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トンボ王国とは

正式名称・四万十市トンボ自然公園。高知県四万十市の自然保護団体・社団法人トンボと自然を考える会が中心となり、1985年より市内田黒池田谷に広がる休耕田を整備した世界初のトンボ保護区。現在の広さは約8.7ヘクタールで現在もナショナル・トラストで用地を拡張中。スイレンやハナショウブなど四季の花咲く大小50余りのトンボ池では、3月下旬から12月にかけて60種以上のトンボが飛び交う。
エリア内にはトンボ1000種を含め、約5000種に上る世界の昆虫標本と、アカメを始めとする120種の四万十川の魚を含め300種5000尾に上る世界の淡水・汽水魚を展示・飼育する「あきついお四万十川学遊館」があり、自然保護区としてだけではなく、観光や学童らの環境学習にも活用されている。
テーマ: 高知(土佐) -  ジャンル: 地域情報
by 杉村光俊  at 12:05 |  トンボ王国最新情報 |   |   |  page top ↑

追われる、春のトンボ観察

 カキツバタが咲き始めたトンボ王国。サクラやフジツツジの花は、もう見納めです。

  _W9A9109フジツツジ2021・3・22トンボ王国 _W9A0169ソメイヨシノ2021・3・29トンボ王国駐車場 _W9A0271カキツバタ2021・3・30トンボ王国
 ヤマザクラ&フジツツジ ソメイヨシノ    カキツバタ

 3月30日、シオカラトンボとオオイトトンボに続き、アオモンイトトンボとショウジョウトンボも当地方として最早記録で姿を見せました。シオヤトンボは、あちらこちらで生殖活動が見られるようになっています。

  _W9A0279アオモンイトトンボ未成熟♂2021・3・30トンボ王国 _W9A0282ショウジョウトンボ未成熟♀2021・3・30トンボ王国隣地放棄田 _W9A0040シオヤトンボ産卵2021・3・29トンボ王国隣地放棄田
 アオモンイト未成熟♂ ショウジョウ未成熟♀ シオヤトンボ産卵

  _W9A0306クロイトトンボ羽化(休止)2021・3・30トンボ王国ロウ _W9A0319クロイトトンボ羽化(翅伸張)2021・3・30トンボ王国 _W9A0339クロイトトンボ羽化(排水)2021・3・30トンボ王国
     クロイトトンボ♀羽化連続(休止・翅伸張・排水)

 とんぼ館中庭ビオトープでは、クロスジギンヤンマとヨツボシトンボの羽化が続いています。

  _W9A9766クロスジギンヤンマ♂羽化2021・3・27トンボ王国あきついお中庭ビオトープ _W9A9379ヨツボシトンボ♂羽化(排水)2021・3・24トンボ王国あきついお・とんぼ館中庭ビオトープ _W9A9437ヨツボシトンボ♀羽化(完了)2021・3・24トンボ王国あきついお・とんぼ館中庭ビオトープ
クロスジギン♂羽化 ヨツボシトンボ♂羽化(排水) 同 ♀羽化(完了)

  _W9A9184ベニシジミ吸蜜&オオジシバリ2021・3・23トンボ王国 _W9A9194コツバメ2021・3・23トンボ王国 _W9A0543.jpg
 ベニシジミ&オオジシバリ コツバメ     ミツガシワ    

 26日、愛媛県のオツネントンボを見てきました。まずまずの数がいて一安心です。

  _W9A9567オツネントンボ移精2021・3・26愛媛県内子町 _W9A9623オツネントンボ交尾2021・3・26愛媛県内子町 _W9A9685オツネントンボ連結産卵2021・3・26愛媛県内子町
  オツネントンボ移精  同 交尾      同 連結産卵

 ムカシトンボも間もなく産卵期。行きつけの渓流ではクロサナエの羽化が最盛期を迎えています。

  _W9A0150ムカシトンボ休止場所2021・3・29四万十市田野川 _W9A0115_W9A0106ムカシトンボ未成熟♂休止2021・3・29四万十市田野川 _W9A0095ムカシトンボ未成熟♀休止2021・3・29四万十市田野川
 ムカシトンボの休憩場所  同 ♂休止    同 ♀休止

  _W9A0470クロサナエ♀♂羽化2021・3・31三原村 _W9A0492ヒメクロサナエ♀羽化2021・3・31三原村 _W9A0516アサヒナカワトンボ橙色翅型♂羽化2021・3・31三原村
クロサナエ♀♂羽化 ヒメクロサナエ♀羽化 アサヒナカワトンボ橙♂羽化  

 風通しがよくなった四万十川トンボ池には、冬越しイトトンボ多数が集まっています。

  _W9A0369ホソミイトトンボ交尾2021・3・30四万十市中村四万十町四万十川トンボ池 _W9A0359ホソミオツネントンボ交尾2021・3・30四万十市中村四万十町四万十川トンボ池 _W9A0360ホソミオツネントンボ連結産卵2021・3・30四万十市中村四万十町四万十川トンボ池
ホソミイトトンボ越冬型交尾 ホソミオツネントンボ交尾 同 連結産卵 

 4月1日、時間切れ覚悟で日高村のダビドサナエ羽化を見に行ってきました。案の定、コンクリートの壁には羽化殻がびっしり。辛うじてオス1頭メス2頭の羽化が見られました。半世紀前には考えられなかった羽化期の前倒しです。温暖化進行下での、ウソのような本当の話。

  _W9A0603ダビドサナエ♀羽化2021・4・1日高村 _W9A0667ダビドサナエ♀羽化2021・4・1日高村 _W9A0626ダビドサナエ♂羽化2021・4・1日高村
   ダビドサナエ♀羽化(腹部抜出&排水) 同 ♂羽化(腹部伸長)

 画像はすべて、クリックすると拡大します。



  
by 杉村光俊  at 17:51 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑

早くもフル回転

 8日から羽化が始まっているトンボ王国のタベサナエ。すでに保護区全域で羽化が見られるようになっていますが、主要スタジオの駐車場前水路の羽化数が伸び悩んでいます。19日までに確認できた羽化殻数はまだ70個足らず。近年は羽化開始から10日ほど経つと最盛期となり、それから数日間は1日50個体ほど飛び立っていくのですが、今シーズンは全部で3ケタに届くかどうか微妙な状況です。5日から6日にかけての大雨による増水で羽化直前のヤゴが流されてしまったのか、あるいは昨夏の高温と少雨が関係しているのか、この先が案じられます。

  _W9A8121タベサナエ♂羽化(裂開)2021・3・16トンボ王国駐車場前水路 _W9A8142タベサナエ♂羽化(休止)2021・3・16トンボ王国駐車場前水路 _W9A8155タベサナエ♂羽化(腹部抜き出し)2021・3・16トンボ王国駐車場前水路
 タベサナエ♂羽化 裂開  同 休止      同 腹部抜出

  _W9A8168タベサナエ♂羽化(翅伸張)2021・3・16トンボ王国駐車場前水路 _W9A8192タベサナエ♂羽化(排水)2021・3・16トンボ王国駐車場前水路 _W9A8216タベサナエ♂羽化(初飛行)2021・3・16トンボ王国駐車場前水路
   同 翅の伸張    同 排水       同 初飛行

 フジツツジやヤマザクラが見頃を迎え、春のチョウも目立ち始めました。

  _W9A7391ホトケノザ2021・3・11トンボ王国駐車場前水路 _W9A8710フジツツジ2021・3・18トンボ王国 _W9A8328スジグロシロチョウ吸蜜&フジツツジ2021・3・17トンボ王国右手湿地保護区
   ホトケノザ     フジツツジ   スジグロシロチョウ吸蜜 

  _W9A8867サトザクラ2021・3・19トンボ王国あきついお植え込み _W9A7944メジロ&オオシマザクラ2021・3・15トンボ王国あきついお植え込み _W9A8717セイヨウシャクナゲ2021・3・18トンボ王国
   サトザクラ     メジロ吸蜜     セイヨウシャクナゲ

  _W9A8859タベサナエ羽化直後♂&シロバナタンポポ2021・3・19トンボ王国 _W9A8931アオキ2021・3・19トンボ王国 _W9A8925タチツボスミレ2021・3・19トンボ王国
シロバナタンポポ&タベサナエ♂ アオキ     タチツボスミレ

  _W9A7752陽光桜2021・3・14トンボ王国 _W9A8338ツマキチョウ♀2021・3・17トンボ王国右手湿地保護区 _W9A8699ダイサギ2021・3・18トンボ王国
   陽光桜       ツマキチョウ♀   ダイサギ

 タベサナエに続きシオヤトンボも次々に羽化していく中、17日にはホソミオツネントンボが早々に産卵を始めました。当地方で3月20日前に産卵を観察したのは史上初。さらに、2013年の3月31日がトンボ王国の初見レコードだったシオカラトンボも19日に1♂が羽化、普通に寒かった冬の後は初夏のような気候が続いている今年の3月、春のトンボたちも翻弄されているかのようです。

  _W9A7170シオヤトンボ羽化直後♂2021・3・10トンボ王国中央 _W9A8588アジアイトトンボ未成熟♂2021・3・17トンボ王国 _W9A7408水田状保護区2021・3・11トンボ王国中央
 シオヤトンボ羽化直後♂ アジアイトトンボ未成熟♂ 湿地保護区

  _W9A8430ホソミオツネントンボ♂2021・3・17トンボ王国・中央 _W9A8433ホソミオツネントンボ連結産卵2021・3・17トンボ王国・中央 _W9A8892シオカラトンボ♂羽化2021・3・19トンボ王国・中央
 ホソミオツネントンボ♂ 同 連結産卵   シオカラトンボ♂羽化
  
 行きつけの渓流でも、ムカシトンボの羽化が昨年と同じ3月13日から始まり、18日までに10個体以上の羽化を確認しています。

  _W9A7469ムカシトンボ♀羽化2021・3・13三原村江ノ谷 _W9A8268ムカシトンボ♂羽化2021・3・16三原村江ノ谷 _W9A8424ムカシトンボ♀羽化2021・3・17三原村江ノ谷
 ムカシトンボ羽化中♀  同 羽化中♂    同 飛び立ち♀

 オマケながら、行きつけの磯は春の顔ぶれです。ちょっと安心…

  _W9A8052磯2021・3・15黒潮町」浮津 _W9A8050タカノハダイ幼魚2021・3・15黒潮町浮津・補正 _W9A7997カゴカキハダイ幼魚2021・3・15黒潮町浮津・補正
   黒潮町の磯     タカノハダイ幼魚  カゴカキダイ幼魚

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by 杉村光俊  at 15:32 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑

開幕

 このまま暖かくなるかと思っていた2月18日、見ごろを迎えていた春の花が雪に埋もれてしまいました。

  0W9A5810積雪2021・2・18トンボ王国 0W9A5808セイヨウアブラナ積雪2021・2・18トンボ王国駐車場前水路 0W9A5819紅白梅積雪2021・2・18トンボ王国
   2月18日の積雪   セイヨウアブラナ  紅白梅

 ただ、その後も春の花は順調に咲き続け、ミナミメダカも流れに向かって群れるように。

  0W9A6053ユキワリイチゲ2021・2・22トンボ王国 0W9A6397シハイスミレ2021・3・3トンボ王国右手湿地保護区 0W9A6339ハクモクレン2021・3・1トンボ王国
   ユキワリイチゲ   シハイスミレ    ハクモクレン

  0W9A6422ミナミメダカ群れ2021・3・3トンボ王国 _W9A6654キタテハ2021・3・6 _W9A6942ビロードツリアブ2021・3・8
   ミナミメダカ    キタテハ      ビロードツリアブ
  
 整備作業も大急ぎで進め、イノシシに荒らされ切っていた観察道もどうにか普通の靴で歩ける程度に修復できました。

  0W9A6127🐗イノシシ荒らし2021・2・24トンボ王国最奥カキツバタ池 0W9A6198イノシシ荒らし修繕2021・2・247トンボ王国WWFジャパン池付近 0W9A6197イノシシ荒らし修繕2021・2・247トンボ王国WWFジャパン池付近
   修繕前       修繕後       観察道

 2月23日には色付き始めた越冬中のホソミイトトンボを確認、3月3日には登攀しかけたタベサナエの羽化前幼虫も発見、昨年の2月26日に次ぐ史上2番目に早い記録も期待されましたが、その後の天気に恵まれず、しかも5日は川の水温を一気に下げてしまう大雨に。結局、午後から気温が上昇した今日、いつもの場所からようやくオス1頭が飛び立ちました。ということで、今年のタベは2015年に並ぶ2位タイ記録に留まり、惜しくも単独記録とはなりませんでした。何はともあれ、また忙しくなります。

  0W9A6093ホソミイトトンボ越冬型♂2021・2・23トンボ王国本谷奥 0W9A6428タベサナエ羽化前終齢幼虫2021・3・3トンボ王国駐車場前水路 _W9A6902タベサナエ♂羽化2021・3・8
ホソミイトトンボ越冬型♂ タベサナエ羽化前幼虫  同 羽化中♂

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by 杉村光俊  at 18:30 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑

春の気配 

 競うように春の花が咲き始めたトンボ王国。いつもの場所で、いつもの生物が動き始めた感じです。

  0W9A5721ニホンミツバチ吸蜜&セイヨウアブラナ2021・2・16トンボ王国 0W9A5800スギナ2021・2・17トンボウ国 0W9A5741紅白梅2021・2・16トンボ王国
セイヨウアブラナ&ニホンミツバチ スギナ   紅白梅

  0W9A5556メジロ吸蜜&紅梅2021・2・12トンボ王国東駐車場隣地 0W9A5803ヨコヅナサシガメ集団越冬2021・2・17トンボ王国 0W9A5365キヌヤナギ2021・2・6トンボ王国
   メジロ吸蜜  ヨコヅナサシガメ集団越冬中  キヌヤナギ

  0W9A5692ユキワリイチゲ2021・2・15トンボ王国 0W9A5796アセビ2021・2・17トンボ王国 0W9A5733ホソミイトトンボ越冬型♂2021・2・16トンボ王国本谷奥
   ユキワリイチゲ   アセビ     ホソミイトトンボ越冬型♂

 イノシシ被害が絶えないながら、ダイサギをお供にスイレン抜き作業も進めています。シーズン開幕も近付いてきました。

  0W9A5373イノシシ荒らし2021・2・6トンボ王国右手湿地保護区 0W9A5631スイレン抜き作業中2021・2・14トンボ王国第5白スイレン池 0W9A5470ダイサギ2021・2・9トンボ王国
   イノシシ荒らし  スイレン抜き作業中   ダイサギ

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by 杉村光俊  at 16:19 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑
イベント情報・お知らせ
トンボ王国のホームページはこちらからどうぞ
www.gakuyukan.com/

お知らせ

毎日イベント・ビーズトンボ携帯ストラップ作り&四万十川の蛇紋岩みがき
内容:ビーズで作るトンボ・アクセサリーの携帯ストラップ版(簡素化したデザインで、所要時間約30分)と、磨くほどに輝きを増す四万十川の蛇紋岩みがき(所要時間約30分)。

『中国・四国のトンボ図鑑』 割引頒布について
トンボと自然を考える会の会員の方を対象に割引頒布を実施させて頂いております。
税込み価格3,675円のところ、あきついお四万十川学遊館・売店コーナーでは税込み価格3,150円でお分けさせて頂きます(ご購入の際には、必ず会員証をご提示下さい)。
また、宅配を希望される方は、税・送料込み3,400円とさせて頂きたく、必要額を本会郵便口座(01630-5-35218)にお振込み下さい。1週間ほどでお届けできます。

「ネーチャーフォト研究会」メンバー募集中
トンボと自然を考える会会員、または四万十川学遊館年間パスポート所有者を対象として、トンボ自然公園内で見られるトンボや花などの撮影案内、作品展示会(年1~2回)、研究会会員の撮影技術向上と親睦を深めることを目的とした勉強会等を行います。
撮影されたい動植物の時期や場所の問い合わせへの対応、撮影時のコツ等を職員がアドバイスさせていただきますので、多くの方々のご参加をお待ちしています。
お問い合わせは、トンボと自然を考える会事務局。

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プロフィール

杉村光俊

Author:杉村光俊
1955年高知県中村市(現四万十市)に生まれる。
1985年(社)トンボと自然を考える会常務理事
日本蜻蛉学会会員
トンボ生態写真家

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