閉幕間近

28日朝、2009年の新成人による記念植樹がトンボ王国で催されました。
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 さて本題の赤トンボ残存状況です。28日午後は久しぶり?の穏やかな晴天で、ヒメアカネ2♂、マユタテアカネ2♂、キトンボ3♂という結果でした。
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ヒメアカネ             マユタテアカネ

特にキトンボは一見、無傷の個体も1頭残っており、ここにきて「年越し赤トンボ」の期待が一気に膨らんでいます。とはいえ、2007年のキトンボが翌年(つまり今年)1月27日まで生存という大記録を樹立しているだけに、年越しレベルではいささか物足りない気もしますが・・・。それはさておき、翌29日は曇天につき赤トンボたちは水辺に出て来ずじまい。続く30日は強風気味ながら晴れ間が広がり、ヒメアカネ2♂、マユタテアカネ1♂、キトンボ2♂を確認することができました。なお、28日確認のキトンボ♂3頭は翅の傷で個体識別できるので、4枚共細かな傷が入っている個体にA君、無傷の個体にB君、右前翅が大きく欠損している個体にC君という仮名を付けて今後の観察に望みたいと思います。
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 キトンボA君            B君                C君  

ちなみに、30日に確認できたのはA君とC君でした。多分、B君もまだ健在だとは思いますが・・・。
 いずれにせよ、2008年のトンボ・成虫シーズンは近々閉幕です。この、いわば「虫閑期」には川魚との付き合いが結構濃密になるのですが、四万十川の水位がかなり下がってきたこともあり早速午後、近年急増してきたコウライモロコの撮影に挑戦してきました。HDVでの水中撮影です。
コウライモロコ1.gif

これから先2ヶ月余り、本欄の主役は川魚になるかもしれません。

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by 杉村光俊  at 13:57 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑

閉幕近し

 赤トンボの没姿期が近付いています。前日の寒さが幾分和らいだ27日。水辺に姿を見せてくれたのはアキアカネ1♂1♀、ヒメアカネ1♂、マユタテアカネ2♂、キトンボ1♂の4種類。
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  ヒメアカネ            マユタテアカネ         キトンボ

多分、オオアオイトトンボとマイコアカネはもうダメでしょう。年越し赤トンボが見られるかどうか、微妙なところです。さらに気がかりなのは、天敵のジョロウグモが健在ということ。
IMG_8886ジョロウグモ12・25.gif

 一方、整備作業は順調に進んでおり、イノシシに荒らされたトンボ池の土手補修とセットでのスイレン抜きは11個目のトンボ池にかかっており、多目的広場にある通称ジャブ池でのホテイアオイ除去も終えました。
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 スイレン抜き          ホテイアオイ除去

 本格的な冬を目前に控え、メジロが「館」の近くでも見られるようになっています。
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by 杉村光俊  at 17:19 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑

長寿レース展開中

12月21日までの状況です。トンボ王国で生存が確認できているのはマイコアカネ、マユタテアカネ、アキアカネの3種。お天気の関係で19日までがオオアオイトトンボ、ヒメアカネ、キトンボの3種類。最も年越しの期待が持てるのはやはりキトンボで、19日現在ながら、少なくとも♂3頭以上が生存しており、内1頭は翅の傷も見当たらず元気一杯でした。年内で今後の「ヤマ」はクリスマス、大晦日といったところでしょうか。

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マイコアカネ            アキアカネ            オオアオイトトンボ
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 キトンボ

バッタの仲間もまだ元気で、これまた19日現在ながらエゾイナゴとオンブバッタがまだ健在、クビキリギスも動き回っているようです。陽だまりでは何と、キツネノボタンの花でキチョウが吸蜜しています。まるで、春のよう・・・。
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 オンブバッタ          クビキリギス           キチョウ

整備作業は、10個目のトンボ池でのスイレン抜きに移行しています。20日からトンボ・ベビー展も始まりました。とりあえず、40数種集めてきました。温暖化の影響からか、チョウトンボやオナガサナエの一部がもう終齢です。
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by 杉村光俊  at 11:17 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑

 赤トンボ激減 

 陽だまりで日向ぼっこするムラサキシジミの姿が、冬の訪れを実感させてくれます。コナラの葉もすっかり色付きました。保護区の整備作業は、現在8個目のトンボ池でのスイレン抜きにかかっています。これも「トンボ王国・冬の風物詩」といったところです。
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ムラサキシジミ         コナラ              スイレン抜き

 さて、ここにきてトンボの数がめっきり減少。12月15日現在オオアオイトトンボ、アキアカネ、マイコアカネ、マユタテアカネ、ヒメアカネ、キトンボの6種が健在ということは確認できましたが、それぞれの個体数は数頭からせいぜい10頭止まり、おめでたい?年越赤トンボを見ることができるのかどうか、雲行きが怪しくなってきました。
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 アキアカネ♂         アキアカネ♀           マイコアカネ♂
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 ヒメアカネ♂

 12月20日からの「冬季限定トンボ・ベビー(ヤゴ)展」に向けて、収集作業が大詰めとなっています。14日は魚類調査用の大網を用いてオオヤマトンボを捕獲しました。当面は40種を目標にしています。
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 ヤゴすくい            オオヤマトンボのヤゴ

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by 杉村光俊  at 13:11 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑

トンボ健在

10日から、また汗ばむほどの陽気に戻りました。トンボ王国では改良品種ながらカキツバタが咲き続け、オオアオイトトンボもウスバキトンボも健在です。
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IMG_8665オオアオイト♂12・1.gif IMG_8674オオアオイト♀12・1.gif IMG_8718ウスバキ♀12・11.gif
オオアオイトトンボ♂      オオアオイトトンボ♀      ウスバキトンボ♂

赤トンボでは、アキアカネ、マイコアカネ、マユタテアカネ、ヒメアカネ、キトンボの姿をまだ、難なく目にすることができます。
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  マユタテアカネ♂

 今月20日から開催する「冬季限定・ヤゴ展」の材料集めに走り回っています。ミナミヤンマのヤゴ採りで足を伸ばした足摺岬では、越冬態勢入りしたオオキンカメムシ・南の島に行きそびれたアサギマダラ・少し盛りを過ぎたアシズリノジギクなどが見られました。
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  オオキンカメムシ                          アサギマダラ
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 アシズリノジギク



 
 
by 杉村光俊  at 16:20 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑

初雪後

 10月中旬、水辺をピンクに染めていたミゾソバが枯れ果てたので、6日午後はその後始末作業を行いました。
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強い寒気が通過中ということで、作業を終えてから間もなく初雪となりました。
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積雪までには至らなかったものの、7日朝には一部のトンボ池が凍りついていました。
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それでも、お昼前になると数種の赤トンボが水辺に飛来、中でも、寒さに強いヒメアカネは生殖行動まで見せてくれました。
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by 杉村光俊  at 10:20 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑

トンボ・シーズン続く

師走入りし、トンボへの関心事は長寿記録の更新に移行しつつあります。とりあえず、大半の赤トンボは健在ですが、今冬?トンボ王国のキトンボ1♂が1月27日までという大記録を樹立してくれているだけに、記録更新はかなり厳しいものがあります。長寿記録を伸ばすためには、ただ暖かい日が続くだけではダメで、むしろ1?2日置きに水辺で活動できる暖かい日と、休息日となる寒い日、または雨天の日が繰り返し訪れるというのが絶対条件で、今年のように12月に入っても暑さを感じさせられるようでは、先が思いやられます。事実、オオアオイトトンボもマイコアカネも、近年になく早く老化が進んでいるようです。
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(左よりオオアオイトトンボ♂・♀、マイコアカネ♂)
さて、トンボ王国の雑木林はさらに美しく色づいてきました。その傍らでフジツツジがいかにも春らしい?薄ピンクの花を咲かせています。
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12月20日から、あいついお四万十川学遊館で冬季恒例となった「ヤゴ」展を開催することになっており、四万十川のトンボ池に材料を集めに出向いたところ、まだオオギンのヤゴがの残っていました。
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スナアカネがやってくる海岸の砂浜では、せいぜい11月の中旬あたりで姿を消していたウスバキトンボが12月に入ってもまだ元気に飛んでいます。
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TVニュースで、専門家が「大麻」の恐ろしさを知らない若者が増加していることが一番恐ろしいと述べていましたが、四国で12月に飛び回るウスバキトンボを見てもさして驚かなくなった自身の感性も相当に恐ろしいと思います。6日以降、寒くなるようですが・・・
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by 杉村光俊  at 16:09 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑

秋深まる

コナラやハゼの葉が、大分色付いてきました。ちなみに、カエデは「さかな館」のメダカ・ビオトープに植えつけているものです。
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8月下旬、赤トンボのトップを切って産卵を始めたマユタテアカネは、かなり翅の擦り切れた個体が目立つように・・・。
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一見、無傷に思えたコノシメトンボ♂の翅も、やっぱり少し欠けていました。
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トンボ池の整備作業は、あちらこちらに「飛び火」したマコモの除去に追われています。あるいは、スイレン抜きよりキツイかもしれません。
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温暖化の申し子、ベニトンボが終見記録更新中です。昨年は11月21日の老熟♂1頭でしたが、今年は11月25日に未熟♀1頭を記録(写真の個体)、ひょっとしたら12月まで見られるかもしれません。
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 知る人ぞ知る「無条型ミナミヤンマ」の生息地、日高村沖名に広大な調整池ができつつあり、さらにそこを生態系豊かなビオトープとして整備しようという構想が持ち上がったとのことで28日、アドバイザーとして「検討委員会」に出席させて頂きました。全国的なトンボ生息地減少が懸念されている昨今、何とも有り難い話です。まだ整備案調整中の段階ですが、多くのトンボたちにとっても快適環境としてもらうよう、尽力していきたいと思います。
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by 杉村光俊  at 10:24 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑
イベント情報・お知らせ
トンボ王国のホームページはこちらからどうぞ
www.gakuyukan.com/

催しのご案内

第5回ネーチャーフォト研究会作品発表展示会
内容:自然と生き物大好きメンバー渾身の生物写真64点を、A-3サイズのパネルで紹介。ビーズトンボ額がもらえる人気投票つき。
日時:平成29年4月22日(土)~7月17日(月)。
場所:四万十川学遊館あきついお・多目的ホール。
入場:四万十川学遊館あきついおの入館料が必要。

ピラルクのエサやり
内容:全長2メートルのアマゾン川産ピラルクへの、スリル満点の給餌体験。
場所:四万十川学遊館あきついお・さかな館。
時間:開館日の午後4時~。
対象:入館者先着10名。
参加費:無料。ただし、「四万十川学遊館あきついお」の入館料が必要)。

毎日イベント・ビーズトンボ携帯ストラップ作り&四万十川の蛇紋岩みがき
内容:ビーズで作るトンボ・アクセサリーの携帯ストラップ版(簡素化したデザインで、所要時間約30分)と、磨くほどに輝きを増す四万十川の蛇紋岩みがき(所要時間約30分)。

日高村トンボ観察図鑑ができました
 この春、高知県日高村(高知市の西方、車で30分ほど)より、同村内でこれまでに記録されている73種類のトンボを紹介した標記ガイドブックが発行されました。本体A-5版160ページで、解説を本会の杉村光俊常務理事が担当したご縁で、本会でも販売させて頂いております。実寸大での生体標本画像と、和風の体色解説が大きな特徴です。
四万十川学遊館あきついお売店にて税込み1,000円で販売中、送料360円で郵送も承ります。日高村からの預かり部数は300弱、ご購入を希望される方はお早めお求め下さい。

『中国・四国のトンボ図鑑』 割引頒布について
トンボと自然を考える会の会員の方を対象に割引頒布を実施させて頂いております。
税込み価格3,675円のところ、あきついお四万十川学遊館・売店コーナーでは税込み価格3,150円でお分けさせて頂きます(ご購入の際には、必ず会員証をご提示下さい)。
また、宅配を希望される方は、税・送料込み3,400円とさせて頂きたく、必要額を本会郵便口座(01630-5-35218)にお振込み下さい。1週間ほどでお届けできます。

「ネーチャーフォト研究会」メンバー募集中
トンボと自然を考える会会員、または四万十川学遊館年間パスポート所有者を対象として、トンボ自然公園内で見られるトンボや花などの撮影案内、作品展示会(年1~2回)、研究会会員の撮影技術向上と親睦を深めることを目的とした勉強会等を行います。
撮影されたい動植物の時期や場所の問い合わせへの対応、撮影時のコツ等を職員がアドバイスさせていただきますので、多くの方々のご参加をお待ちしています。
お問い合わせは、トンボと自然を考える会事務局。

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プロフィール

杉村光俊

Author:杉村光俊
1955年高知県中村市(現四万十市)に生まれる。
1985年(社)トンボと自然を考える会常務理事
日本蜻蛉学会会員
トンボ生態写真家

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