:ビーズで作るトンボ・アクセサリーの携帯ストラップ版(簡素化したデザインで、所要時間約30分)と、磨くほどに輝きを増す四万十川の蛇紋岩みがき(所要時間約30分)。

日高村トンボ観察図鑑ができました
 この春、高知県日高村(高知市の西方、車で30分ほど)より、同村内でこれまでに記録されている73種類のトンボを紹介した標記ガイドブックが発行されました。本体A-5版160ページで、解説を本会の杉村光俊常務理事が担当したご縁で、本会でも販売させて頂いております。実寸大での生体標本画像と、和風の体色解説が大きな特徴です。
四万十川学遊館あきついお売店にて税込み1,000円で販売中、送料360円で郵送も承ります。日高村からの預かり部数は300弱、ご購入を希望される方はお早めお求め下さい。

『中国・四国のトンボ図鑑』 割引頒布について
トンボと自然を考える会の会員の方を対象に割引頒布を実施させて頂いております。
税込み価格3,675円のところ、あきついお四万十川学遊館・売店コーナーでは税込み価格3,150円でお分けさせて頂きます(ご購入の際には、必ず会員証をご提示下さい)。
また、宅配を希望される方は、税・送料込み3,400円とさせて頂きたく、必要額を本会郵便口座(01630-5-35218)にお振込み下さい。1週間ほどでお届けできます。

「ネーチャーフォト研究会」メンバー募集中
トンボと自然を考える会会員、または四万十川学遊館年間パスポート所有者を対象として、トンボ自然公園内で見られるトンボや花などの撮影案内、作品展示会(年1~2回)、研究会会員の撮影技術向上と親睦を深めることを目的とした勉強会等を行います。
撮影されたい動植物の時期や場所の問い合わせへの対応、撮影時のコツ等を職員がアドバイスさせていただきますので、多くの方々のご参加をお待ちしています。
お問い合わせは、トンボと自然を考える会事務局。

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プロフィール

杉村光俊

Author:杉村光俊
1955年高知県中村市(現四万十市)に生まれる。
1985年(社)トンボと自然を考える会常務理事
日本蜻蛉学会会員
トンボ生態写真家

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