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トンボ王国とは

正式名称・四万十市トンボ自然公園。高知県四万十市の自然保護団体・社団法人トンボと自然を考える会が中心となり、1985年より市内田黒池田谷に広がる休耕田を整備した世界初のトンボ保護区。現在の広さは約8.7ヘクタールで現在もナショナル・トラストで用地を拡張中。スイレンやハナショウブなど四季の花咲く大小50余りのトンボ池では、3月下旬から12月にかけて60種以上のトンボが飛び交う。
エリア内にはトンボ1000種を含め、約5000種に上る世界の昆虫標本と、アカメを始めとする120種の四万十川の魚を含め300種5000尾に上る世界の淡水・汽水魚を展示・飼育する「あきついお四万十川学遊館」があり、自然保護区としてだけではなく、観光や学童らの環境学習にも活用されている。
テーマ: 高知(土佐) -  ジャンル: 地域情報
by 杉村光俊  at 12:05 |  トンボ王国最新情報 |   |   |  page top ↑

梅雨真っただ中

 梅雨真っただ中の四万十地方。トンボ王国ではネムノキの花が咲き、ニイニイゼミが鳴き始めました。

  239A4727ネムノキ2020・6・23トンボ王国白ヶ谷 239A4941ノカンゾウ2020・6・2トンボ王国 239A5822ニイニイゼミ2020・6・29トンボ王国
   ネムノキ      ノカンゾウ     ニイニイゼミ

 トンボ達の多くは降り止みを待って活動していますが、モノサシトンボなどは少雨決行です。

  239A4937クロイトトンボ♂2020・6・25 239A4945ショウジョウトンボ♂2020・6・25トンボ王国 239A4988モノサシトンボ連結産卵2020・6・25トンボ王国
   クロイトトンボ♂ショウジョウトンボ♂モノサシトンボ連結産卵

  239A4090マユタテアカネ♂羽化2020・6・19トンボ王国 239A4269ヒメアカネ羽化直後♀2020・6・21トンボ王国・中央 239A5578コフキヒメイトトンボ♀捕食2020・6・28トンボ王国
  マユタテアカネ♂羽化 ヒメアカネ未成熟♀ コフキヒメイト♀捕食

  239A5680マルタンヤンマ産卵飛翔2020・6・28トンボ王国 239A5406コフキトンボ♂摂食飛翔2020・6・26トンボ王国 239A4436ハラビロトンボ♂休眠2020・6・21トンボ王国
   マルタンヤンマ♀ コフキトンボ♂摂食 ハラビロトンボ♂休眠
  
 1990年代初めまで8月上旬まで見られたモートンイトトンボ。個体数減少で一時は6月を待たずに見られなくなっていましたが、生息エリアへのイノシシ柵設置など、懸命の整備作業の甲斐あって近年は6月中旬まで見られるようになっています。今年は6月23日に複数の未成熟個体が確認され、7月1日には待望の成熟1オスの健在が確認でき、1992年以来となる7月に入っての生息確認となりました。

  239A4712モートンイトトンボ未成熟♂2020・6・23トンボ王国白ヶ谷 239A4698モートンイトトンボ未成熟♀2020・6・23トンボ王国白ヶ谷 239A5986モートンイトトンボ♂2020・7・1トンボ王国白ヶ谷
  モートンイトトンボ未成熟♂♀(6月23日)同 成熟♂(7月日)

 梅雨前線に乗ってやってきたウスバキトンボが、そこここで群れ、黒潮町のため池では、ネキトンボが盛んに羽化しています。

  239A4324ウスバキトンボ摂食群飛2020・6・21四万十市鍋島四万十川トンボ池入り口 239A5468ネキトンボ♀羽化2020・6・27黒潮町 239A4124コオニヤンマ♂羽化2020・6・19四万十市具同中組相ノ沢
ウスバキトンボ摂食群飛  ネキトンボ♀羽化  コオニヤンマ♂羽化

 ミナミヤンマ・シーズンも早や終盤を迎えていますが、状況は年々厳しさを増しています。特に、四万十地方で最も分布域が広い淡条翅型メスが全く振るいません。多産地として知られていた黒潮町の産地では昨年オス1頭を見かけただけで、今シーズンは4回の調査にもかかわらず、かすりもしません。県内ではミナミヤンマだけでなく、ムカシトンボやセスジイトトンボ、アオサナエなど、多くの流水性トンボが激減しています。なぜか、ヒメサナエだけはさほどでもありませんが、川幅が広い河川の中流域に下って成長する習性が有利に働いているのかもしれません。また、普段の水量が減って薄暗くなった渓流ではシコクトゲオトンボがよく繁栄しています。

  239A5323ヒメサナエ2020・6・26黒潮町 239A4283ヒメサナエ交尾2020・6・20黒潮町 239A5769シコクトゲオトンボ♂2020・6・29土佐清水市足摺岬
   ヒメサナエ♂    同 交尾     シコクトゲオトンボ♂
  
 多くの渓流性トンボの減少は、温暖化進行に伴う降雨形態の変化に加え、中山間地疲弊による保水力の低下が主要因ではないかと見ています。そんな中、無条翅型ミナミヤンマの生息地として名高い日高村の生息地で去る6月20日と27日の2回、延べ50名を越える住民や行政関係者などが集い、渓流沿いの雑木を大掛かりに伐採しました。渓流に陽光を取り戻し、ムカシトンボの産卵植物育成を図ることなどが主な目的ですが、10年ほど前に実施した同様の作業では、一時2~30頭ほどしか見られなくなっていたミナミヤンマが数年後には同時に100頭近く見られるようになっていたことから、今回の作業による効果の再確認が待たれます。

  239A4204整備作業2020・6・20日高村沖名渋川 239A5503伐採作業2020・6・27日高村沖名渋川 239A5733ミナミヤンマ濃条翅型♀摂食飛翔2020・6・29土佐清水市足摺半島
  渋川トンボ公園での整備作業20日&26日  足摺岬のミナミヤンマ♀

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by 杉村光俊  at 14:03 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑

夏のトンボ躍動

 夏至が近付き、ハンゲショウが色付いたトンボ王国。

  239A3562ハンゲショウ2020・6・15トンボ王国 239A3687アガパンサス2020・6・16トンボ王国 239A2568ヘイケボタル2020・6・10トンボ王国
   ハンゲショウ    アガパンサス    ヘイケボタル

 春のトンボはほぼ姿を消し、初夏のトンボたちがラスト・スパート、早くも真夏から秋にかけて活動するトンボたちの羽化が始まっています。

  239A2723キイロサナエ間歇打水産卵2020・6・10トンボ王国 239A2731キイロサナエ間歇打水産卵2020・6・10トンボ王国 239A3018ウチワヤンマ産卵2020・6・12トンボ王国
      キイロサナエ間歇打水産卵     ウチワヤンマ産卵

  239A1619オオヤマトンボ♂探雌パトロール飛翔2020・6・6トンボ王国 239A1588コフキヒメイトトンボ♂なわばり争い2020・6・6トンボ王国 239A3108コフキヒメイトトンボ交尾2020・6・12トンボ王国
オオヤマトンボ♂探雌飛翔  コフキヒメイトトンボ♂争い&交尾

  239A2270キイトトンボ未成熟♀&ハンゲショウ2020・6・8トンボ王国 239A2332キイトトンボ連結産卵2020・6・9トンボ王国 239A2108オオイトトンボ単独産卵2020・6・8トンボ王国
 キイトトンボ未成熟♀  同 連結産卵  オオイトトンボ単独産卵

  239A2101アジアイトトンボ産卵2020・6・8トンボ王国 239A3224コフキトンボ♂捕食2020・6・13トンボ王国 239A2066クロイトトンボ単独産卵(♂捕殺)2020・6・7トンボ王国
 アジアイトトンボ産卵 コフキトンボ♂捕食 クロイトトンボ単独産卵

  239A3202ホソミイトトンボ夏期型未成熟♂2020・6・13トンボ王国中央 239A3678アキアカネ♂羽化2020・6・16トンボ王国中央 239A2964マルタンヤンマ羽化殻2020・6・12トンボ王国右手湿地保護区
ホソミイト夏期型未成熟♂ アキアカネ♂羽化 マルタンヤンマ羽化殻  

 今はトンボ愛好家垂涎の的と言われるミナミヤンマ・シーズン。濃条翅型から、無条翅型まで、高知県中で優雅な舞が見られます。

  239A1829ミナミヤンマ濃条翅型未成熟♀摂食飛翔2020・6・7土佐清水市足摺半島 239A3878ミナミヤンマ無条翅型未成熟♀摂食飛翔2020・6・17土佐市 239A3881ミナミヤンマ無条翅型半休止成熟♀摂食飛翔2020・6・17土佐市
 ミナミヤンマ濃条翅♀    同 無条翅♀摂食飛翔&休止

 ただ、四国西南部では、温暖化に象徴される気候変動や過疎化に伴う里山の荒廃などから多くの生息地で激減、足摺半島ではアナグマを見つける方が楽なくらいです。ミナミヤンマが見つからない日には、仕方なく?シコクトゲオやヒメサナエに遊んでもらっています。

   239A1811アナグマ2020・6・7土佐清水市足摺半島大戸~松尾間足摺スカイライン 239A1477シコクトゲオトンボ移精2020・6・5四万十市大名鹿 239A3039ヒメサナエ♂2020・6・12黒潮町
    アナグマ    シコクトゲオトンボ移精  ヒメサナエ♂

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by 杉村光俊  at 13:48 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑

初夏から夏へ

 ハナショウブが見頃を迎えたトンボ王国。

  239A9706サツキ2020・5・25トンボ王国あきついお植え込み 239A9757ハナショウブ2020・5・26トンボ王国 239A8607ハナショウブ2020・5・19トンボ王国
 「あきついお」のサツキ      ハナショウブ&スイレン

 春のトンボが姿を消していく中、夏のトンボが羽化を始めています。ただ、初見記録は早春のレコード更新ラッシュが影を潜め、むしろ例年より遅れ気味になってきた感じです。個体数の減少が原因でなければいいのですが…

  239A7182アサヒナカワトンボ橙色翅型♂2020・5・11トンボ王国・本谷奥 239A0305サラサヤンマ♂なわばり飛翔2020・5・29トンボ王国 239A7172サラサヤンマ交尾B2020・5・11トンボ王国
アサヒナカワトンボ橙色翅♂  サラサヤンマ♂なわばり飛翔&交尾

  239A7403ハラビロトンボ♂争い2020・5・12トンボ王国 239A7414ハラビロトンボ交尾2020・5・12トンボ王国 239A7422ハラビロトンボ産卵2020・5・12トンボ王国
 ハラビロトンボ♂争い  同 交尾      同 産卵

  239A8643キイロサナエ♂2020・5・19トンボ王国 239A8310コヤマトンボ♂探雌パトロール2020・5・17トンボ王国 239A9202コヤマトンボ産卵2020・5・22トンボ王国
   キイロサナエ♂ コヤマトンボ♂探雌飛翔  同 産卵

  239A8798ショウジョウトンボ♂&オグラコウホネ2020・5・20トンボ王国 239A9623ショウジョウトンボ産卵2020・5・25トンボ王国 239A9347コフキトンボ♀捕食(クロイトトンボ♀)2020・5・23トンボ王国
 ショウジョウトンボ♂  同 産卵 コフキトンボ♀捕食(クロイト♀)

  239A8242セスジイトトンボ♂2020・5・17トンボ王国池田川 239A0016コフキヒメイトトンボ産卵警護2020・5・27トンボ王国池田川 239A8289モートンイトトンボ産卵2020・5・17トンボ王国白ヶ谷
  セスジイトトンボ♂ コフキヒメイト産卵警護 モートンイト産卵

  239A9186ベニイトトンボ交尾2020・5・22トンボ王国 239A9284ベニイトトンボ単独産卵2020・5・23トンボ王国あきついお裏青桶 239A9492モノサシトンボ交尾2020・5・24トンボ王国
  ベニイトトンボ交尾  同 単独産卵    モノサシトンボ交尾

  239A9609ハグロトンボ未成熟♀2020・5・25トンボ王国 239A0058チョウトンボ同色型未成熟♀2020・5・28トンボ王国 239A9333コシアキトンボ♂縄張り飛翔2020・5・23トンボ王国
 ハグロトンボ未成熟♀ チョウトンボ羽化後♀ コシアキトンボ♂  
 
 変なウイルスの蔓延で、県内のみでの活動を余儀なくされた5月。前半は各種サナエを追いかけ、後半はミナミヤンマの羽化数調査を主体に動きました。温暖化に象徴される気候変動や山林荒廃などで慢性的な水量不足に陥っている県内の渓流、どの種類も減少傾向が否めません。特にかつて年間40棟ほどのミナミヤンマが羽化していた足摺半島の一渓流では、今シーズン5回入って3個の羽化殻を回収しただけという寂しさ。そのうち、足摺岬のミナミヤンマは絶滅してしまうかもしれません。そういえば、足摺畔島でミヤマカワトンボが見られなくなって、もう20年近くになったでしょうか。

  239A7758ヒメクロサナエ交尾2020・5・13梼原町 239A7876アオサナエ♂2020・5・14日高村 239A7889ダビドサナエ産卵2020・5・14日高村
  ヒメクロサナエ交尾  アオサナエ♂    ダビドサナエ産卵

  239A0129ミナミヤンマ♀羽化(排水)2020・5・29土佐清水市足摺半島 239A0224ミナミヤンマ♀羽化2020・5・29土佐清水市足摺半島 239A0232ミナミヤンマ♀羽化・初飛行2020・5・29土佐清水市足摺半島
        ミナミヤンマ♀羽化・排水~初飛行

  239A9092シコクトゲオトンボ♀羽化(休止)2020・5・22土佐清水市足摺半島 239A9116シコクトゲオトンボ♀羽化(翅伸張)2020・5・22土佐清水市足摺半島 239A9129シコクトゲオトンボ♀羽化(完了)2020・5・22土佐清水市足摺半島
        シコクトゲオトンボ♀羽化・休止~完了

  239A0236シコクトゲオトンボ♂2020・5・29四万十市大名鹿 239A9517ベニトンボ♂2020・5・24四万十市小名鹿 239A7249ウスバキトンボ♀2020・5・11四万十市若藤出合
  シコクトゲオトンボ♂  ベニトンボ♂    ウスバキトンボ♀

  239A7700ウスバシロチョウ・パトロール飛翔2020・5・13梼原町 239A7430ニホンアカガエル新生体2020・5・12トンボ王国右手湿地保護区 239A0233アナグマ2020・5・29土佐清水市足摺岬
  ウスバシロチョウ ニホンアカガエル新成体  アナグマ

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by 杉村光俊  at 13:25 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑

12日再オープン

 高知県下の新型コロナ新規感染者は、今日で10日間出ていないとのこと。これを受け、高知県立や高知市内の文化&観光施設は11日(月)から再開するそうです。そこで、当トンボ王国および四万十川学遊館も12日(火)から、とりあえず全国の緊急事態宣言が解除されるまで午前10時~午後4時の開館時間短縮で再オープンすることになりました。コロナ休館を利用して?3日朝から社会勉強の旅に出ていた「館長見習クロ」も9日夜、館から500mほど離れた民家の押し入れで待機、お迎えのスタッフ車で無事帰館しました。

  239A6738コロナ休館看板2020・5・7トンボ王国 239A6739クロ捜索看板2020・5・7トンボ王国あきついお前 239A7073クロ2020・5・10
  駐車禁止のお知らせ  クロ捜索願     帰館したクロ

 先月21日からの休館中は、人を密集させないようにと必要以上の園内情報発信も控えていましたが、この間、人気のナンジャモンジャことヒトツバタゴの花期は終わり、カキツバタも最盛期を過ぎてしまいました。

  239A5543ヒトツバタゴ20205・1トンボ王国 239A5555ヒトツバタゴ2020・5・1トンボ王国 239A6477カキツバタ2020・5・5トンボ王国
    ナンジャモンジャ(ヒトツバタゴ)   カキツバタ  

 春のトンボは終盤戦、あきついお床下のサラサも池田川のキイロサナエも羽化期を終え、コフキヒメイトトンボがスイレンの花に止まる季節を迎えています。

  239A4464サラサヤンマ♀羽化2020・4・26トンボ王国あきついお床下 239A4388サラサヤンマ♂B羽化2020・4・25トンボ王国あきついお床下 239A4543オオヤマトンボ♂羽化2020・4・26トンボ王国
  サラサヤンマ♀羽化  同 ♂羽化    オオヤマトンボ♂羽化

  239A5734キイロサナエ♀羽化連続2020・5・2トンボ王国池田川 239A5779キイロサナエ♀羽化連続(排水)2020・5・2トンボ王国池田川 239A5804キイロサナエ♀羽化連続(処女飛行)2020・5・2トンボ王国
キイロサナエ♀羽化(腹部抜出) 同 (排水) 同 (初飛行)

  239A6545ベニイトトンボ♂羽化2020・5・6トンボ王国あきついお床下ロウ裏青桶 239A4849コフキトンボ未成熟♀2020・4・28トンボ王国 239A6562モートンイトトンボ交尾2020・5・6トンボ王国白ヶ谷
ベニイトトンボ2♂羽化 コフキトンボ未成熟♀ モートンイトトンボ交尾

  239A6641トラフトンボ♂探雌パトロール2020・5・6トンボ王国 239A6764トラフトンボ産卵(卵塊作り)2020・5・7トンボ王国 239A6790コヤマトンボ♂2020・5・7トンボ王国駐車場前池田川
   トラフトンボ♂   同 産卵      コヤマトンボ♂

  239A6928モノサシトンボ半成熟♀&コガクウツギ2020・5・8トンボ王国 239A6947ヤマサナエ半成熟♂2020・5・8トンボ王国 - コピー 239A7030コフキヒメイトトンボ♂&白スイレン2020・5・9トンボ王国
  モノサシトンボ斑成熟♀ ヤマサナエ♂  コフキヒメイトトンボ♂    

 ヒメコウホネ池ではクロイトトンボやオオイトトンボが盛んに潜水産卵を行っています。

  239A6662オオイトトンボ連結産卵(青色型♀)2020・5・6トンボ王国 239A6837オオイトトンボ連結潜水産卵2020・5・7トンボ王国 239A6859クロイトトンボ連結潜水産卵(メダカ付き)2020・5・7トンボ王国
オオイトトンボ連結産卵(青♀) 同 潜水産卵 クロイト連結潜水産卵  

 ムカシトンボはフキ産卵のベストショットを押さえられないまま、四万十市内の撮影シーズが終了してしまいました。

  239A5280ムカシトンボ♂探雌飛翔2020・4・30四万十市竹屋敷掃除谷 239A5928ムカシトンボ産卵(ジャゴケ)2020・5・2四万十市 239A5561ヤマザクラ2020・5・1四万十市住次郎杓子峠
ムカシトンボ♂探雌飛翔  同 産卵(ジャゴケ) 5月のヤマザクラ

 四万十町のグンバイトンボも早々に活動を始めていました。

  239A5811グンバイトンボ♂探雌飛翔2020・5・2四万十町 239A5896グンバイトンボ連結産卵2020・5・2四万十町 239A5851グンバイトンボ連結潜水産卵2020・5・2四万十町
 グンバイトンボ♂探雌飛翔  同 連結産卵  同 潜水産卵
  
 初見レコード更新も引き続いており5月8日がレコードだったヒメサナエが4月30日に、5月10日だったキイトトンボが5月6日に、5月7日だったシコクトゲオトンボは同じ5月7日ながら、少なくとも2~3日以上経過していると推察される古い羽化殻を見つけました。
ミナミヤンマやオジロサナエなど、これから羽化期を迎えるトンボたちの初見記録やいかに。

  239A6339ヒメサナエ♂羽化(腹部抜出)2020・5・5四万十市佐田今成四万十川 239A6372ヒメサナエ♂羽化(排水)2020・5・5四万十市佐田今成四万十川 239A6392ヒメサナエ♂羽化(完了)2020・5・5四万十市佐田今成四万十川
ヒメサナエ♂羽化(腹部抜出) 同 (排水)   同 (完了)

  239A6582キイトトンボ未成熟♂2020・5・6トンボ王国白ヶ谷 239A6810シコクトゲオトンボ羽化殻2020・5・7四万十市大名鹿 239A6889ヤマノイバラ2020・5・8トンボ王国あきついお中庭ビオトープ
 キイトトンボ未成熟♂ シコクトゲオトンボ羽化殻 ヤマノイバラ

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by 杉村光俊  at 14:24 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑

ついに休館

 新型コロナウイルス感染拡大に伴う諸般の事情により、トンボ王国も「四万十川学遊館あきついお」を5月6日まで休館させて頂くこととなりました。

 保護区内はカキツバタが見頃を迎え、スイレンも5品種が咲き始めています。

  239A3822カキツバタ池2020・4・20トンボ王国 239A2929薄ピンク・スイレン2020・4・14トンボ王国 239A2294キムネクマバチ2020・4・8トンボ王国
   カキツバタ池    温帯スイレン   フジとキムネクマバチ

  239A3607アゲハ吸蜜&ノアザミ2020・4・19トンボ王国 239A3160オグラコウホネ2020・4・16トンボ王国 239A2900ムベ2020・4・14トンボ王国右手湿地保護区
   ノアザミとアゲハ  オグラコウホネ    ムベ

 春のトンボは繁殖期真っただ中で、モートンイトトンボやサラサヤンマなど、初夏のトンボの羽化も始まっています。

  239A2147タベサナエ♂2020・4・7トンボ王国 239A2657タベサナエ産卵2020・4・11トンボ王国 239A3319シオヤトンボ産卵2020・4・17トンボ王国・白ヶ谷トリミング
   タベサナエ♂    同 産卵      シオヤトンボ産卵

  239A3147ヨツボシトンボ♂2020・4・16トンボ王国 239A3177トラフトンボ産卵2020・4・16トンボ王国 239A3666オオイトトンボ連結産卵2020・4・19トンボ王国
   ヨツボシトンボ♂  トラフトンボ産卵 オオイトトンボ連結産卵

  239A3787クロスジギンヤンマ♂羽化2020・4・20トンボ王国あきついお中庭ビオトープ 239A3807クロスジギンヤンマ♂羽化・初飛行2020・4・20トンボ王国あきついお中庭ビオトープ・加工 239A3474クロスジギンヤンマ産卵2020・4・18トンボ王国あきついお中庭ビオトープ
    クロスジギンヤンマ♂羽化~処女飛行   同 産卵

  239A3280ヤマサナエ♂羽化(排水)2020・4・17トンボ王国右手湿地保護区 239A3650サラサヤンマ♀羽化2020・4・19トンボ王国あきついお床下 239A3922モートニトトンボ半成熟♂2020・4・21トンボ王国
   ヤマサナエ♂羽化  サラサヤンマ♀羽化 モートンイトトンボ♂  

 これから5月中旬にかけては一年中で一番さわやかな季節、花見散策で来園される方も少なくないのですが、休館に伴い入り口北側の大駐車場も使用できなくなっていますのでご注意下さい。そんなことで、トンボ王国の生きもの情報は当面、本ブログかフェイスブックの画像のみでお楽しみ頂き、コロナ終息後にぜひ入館込みでのご来園を宜しくお願いします。

 なお、四万十地方のムカシトンボですが、南の産地では早くも老熟期となりました。

  239A3216ムカシトンボ♂探雌パトロール飛翔2020・4・16四万十市磯ノ川 239A2958ムカシトンボ産卵(ジャゴケ)2020・4・14三原村江ノ谷 239A2208ムカシトンボ産卵(フキ)2020・4・7四万十市津蔵渕伊豆田伊豆田今大師奥
 ムカシトンボ♂探雌飛翔 同 産卵(ジャゴケ)同 産卵(フキ)

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by 杉村光俊  at 17:15 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑

出し抜かれ続出

 早くもカキツバタが見頃を迎えつつあるトンボ王国。ツツジ山の主役は、フジツツジからオンツツジに変わりました。

  239A1971カキツバタ2020・4・5トンボ王国 239A1282マンカラ・ウボン&ソメイヨシノ2020・3・28トンボ王国 239A1963オンツツジ2020・4・5トンボ王国
   カキツバタ     温帯スイレン    オンツツジ 

  239A1740ノダフジ2020・4・3トンボ王国 239A1661アリアケスミレ2020・4・2トンボ王国 239A1269ミツガシワ2020・3・28トンボ王国
   フジ        アリアケスミレ   ミツガシワ     

 トンボの出現も急ピッチで、その把握に四苦八苦です。イトトンボ類の初見に気を取られているうちにアサヒナカワも、クロスジギンも、シオカラも(多分トラフも…)羽化初見を押さえられませんでした。シオカラもアサヒナカワも羽化後数日経った状態、クロスジギンなど、4月3日になって3月31日の雨に打たれたであろう羽化殻を発見するという情けなさ。

  239A1227ヨツボシトンボ羽化後♀2020・3・28トンボ王国 239A1738シオカラトンボ未成熟♂2020・4・3トンボ王国 239A1950オオイトトンボ未成熟♀2020・4・5トンボ王国
ヨツボシトンボ♀羽化 シオカラトンボ未成熟♂オオイトトンボ未成熟♀

   239A1988アサヒナカワトンボ橙色翅型2020・4・5トンボ王国白ケ谷未成熟♂ 239A1978タベサナエ未成熟♀捕食2020・4・5トンボ王国本谷奥 239A1711クロスジギンヤンマ羽化殻2020・4・3トンボ王国あきついお中庭ビオトープ
アサヒナカワトンボ橙♂ タベサナエ♀捕食クロスジギンヤンマ羽化殻

 保護区内はどこに行ってもシオヤだらけ。産卵も3月下旬」から始まっています。

  239A1976シオヤトンボ未成熟♂♀トンボ王国本谷奥 239A1980シオヤトンボ半成熟♂捕食2020・4・5トンボ王国白ケ谷 239A1248シオヤトンボ産卵2020・3・28トンボ王国
シオヤトンボ未成熟♂♀休止 同 半成熟♂捕食  同 産卵

  239A1589ツマグロヒョウモン♂吸蜜&ニョイスミレ2020・4・1トンボ王国 239A1595ベニシジミ吸蜜&オオジシバリ2020・4・1トンボ王国 239A1264ヒメツチハンミョウ2020・3・28トンボ王国
  ツマグロヒョウモン♂ ベニシジミ     ヒメツチハンミョウ
  
 こうなると、トンボ王国外の状況も気がかりです。案の定、3月25日の日高村ではダビドサナエが大量に羽化中、羽化後軽く2~3日は経過と推定される羽化殻も1個残っていました。

  239A0955ダビドサナエほか生息地2020・3・25日高村 239A0999ダビドサナエ♂羽化2020・3・25日高村 239A1030ダビドサナエ♂羽化2020・3・25日高村
   日高村の谷川         ダビドサナエ♂羽化
  
 4月2日には、最下流のトンボ池で1~2日前に羽化したと思われるアオモンイトトンボ3メスと、羽化を終えたばかりのトラフトンボが1オス1メス。

  239A1667四万十川トンボ池2020・4・2四万十市鍋島四万十川河川敷 239A1691アオモンイトトンボ同色型未成熟♀2020・4・22020・4・2四万十市鍋島四万十川トンボ池 239A1666トラフトンボ♂処女飛行2020・4・2四万十市鍋島四万十川トンボ池
 四万十川トンボ池 アオモンイトトンボ同色♀トラフトンボ♂飛び立ち

 4月4日は、数年前から激減している愛媛県宇和島市のオツネントンボ調査。4ヶ所のため池中、昨年は1ヶ所で単独オス3~4頭と連結産卵1例が見られましたが、今年は2ヶ所で2オスと1オスの計3オスのみ。一番サクラがきれいな池ではホソミオツネンだけでした。北方種ゆえ多分、2001年を最後に8ヶ所の水辺全てから姿を消した高知県宿毛市のオツネンと同様、温暖化の進行が大きく関係しているものと考えられます。
仕方ないので、内子町まで足を延ばしました。ここでは幸い、満開のソメイヨシノの下、10ペアほどの産卵を見ることができました。

  239A1897ホソミオツネントンボ♂2020・4・4愛媛県宇和島市 239A1844オツネントンボ連結産卵2020・4・4愛媛県内子町 239A1865オツネントンボ連結産卵2020・4・4愛媛県内子町
 ホソミオツネントンボ♂    オツネントンボ連結産卵

 周辺の渓流ではクロサナエの羽化が続き、ムカシトンボの産卵が始まっています。

  239A1420クロサナエ♂羽化(排水)2020・3・29三原村江ノ谷 239A0831ムカシトンボ未成熟♀休止2020・3・24四万十市津蔵渕伊豆田今大師奥 239A2077ムカシトンボ産卵痕2020・4・6今大師
   クロサナエ♂羽化 ムカシトンボ未成熟♀ 同 産卵痕(フキ)

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by 杉村光俊  at 19:28 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑

レコード続出

 ソメイヨシノよりスイレンの方が早く咲いてしまったトンボ王国。その他の花々も咲き順がおかしい気がします。花に集まる昆虫たちも何となく落ち着かないようです。

  239A0630あきついお前庭2020・3・23 239A0495メジロ吸蜜&サトザクラ2020・3・22トンボ王国あきついお前庭 239A9689シデコブシ2020・3・15トンボ王国
     玄関前のサトザクラ&メジロ     シデコブシ

  239A9586マンカラ・ウボン2020・3・13トンボ王国    239A0364カキツバタ2020・3・22トンボ王国   239A0367セイヨウシャクナゲ2020・3・22トンボ王国
  マンカラ・ウボン     カキツバタ   セイヨウシャクナゲ

  239A0365フジツツジ2020・3・22トンボ王国 239A9338キタキチョウ吸蜜&フジツツジ2020・3・11トンボ王国隣地 239A0693オンツツジ2020・3・23
     フジツツジ&キタキチョウ吸蜜    オンツツジ

  239A0342ウマノアシガタ2020・3・22トンボ王国 239A0721アリアケスミレ2020・3・23 239A9696ツマキチョウ吸蜜&タネツケバナ2020・3・15トンボ王国ロウ
   ウマノアシガタ   アリアケスミレ  ツマキチョウ♂吸蜜

  239A0253発祥の地2020・3・19トンボ王国 239A9985ビロードツリアブ交尾2020・3・17トンボ王国隣地(中央) 239A9499ニホンキジ2020・3・12トンボ王国
 発祥の池のヤマザクラ ビロードツリアブ交尾  ニホンキジ

 整備作業は、何とかトンボ・シーズンが始まるまでにスイレン抜きを終え、増水やイノシシ被害などで凸凹になってしまった観察道の砂利入れ作業も、もう一息といったところ。

  239A9613観察道砂利入れ2020・3・14トンボ王国 239A9637観察道砂利入れ2020・3・14トンボ王国 239A0380観察道砂利敷き2020・3・22トンボ王国
             観察道の砂利入れ
   
 駐車場前水路のタベサナエは400頭以上も羽化し、シオヤトンボは生殖活動が始まりました。本谷奥の湿地保護区では越冬イトトンボの生殖活動が本番を迎えています。

  239A9656タベサナエ羽化中♀2020・3・15トンボ王国 239A0351アジアイトトンボ未成熟♂捕食2020・3・22トンボ王国 239A0710シオヤトンボ交尾2020・3・23
 タベサナエ♀羽化 アジアイトトンボ未成熟♂捕食 シオヤトンボ交尾

  239A0425ホソミオツネントンボほか生息地2020・3・22トンボ王国本谷奥湿地保護区 239A0428ホソミオツネントンボ♂2020・3・22トンボ王国本谷奥湿地保護区 239A0418ホソミオツネントンボ連結産卵2020・3・22トンボ王国本谷奥湿地保護区
   本谷奥湿保護区  ホソミオツネントンボ♂  同 連結産卵
  
超暖冬の影響でタベサナエとシオヤトンボが2月から羽化を始めてしまったトンボ王国。渓流のトンボも同じで、ムカシトンボが3月13日から、ヒメクロサナエが3月18日から、クロサナエが3月23日から羽化を始めました。全て、全国の初見レコード更新です。この調子だと、ゴールデンウイークには春のトンボが見られなくなっているかもしれません。この先、どうなるのでしょうか…

  239A0466ムカシトンボ♂羽化(ほぼ終了排水)2020・3・22三原村江ノ谷 239A0211ムカシトンボ♀羽化(ほぼ完了)2020・3・18三原村江ノ谷 239A0204ムカシトンボ♂羽化(処女飛行)2020・3・18三原村江ノ谷
  ムカシトンボ♂羽化  同 ♀羽化      同 ♂処女飛行

  239A0129ヒメクロサナエ羽化直後♂2020・3・18三原村江ノ谷 239A0643クロサナエ♂羽化2020・3・23 239A0150ホソミイトトンボほぼ成熟♀2020・3・18三原村江ノ谷
  ヒメクロサナエ♂羽化 クロサナエ♂羽化 ホソミイトトンボ越冬型♀

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タベサナエ羽化最盛

 2月26日という、観察史上最早で羽化が始まったトンボ王国のタベサナエ。9日には30頭以上が羽化するなど、駐車場前水路だけで10日までに80頭ほどが水辺を後にしています。一方、タベサナエから1日遅れの2月27日に2メスが羽化したシオヤトンボは後続が確認できず、3月8日になってようやく3頭目の羽化が確認できました。またメスでした。
 
  239A8565タベサナエ♂羽化連続(排水)2020・3・2トンボ王国・駐車場前水路 239A8495タベサナエ2♂羽化2020・3・2トンボ王国・駐車場前水路 239A8943シオヤトンボ♀羽化2020・3・8トンボ王国駐車場前水路
        タベサナエ♂羽化       シオヤトンボ♀羽化

  239A8992タベサナエ♀羽化連続(裂開)2020・3・9トンボ王国駐車場前水路 239A9004タベサナエ♀羽化連続(肢引き抜き)2020・3・9トンボ王国駐車場前水路 239A9019タベサナエ♀羽化連続(休止)2020・3・9トンボ王国駐車場前水路
タベサナエ♀羽化連続 裂開 肢(あし)引き抜き   休止

  239A9026タベサナエ♀羽化連続(腹部抜出)2020・3・9トンボ王国駐車場前水路ロウ 239A9042タベサナエ♀羽化連続(翅伸張)2020・3・9トンボ王国駐車場前水路 239A9085タベサナエ♀羽化連続(排水)2020・3・9トンボ王国駐車場前水路
   腹部抜出      翅(はね)伸張    排水

 ハクモクレンの花はすでに散り、フジツツジやシハイスミレが見頃、セイヨウシャクナゲの開花が始まるなど、トンボ王国一帯は春色に包まれてきました。

  239A8592右手湿地保護区2010・3・2トンボ王国 239A8961シハイスミレ2020・3・8トンボ王国右手湿地保護区 239A8949セイヨウシャクナゲ2020・3・8トンボ王国
   フジツツジ     シハイスミレ   セイヨウシャクナゲ  

 肝心の整備作業は遅れに遅れていて、ようやくスイレン抜きが一段落、多目的広場の通称ジャブ池で大繁殖していたホテイアオイの大変を除去、目下、カキツバタ池に侵入したマココモ抜きに文字通り汗を流しています。これが終わると、観察道への砂利入れ、ハナショウブの芽踏み付け防止の柵作りなどが待っています。

  239A8872スイレン抜き2020・3・6トンボ王国最奥ピンク・スイレン池 239A8936ホテイアオイ除去2020・3・7トンボ王国多目的広場 239A9135マコモ抜き2020・3・9トンボ王国カキツバタ池
  最奥のスイレン池   ジャブ池      カキツバタ池
  
 トンボのほかの生きものも元気です。

  239A8964ビロードツリアブ2020・3・8トンボ王国右手湿地保護区 239A8746ヒヨドリ2020・3・4トンボ王国 239A8875ダイサギ採餌2020・3・6トンボ王国
   ビロードツリアブ  ヒヨドリ      ダイサギ

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by 杉村光俊  at 13:09 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑

早くも開幕

 早くもフジツツやハクモクレンの花が見頃を迎えたトンボ王国。

  239A8203ハクモクレン2020・2・26トンボ王国 239A7877ニホンミツバチ&セイヨウアブラナ2020・2・19トンボ王国 239A8112フジツツジ2020・2・24トンボ王国
  ハクモクレン セイヨウアブラナ&ニホンミツバチ フジツツジ  

 越冬中の昆虫も活動を再開、ビロードツリアブも飛び始めました。

  239A8084ホソミイトトンボ越冬型♀2020・2・24トンボ王国本谷奥 239A8333ルリタテハ2020・2・27トンボ王国右手湿地保護区 239A8323ビロードツリアブ2020・2・27トンボ王国右手湿地保護区
 ホソミイトトンボ越冬型♀ ルリタテハ    ビロードツリアブ

 事前のヤゴ調査で予想していた通り、当地での観察史上初めて2月にトンボの羽化が見られました。先ず、2月26日午後12時30分頃、タベサナエ1オスの処女飛行を確認、翌27日の午前11時過ぎにはシオヤトンボ2メスが水辺から飛び立ちました。タベサナエはこれまでの羽化最早レコード、2015年に記録された3月8日を10日(うるう年を考慮すれば11日)、シオヤトンボは昨年の3月3日を5日(同じく6日)更新したことになります。
半世紀ほど前なら、クリスマス辺りで赤トンボがいなくなり、タベサナエが早くても3月中旬から羽化してくるというのが常識だったので、オフ・シーズンはざっと2ヶ月半はあったわけです。ところが、誰もが「温暖化の進行」を感じずにはいられなかった今冬、マユタテアカネが1月23日まで頑張っていたので、オフ・シーズは1ヶ月少々という短さとなりました。これから、春のトンボの羽化開始は2月下旬から3月上旬となっていくのでしょうか、それとも氷河時代の生き残りとも言われる春のトンボたちは暑さに耐えられなくなって姿を消してしまうのでしょうか。トンボ好きからすればオフ・シーズンが短くなることは結構なことですが、将来を思うと決して手放しで喜べない記録更新です。

  239A8312シオヤトンボほか羽化場所2020・2・27トンボ王国・駐車場前水路 239A8192タベサナエ羽化殻2020・2・26トンボ王国駐車場前水路 239A8300シオヤトンボ♀羽化2020・2・27トンボ王国・駐車場前水路
   駐車場前水路    タベサナエ羽化殻  シオヤトンボ♀羽化

 トンボ・シーズンが長くなったことと、人手不足が重なって整備作業が遅れに遅れています。明日から3月というのに、手つかずのスイレン池がまだ4個残っています。無論、観察道の補修も2月8日のボランティア作業の日からストップしたままです。12月から1月にかけ、館裏トンボ池のカサスゲ抜きに手を取られたことと、スイレン池の周囲3分の1ほどにイノシシ柵を設置したという事情もありますが…

  239A7814スイレン抜き2020・2・18トンボ王国 239A7974スイレン抜き・2020・2・22トンボ王国 239A8414スイレン抜き2020・2・28トンボ王国ドン深池
      スイレン抜き作業左より2月18日・22日・28日

 スイレン抜き作業に驚いて飛び出してくる魚を捕まえることを覚えた1羽のダイサギ。最近は帰化のアメリカザリガニの駆除も手伝ってくれるようになりました。ザリガニの入ったバケツを見せると、すぐに食事を始めます。というより、ザリガニ集めの時から近くで見ています。まるで、今日のメニューを確認しているようです。

  239A7825ダイサギ2020・2・18トンボ王国  239A7792アメリカザリガニ2020・2・18トンボ王国産  239A7808ダイサギ餌付け2020・2・18トンボ王国
   見つめるダイサギ   集めたザリガニ    まるで動物園?  

 去る23日、新しいガイドブックに載せるため、ムカシヤンマのヤゴ探しで広島県にいってきました。冬ごもり中のアマガエルも起こしてしまいました。

  239A8002ムカシヤンマ生息地2020・2・20広島県尾道市  239A7989ムカシヤンマ終齢幼虫2020・2・20広島県尾道市  239A7997ニホンアマガエル越冬中個体2020・2・20広島県尾道市
   とある林道     ムカシヤンマ終齢幼虫  ニホンアマガエルル


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お知らせ

毎日イベント・ビーズトンボ携帯ストラップ作り&四万十川の蛇紋岩みがき
内容:ビーズで作るトンボ・アクセサリーの携帯ストラップ版(簡素化したデザインで、所要時間約30分)と、磨くほどに輝きを増す四万十川の蛇紋岩みがき(所要時間約30分)。

『中国・四国のトンボ図鑑』 割引頒布について
トンボと自然を考える会の会員の方を対象に割引頒布を実施させて頂いております。
税込み価格3,675円のところ、あきついお四万十川学遊館・売店コーナーでは税込み価格3,150円でお分けさせて頂きます(ご購入の際には、必ず会員証をご提示下さい)。
また、宅配を希望される方は、税・送料込み3,400円とさせて頂きたく、必要額を本会郵便口座(01630-5-35218)にお振込み下さい。1週間ほどでお届けできます。

「ネーチャーフォト研究会」メンバー募集中
トンボと自然を考える会会員、または四万十川学遊館年間パスポート所有者を対象として、トンボ自然公園内で見られるトンボや花などの撮影案内、作品展示会(年1~2回)、研究会会員の撮影技術向上と親睦を深めることを目的とした勉強会等を行います。
撮影されたい動植物の時期や場所の問い合わせへの対応、撮影時のコツ等を職員がアドバイスさせていただきますので、多くの方々のご参加をお待ちしています。
お問い合わせは、トンボと自然を考える会事務局。

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プロフィール

杉村光俊

Author:杉村光俊
1955年高知県中村市(現四万十市)に生まれる。
1985年(社)トンボと自然を考える会常務理事
日本蜻蛉学会会員
トンボ生態写真家

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